機能試験とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 業界用語 > FA用語 > 機能試験の意味・解説 

機能テスト

(機能試験 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/11 17:01 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

機能テスト (: functional testing)は、品質保証(QA)プロセス[1]であり、テスト対象のソフトウェアの構成要素の仕様に基づいてテストケースを作成する一種のブラックボックステストである。機能は、入力を行って得られる出力を調べることでテストされ、内部プログラム構造は考慮されない(そのためホワイトボックステストとは異なる)[2]。 機能テストは、システムや構成要素の指定された機能要件への準拠を評価するために実施される[3]

機能テストはブラックボックステストの一種であるため、ソフトウェアの内部動作を知らなくても、ソフトウェアの機能をテストできる。これは、テスターがプログラミング言語やソフトウェアの実装方法を知る必要がないことを意味する。テスターはソフトウェアの開発には関与していないため、テストにおける開発者のバイアス(または確証バイアス)が減少するのは良い点である[4]

機能テストは、モジュールまたはクラスの関数(メソッド)をテストすることを意味するわけではない。機能テストは、システム全体の機能の一部をテストするものである。

機能テストはシステムテストとは異なる。機能テストでは「設計ドキュメントや設計仕様に基づいてプログラムの確認を行う」仕組みであるのに対し、システムテストは「公開されているユーザー要件、システム要件に準拠しているかを検証する」仕組みである[5]

種類

機能テストには多くの種類がある: [2]

6つのステップ

機能テストには通常、6つのステップが含まれる[要出典]

  1. ソフトウェアが実行することが期待される機能の識別
  2. 機能の仕様に基づいた入力データの作成
  3. 機能の仕様に基づく出力の決定
  4. テストケースの実行
  5. 実際の出力と期待される出力の比較
  6. アプリケーションが顧客のニーズどおりに機能するかどうかの確認

関連項目

脚注

  1. ^ Prasad, Dr. K.V.K.K. (2008) ISTQB Certification Study Guide, Wiley, ISBN 978-81-7722-711-6, p. vi
  2. ^ a b Kaner, Falk, Nguyen. Testing Computer Software. Wiley Computer Publishing, 1999, p. 42. ISBN 0-471-35846-0.
  3. ^ ISO/IEC/IEEE International Standard - Systems and software engineering. ISO/IEC/IEEE 24765:2010(E). (2010). pp. vol., no., pp.1–418, 15 Dec. 2010 
  4. ^ Calikli (2010年9月19日). “Confirmation Bias in Software Development and Testing: An Analysis of the Effects of Company Size, Experience and Reasoning Skills”. 2020年12月21日閲覧。
  5. ^ Kaner, Falk, Nguyen 1999, p. 52

機能試験

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/13 14:06 UTC 版)

船舶局」の記事における「機能試験」の解説

無線局運用規則第8条の22項により、遭難自動通報局の機能試験については、他の種別の無線局無線設備であっても適用されるので、EPIRB又はSART搭載する場合は機能試験を実施しなければならない

※この「機能試験」の解説は、「船舶局」の解説の一部です。
「機能試験」を含む「船舶局」の記事については、「船舶局」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「機能試験」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「機能試験」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「機能試験」の関連用語

機能試験のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



機能試験のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
オムロン株式会社オムロン株式会社
© Copyright OMRON Corporation 1996-2025. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの機能テスト (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの船舶局 (改訂履歴)、ソフトウェアテスト (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS