審査概要とは? わかりやすく解説

審査概要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/15 14:02 UTC 版)

九六式重迫撃砲」の記事における「審査概要」の解説

昭和7年(1932年)の第一次上海事変において陸軍保有する十四年式重迫撃砲海軍譲渡されたことを受けて陸軍技術本部昭和8年(1933年)10月にその代替兵器の開発及び迫撃砲統一見地から現制重迫撃砲よりも威力大き重迫撃砲研究を部案として決定した。新重迫撃砲研究方針口径305mmで最大射程約4,000m、放列重量12t移動は2車に分割して自動車により牽引されるというものであった昭和8年10月設計着手昭和9年(1934年)4月大阪砲兵工廠試作注文行った昭和11年(1936年)1月より竣工試験開始し4月修正機能試験結果機能並びに抗堪性は十分と認められた。5月から6月にかけて弾道性試験及び運行試験実施し若干修正行った8月陸軍重砲兵学校試験委託した結果本砲は実用に適するとの判決得た試験受けて更に若干修正行い昭和11年北満冬季試験供試し、運動並びに射撃対す各部の機能良好かつ極寒地での実用に適するとの評価得た。更に昭和12年(1937年)の日中戦争勃発受けて本砲は上海付近戦闘投入され更なる修正実施した。なお試験要した費用試製45,000円、竣工試験及び改修費7,500円修正機能試験及び改修費7,500円弾道試験費3,000円、運行試験費2,000円、実用試験費3,000円の合計68,000であった。 以上をもって本砲は実用に値する認められ昭和13年(1938年)7月29日に仮制式上申した

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審査概要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/15 14:00 UTC 版)

十四年式重迫撃砲」の記事における「審査概要」の解説

本砲は大正9年(1920年)7月20日付参第398研究方針により射程500~2,000m・砲弾炸薬量40kg以上で大なる破壊力有し運動性野戦重砲同様の重迫撃砲として開発開始された。同研究方針に基づき大正10年(1921年)3月9日甲第80号により重迫撃砲設計要領書上申し同月21日陸普第4142号をもって陸軍技術本部対し試製審査下命された。重迫撃砲設計当たっては以下のような目標立てられた。 口径は274mm。 射程は最低500m最大2,000m。 砲弾重量は約120kg。 炸薬量は40kg以上。 方向射界左右10度以上、高低射界は+45度~+80度。 分解時の各部重量は2,500kg以下。 砲各部設計要領次のようなものである砲身施条有し薬莢用いる。閉鎖機式とし駐退機水圧式復座機発条式とする。砲架簡易な高低照準器有し射撃には基面の広い砲床を用い方式とする。運動性砲身と砲床に分割して車輪付け砲身車及び砲床車として運搬するものとした。 これに基づき主要部設計し大正10年10月大阪砲兵工廠対し細部設計試作砲の注文が行われた。試作砲は翌大正11年(1922年)11月竣工し同月長田演習場竣工試験実施した試験に基づく修正加え大正12年(1923年)4月伊良湖試験場において機能試験実施し機能概ね良好であると認められた。同年12月に同試験場において弾道性及び弾丸効力試験実施し迫撃砲としては鮮度及び弾道性良好であると認められた。また弾丸効力についてもベトン対し相当大なる効力有することが認められた。なお試験消費され砲弾は填砂弾250発、填59発の合計309であった大正13年(1924年)12月には陸軍重砲兵学校要員からなる試験隊を編成し実用試験実施した試験では自動車牽引により浜松から気賀三ヶ日経て本坂峠を超えて豊橋に至る50km道のり2日かけて移動し高師原において塹壕内の各種運用など野外における実用試験実施した試験結果実用性良好認められこれをもって大正14年8月に仮制式として制定上申した

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審査概要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/01 21:02 UTC 版)

九四式七糎戦車砲」の記事における「審査概要」の解説

陸軍技術本部では1932年昭和7年7月30日付の陸密第261審査命令に基づき開発中試製重戦車装備する目的1933年昭和8年4月より本砲の設計着手した試作砲は同年12月完成し1934年昭和9年3月より弾道試験及び機能抗堪試験実施した同年9月には試製重戦車搭載して試験実施した結果機能良好かつ効力十分にして所期性能満たすものと認められた。11月より戦車第2連隊依託し12月から翌年2月にかけて満州において実用試験実施した。 以上をもって本砲は重戦車装備火砲として適当であると認められ1935年昭和10年3月に仮制式上申した

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 15:18 UTC 版)

九四式三十七粍戦車砲」の記事における「審査概要」の解説

陸軍技術本部昭和7年(1932年)3月30日付の陸密第261審査命令に基づき開発中試製重戦車(後の九五式重戦車)に装備する目的で、主砲である九四式七糎戦車砲と共に昭和8年(1933年)4月より本砲の設計着手した試製砲は同年12月完成し竣工試験実施した昭和9年(1934年)3月には弾道性並びに機能抗堪試験実施した同年5月には竣工したばかりの試製小型戦車搭載して射撃並びに運行試験実施し同年9月には試製重戦車搭載して機能抗堪試験実施した。以上の試験成績から本砲の実用性は十分であり性能もまた所期要求満たしていると認められ結果同年11月戦車第二連隊実用試験依託し同年12月から翌昭和10年(1935年)2月にかけて満州において実用試験実施した。 以上をもって本砲は重戦車装備火砲として適当であると認められ昭和10年3月に仮制式上申された。

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