こどものじょうけい〔こどものジヤウケイ〕【子供の情景】
ヘラー:子供の情景
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ヘラー:子供の情景 | Scènes d'enfants Op.124 | 出版年: 1868年 初版出版地/出版社: Maho 献呈先: 不詳 |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例 | |
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1 | イ長調 Andantino, con molto espressione | No Data | No Image |
2 | イ長調 Allegro vivo | No Data | No Image |
3 | ニ短調 Allegro assai | No Data | No Image |
4 | ヘ長調 Allegretto | No Data | No Image |
5 | 変ロ長調 Allegretto con moto | No Data | No Image |
6 | 変ロ長調 Andante quasi Allegretto | No Data | No Image |
7 | ト長調 Lento | No Data | No Image |
8 | ハ長調 Allegro assai | No Data | No Image |
9 | ヘ短調 Lento | No Data | No Image |
10 | ヘ長調 Allegro | No Data | No Image |
作品解説
シューマン作品を題材としたヘラーの作品は少なくないが、本作品も13曲からなるシューマンの小品集《子どもの情景》Op.15 (Braitkopf & Hartel, 1839)と同じタイトルを持つ。だが、ヘラーの響きはむしろ後年のドビュッシー(1862-1918)を思わせる(たとえばヘ長調の第3番)。ヘラー作品の普及に努めたパリ音楽院教授マルモンテルやル・クペを介して、ヘラーの音楽は次世代フランスの音楽家たちに少なからぬ影響を与えた可能性が高い。
シューマン:子供の情景
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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シューマン:子供の情景 | Kinderszenen Op.15 | 作曲年: 1838年 出版年: 1839年 初版出版地/出版社: Breitkopf & Härtel |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例 | |
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1 | 見知らぬ国 "Von fremden Landern und Menchen" | 1分30秒 | |
2 | 不思議なお話 "Curiose Geschichte" | 1分00秒 | |
3 | 鬼ごっこ "Hasche-Mann" | 0分30秒 | |
4 | ねだる子供 "Bittendes Kind" | 0分50秒 | |
5 | 満足 "Gluskes genug" | 0分40秒 | |
6 | 重大な出来事 "Wichtige Begebeheit" | 1分00秒 | |
7 | トロイメライ "Traumerai" | 2分30秒 | |
8 | 炉端で "Am Camin" | 0分50秒 | |
9 | 木馬の騎士 "Ritter vom Steckenpferd" | 0分40秒 | |
10 | むきになって "Fast zu ernst" | 1分30秒 | |
11 | こわがらせ "Furchtenmachen" | 1分50秒 | |
12 | 眠っている子供 "Kind im Einschlummern" | 2分00秒 | |
13 | 詩人のお話 "Der Dichter spricht" | 2分30秒 |
作品解説
(全13曲)
この曲集は‘子供の’というタイトルがついているが、必ずしも子供が簡単に演奏できるといった曲ではなく、大人が見た子供の日常の様子を精密に綴ったもので、シューマンの描写力と表現力の並々ならぬ才能が発揮された傑作の筆頭である。どの曲も複雑な音型はないため子供が演奏することもあるが、各曲の要求する内容を表現するには、極めて高度な表現力が要求される。
1.「見知らぬ国」 / "Von fremden Landern und Menchen"
行ったことのない国のお話しに耳を傾ける子供。異国への憧れが幻想的に描かれている。
2. 「不思議なお話」 / "Curiose Geschichte"
これは、リズミカルで元気のよいお話。子供の興味をかきたてている様子が窺える。
3.「鬼ごっこ」 / "Hasche-Mann"
鬼ごっこをして走り回る、活発な子供たち。
4.「ねだる子供」 / "Bittendes Kind"
5.「満足」 / "Gluskes genug"
6.「重大な出来事」 / "Wichtige Begebeheit"
7.「トロイメライ」 / "Traumerai"
8.「炉端で」 / "Am Camin"
9.「木馬の騎士」 / "Ritter vom Steckenpferd"
10.「むきになって」 / "Fast zu ernst"
11.「こわがらせ」 / "Furchtenmachen"
12.「眠っている子供」 / "Kind im Einschlummern"
13.「詩人のお話」 / "Der Dichter spricht"
子供の夢の世界が、ゆっくりと広がってゆく。途中、詩人がレチタティーボで登場し、「見知らぬ国」のお話をそっとしてくれる。
モンポウ:子供の情景
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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モンポウ:子供の情景 | Scenes d'enfants | 作曲年: 1915-18年 出版年: 1921年 初版出版地/出版社: Senart |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例 | |
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1 | 街路での叫び "Cris dans la rue" | 1分30秒 | No Image |
2 | 浜辺の遊び "Jeux sur la plage" | 1分30秒 | No Image |
3 | 遊び "Jeu" | 1分30秒 | No Image |
4 | 遊び "Jeu" | 2分00秒 | No Image |
5 | 庭のおとめたち "Jeunes filles au jardin" | 3分00秒 | No Image |
作品解説
1915年から1918年にかけて作曲され、親友のマヌエル・ブランカフォルトに献呈された。子供らしいまっすぐで繊細な心模様が、シンプルな書法と澄み切った音色、デリケートな和声をもってうまく表現されている。フランスの音楽評論家エミール・ヴュイエルモーズはこの曲をもって、モンポウを「ドビュッシーの後継者」として高く評価した。演奏標準時間は約9分30秒、全曲通して奏されるのが一般的。
1.街路での叫び / No.1 "Cris dans la rue":調号、拍子記号はかかれていないが、ハ長調、4分の3拍子。左手には小節線がほとんどかかれていない。「楽しく」。冒頭から平行音程による響きが明るく響く。この響きは曲の途中でも印象的な響きをもたらしている。途中には〈商人の娘〉という美しく優しい民謡が用いられている。これは再び終曲にもあらわれる。
2.浜辺の遊び / No.2 "Jeux sur la plage":エオリア旋法、4分の3拍子。「生き生きした」。冒頭のCri(叫び声)と記された不協和音は、子供たちのはしゃぐような笑い声を描写しているようだ。繰り返される単調なリズムは、夢中になって繰り返し遊ぶ子供たちの姿を思わせる。長音で記された音符が曲のテンポを静かに支えている。
3.遊び / No.3 "Jeu":8分の6拍子、嬰ト音からのエオリア旋法風、「生き生きした」。Cri(叫び声)と記された冒頭部は、不安を誘うような増4度音程からはじまる。左手で繰り返される4分音符とともに、右手で円を描くように音楽は進む。トレ・ヴィフ「とても生き生きした」では、左手によって拍子感が変化し、それによって再び静かな「叫び声」へと導かれていく。
4.遊び / No.4 "Jeu":調号、拍子はかかれていないが、およそホ短調、8分の3拍子。冒頭のCriは「口笛」を表している。減5度の響きが不安に響いた後、乱れる心のような音型が「生き生きと」奏される。この口笛の部分と「生き生きと」奏される部分が対照的に配置されている。中間部は悲しげな歌が静かに奏される。テヌートの部分は問いかけるように、悲しげに。
5.庭のおとめたち / No.5 "Jeunes filles au jardin":調号はないが、およそホ短調。拍子は4分の3拍子にはじまり、細かな変化をみせる。ゆったりした曲調は子供というよりどこか大人びたおとめたちを想像させる。繊細で優しく、穏やかで暖かい曲の雰囲気が魅力的だが、その中で駆け上がっては降りる華やかな響きが映える。一曲目で用いられた民謡〈商人の娘〉が再びきかれる。
子供の情景
子供の情景
子供の情景
子供の情景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/07 09:09 UTC 版)
『子供の情景』(こどものじょうけい、ドイツ語: Kinderszenen)作品15は、ロベルト・シューマンが作曲したピアノ曲の代表作のひとつ。特に第7曲『トロイメライ』は名高い。
- 1 子供の情景とは
- 2 子供の情景の概要
固有名詞の分類
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