復座機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 02:10 UTC 版)
復座機側のシリンダーは筒状の圧力タンクであり、駐退機とは作動油の流路を介して繋がっている。復座機のシリンダー内には不活性ガスが充填されており、砲身の後座に伴って作動油が流入すればガスが空気ばねとして働くことになる。砲身が停止したあと、それまで圧縮されていたガスは作動油を駐退機のシリンダーへと押し戻し、作動油の抵抗によって砲身がゆっくりと復座する。 発射時に砲身が受けた後方への衝撃的な力が、時間を引き延ばした形でゆっくり地面に伝えられるとともに、作動油が漏孔を通るときの摩擦熱や圧縮ガスの発熱などに変換されて減衰することになる。 駐退用の緩和材料に、上述の通り初期にはばねを用いたがM1897 75mm野砲において液体が用いられた。液体にはグリセリン、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}オレオナフタ[要説明]などが用いられる。
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