少女小説家とは? わかりやすく解説

少女小説

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/13 15:23 UTC 版)

少女小説(しょうじょしょうせつ)とは、少女読者対象として想定して書かれた小説作品のこと[1][2]児童文学の1ジャンルともされ[1]、英米文学の領域においては家庭小説と呼ばれることが多い[2]少女趣味の小説。日本において少女向けの雑誌・レーベルより発表された作品を指すことが多い。


注釈

  1. ^ ただし少女小説は男性向けライトノベルに比べ、地の文を中心とした小説としての書き方という点で圧倒的に一般文芸に近いものを要求されてきた[5]
  2. ^ 例えば、新本格派ミステリー作家とされることもあるが実質的にはライトノベルの系譜に属する清涼院流水西尾維新日日日らの作品の多くが、一般文芸書として売り出されている。桜庭一樹は一般文芸作品に注力するようになってもライトノベル作品を執筆していたが、『赤朽葉家の伝説』で一般文芸作家としての評価を確立して以降は、ライトノベルの新作を発表していない。
  3. ^ 前述のように古くから少女小説と一般文芸には作家の往来があった[59]

出典

  1. ^ a b "少女小説". 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ). コトバンクより2022年7月2日閲覧
  2. ^ a b 「少女小説」ワンダーランド 2008, p. 6.
  3. ^ 「少女小説」ワンダーランド 2008, p. 22.
  4. ^ 大橋 2014, p. 46.
  5. ^ a b 大橋 2014, p. 49.
  6. ^ a b c 嵯峨 2016, p. 13.
  7. ^ a b c d e 中川 2013, p. 42.
  8. ^ 中川 2013, p. 38.
  9. ^ 「少女小説」ワンダーランド 2008, p. 8.
  10. ^ 嵯峨 2016, p. 14.
  11. ^ 中川 2013, p. 62.
  12. ^ 「少女小説」ワンダーランド 2008, pp. 9–12, 164.
  13. ^ 嵯峨 2016, pp. 13–14.
  14. ^ 中川 2013, pp. 63–64.
  15. ^ a b 「少女小説」ワンダーランド 2008, p. 17.
  16. ^ 嵯峨 2016, pp. 13–15.
  17. ^ a b 「少女小説」ワンダーランド 2008, p. 19.
  18. ^ 嵯峨 2016, p. 15.
  19. ^ 中川 2013, pp. 77–79.
  20. ^ 今田絵里香 『「少女」の社会史』 勁草書房、2007年。ISBN 978-4326648788
  21. ^ 「少女小説」ワンダーランド 2008, pp. 19–20.
  22. ^ 中川 2013, pp. 106–111.
  23. ^ 嵯峨 2016, p. 16.
  24. ^ 中川 2013, p. 111.
  25. ^ a b 「少女小説」ワンダーランド 2008, p. 21.
  26. ^ 「少女小説」ワンダーランド 2008, p. 76.
  27. ^ 嵯峨 2016, p. 17.
  28. ^ 嵯峨 2016, pp. 24–26.
  29. ^ 「少女小説」ワンダーランド 2008, pp. 76–77.
  30. ^ 嵯峨 2016, p. 30.
  31. ^ 「少女小説」ワンダーランド 2008, pp. 21–22.
  32. ^ 嵯峨 2016, pp. 31–34.
  33. ^ a b 嵯峨 2016, p. 33.
  34. ^ 嵯峨 2016, pp. 42, 47.
  35. ^ a b 嵯峨 2016, p. 34.
  36. ^ 「少女小説」ワンダーランド 2008, pp. 163–164.
  37. ^ 嵯峨 2016, pp. 31–36.
  38. ^ 「少女小説」ワンダーランド 2008, pp. 78–80, 167–168.
  39. ^ 嵯峨 2016, pp. 33–34.
  40. ^ 「少女小説」ワンダーランド 2008, pp. 167–168.
  41. ^ 嵯峨 2016, pp. 42–46.
  42. ^ a b 「少女小説」ワンダーランド 2008, p. 164.
  43. ^ 嵯峨 2016, p. 64.
  44. ^ 嵯峨 2016, pp. 67, 73, 84–85, 86.
  45. ^ 「少女小説」ワンダーランド 2008, pp. 164, 166.
  46. ^ 嵯峨 2016, pp. 65–73.
  47. ^ 花井 2005, p. 205.
  48. ^ 嵯峨 2016, p. 106.
  49. ^ 「少女小説」ワンダーランド 2008, p. 22,164.
  50. ^ 嵯峨 2016, p. 107.
  51. ^ 嵯峨 2016, pp. 109, 111.
  52. ^ 嵯峨 2016, p. 111.
  53. ^ 「少女小説」ワンダーランド 2008, p. 159.
  54. ^ 嵯峨 2016, pp. 130–134.
  55. ^ 「少女小説」ワンダーランド 2008, pp. 22, 159–160, 164.
  56. ^ 嵯峨 2016, pp. 134–149.
  57. ^ 嵯峨 2016, pp. 189–191, 192–194.
  58. ^ 津原泰水ツイッターアカウント2015年11月23日投稿”. 2020年5月21日閲覧。
  59. ^ 大橋 2014, p. 48.


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少女小説家

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少女小説」の記事における「少女小説家」の解説

少女小説執筆する作家を少女小説家(しょうじょしょうせつか)と呼び習わすようになったのは氷室冴子であると言われる。 やがて広く使われるようになったが、津原やすみ津原泰水)は後年、少女小説家と呼ばれることに対して名乗ったことはない」と否定的に発言している。

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