優れた設計思想とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 優れた設計思想の意味・解説 

優れた設計思想

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 04:15 UTC 版)

迫撃砲」の記事における「優れた設計思想」の解説

冒頭述べたように、砲口初速低く抑えた上で射撃時の反動地面吸収させるという点が、他の火砲異なる最も重要な特徴であり、大きな仰角をとって射撃するのはこのためである。 通常の火砲は、抵抗をかけながら砲身後座スライド)させることで発射時の反動緩衝する「駐退機」、後座させた砲身を元の位置へ戻す「復座機」、砲の俯仰円滑にするため砲身バランスをとる「平衡機」、装薬燃焼ガス薬室から漏出するのを防ぐ「閉鎖機」、及びこれらの機構砲身含めた大きな重量支持するための堅牢な「揺」・「砲架」などが必要である。(右の画像参照迫撃砲は、前述反動吸収方式によって駐退復座機省略または簡素化できるため、同口径榴弾砲比べ極めて軽量かつコンパクトに収まる。加えて、低い初速各部強度抑えることを可能にし、それだけ砲身肉厚薄くするなど、軽量小型化寄与する砲身軽く俯仰仕組みシンプルなため、平衡機不要である。 また、後装式火砲装薬爆発生じ高圧燃焼ガス密閉するため砲尾に耐圧気密構造閉鎖機構設けるが、弾薬装填するためには容易に開閉できねばならず、これらを相反する機能両立させる必要があるこのため閉鎖機の製作には高い工作精度要求されるが、砲口装填式前装式)の迫撃砲閉鎖機不要短期間かつ安価に製造できる砲弾砲身内へ滑り落とすだけの落発式によるため速射能力高く迫撃砲はこれらの優れた着想組み合わせた画期的な火砲である。 なお、車載型迫撃砲では車輌サスペンション与え衝撃疲労軽減するため簡易的駐退復座機をもつ場合がある。大口もしくは長砲身迫撃砲でも同様。また、後装式場合当然に閉鎖機設けられる

※この「優れた設計思想」の解説は、「迫撃砲」の解説の一部です。
「優れた設計思想」を含む「迫撃砲」の記事については、「迫撃砲」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「優れた設計思想」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「優れた設計思想」の関連用語

優れた設計思想のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



優れた設計思想のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの迫撃砲 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS