ワルキューレ (楽劇)
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『ヴァルキューレ』(ドイツ語: Die Walküre)は、リヒャルト・ワーグナーが1856年に作曲し、1870年に初演した楽劇[注 1]。台本も作曲者による。『ワルキューレ』の表記もある[1]。ワーグナーの代表作である舞台祝祭劇『ニーベルングの指環』四部作の2作目に当たる。
注釈
- ^ ワーグナー自身はこの4部作を「舞台祝祭劇」(Bühnenfestspiel)としており、「楽劇」(musik drama)と呼ばれることには異議を唱えていた。
出典
- ^ 項目表記については、典拠とした日本ワーグナー協会監修による白水社本や音楽之友社本(参考図書の節参照)に従い「ヴァルキューレ」とした。
- ^ 出典のCD解説では「55歳」とするが、リストは1811年生まれであり、45歳の誤りであろう。
- ^ バイロイト祝祭劇場では、第1ヴァイオリンが向かって右、第2ヴァイオリンが左と、通常とは逆に配置される。
- ^ ただし、歌は交互で、二人の声が重なることはない。
- ^ ちなみにチャイコフスキーは、この部分を「偉大で驚くべき描写」「実際に魔法の馬を駆って雷鳴と稲妻のただなかを飛んで行く光景が眼前に展開する」と絶賛しているが、作り物でしかない劇の音楽として演奏されると音楽のもつ表現力のすべてが失われてしまうとして否定的であった。(『大作曲家は語る』p.126)
- ^ ヴォータンは「契約」を司る神であり、手放した指環を自ら改めて奪い返すことは許されない。
- ^ ヴェルゼはヴァル(戦場)から、ヴォルフェはヴォルフ(狼)からとられており、これに対してフンディングはフント(犬)からとられていて、対比される。
- ^ 「オレステイア」三部作の第2部に当たる。
- ^ 『いばら姫』は『エッダ』に由来している。
- ^ ナショナルスチームアイロンHiプレス「東シワ海」昭和60年(1985年)制作【パナソニック公式】
- 1 ワルキューレ (楽劇)とは
- 2 ワルキューレ (楽劇)の概要
- 3 編成
- 4 構成
- 5 物語
- 6 音楽
- 7 配役及び演出について
- 8 影響
- 9 脚注
「ワルキューレ (楽劇)」の例文・使い方・用例・文例
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