売場の特徴
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梅田本店は 〽しあわせをつつむグリーンのクローバー… のコマーシャル・ソング(作詞:野坂昭如 作曲:いずみたく)が流れていた頃は、「おおさか・うめだ・いちばんち(大阪市北区梅田一番地)」に所在していたが、当該地区の住居表示実施に伴い梅田一丁目13番13号となり、歌入りのバージョンはCMでは使われなくなくなり、歌を省略したインスト版に差し替えられた。2006年(平成18年)現在でも不動産登記上の地番は1番地であるので、土地としては大阪市北区梅田一丁目1番地の地番の土地上に建っている。 地下食料品売り場(デパ地下)は充実しており、梅田本店の売り上げの半数近くを占め、「食の阪神」と評される。2015年から続く建て替えの際に対しても、食の強化を目指している。このことから梅田界隈では『高級派の阪急百貨店』、『庶民派の阪神百貨店』に二分されている。ファッションに強みを持ち高級路線の阪急百貨店との違いを打ち出すことで同じグループの隣接する店舗同士の棲み分けが図られている。ちなみに、阪神百貨店で有名な鮮魚コーナーとさかな屋の寿司を経営している会社は、株式会社阪神髭定である。 旧店舗時代の2011年に、30-40歳代の女性向けのブランドを新規導入するなど衣料・雑貨売場の改装を行い、OL向けの売上確保や新たな顧客層の開拓も目指している。 かつては5階に、百貨店としては珍しい高級オーディオ専門コーナー「オーディオファイル」が設けられていたが、2009年(平成21年)3月3日に閉鎖された。6階には松下電器(現在のパナソニック)のショールーム「アクセス」(後の「梅田阪神ナショナルショウルーム」)が1テナントとして構えていた時期もあり、MBSラジオの土曜深夜番組「ハローナショナルショールーム」や「文珍のアクセス塾」の公開録音が行われていたが、2000年9月14日に閉館された。 スナックパークとフードテリア 梅田本店地下1階の「スナックパーク」は、1957年の百貨店開店当時、「おやつセンター」としてスタート。 開店当時から続く有名ないか焼きをはじめ、ちょぼ焼き(たこ焼きの元祖といわれている)、野菜焼(キャベツ焼き)、えきそば(姫路駅名物の黄そば)、カレーライス、寿司、麺類などを販売している。 早い・安い・旨いをコンセプトにしたフードコートで、立ち食い席とセルフサービスがスナックパークの特徴であり、着席とテーブルサービスが特徴のレストラン街とは開店当初から棲み分けが図られている。新装開店した現在でも根強い人気がある。 梅田本店の建て替え工事に伴い、2015年(平成27年)2月17日にスナックパークは一旦営業を終了したが、いか焼きなど一部店舗は食料品売り場内へ移転し、持ち帰り専門店として営業を継続していた。 2018年(平成30年)6月1日の大阪梅田ツインタワーズ・サウス(I期棟)開業に伴い、スナックパークは新阪急ビルがあった場所の地下1階にて復活した。 他に地下2階の阪神梅田駅コンコース脇には、各種飲食店が並ぶ「フードテリア」(PiTaPa・iDが利用可能)もあった。梅田本店の建て替え工事に伴い、2014年(平成26年)3月31日にフードテリアが営業を終了した。 阪神タイガースショップ 梅田本店8階には阪神タイガースショップがあり、阪神タイガース公認のグッズ等が販売されている。 年始には選手直筆サイン入りグッズが入ったタイガース福袋を販売している。新店舗でも阪神タイガースショップは設けられてはいるが、店舗面積は旧店舗と比べて縮小されている。 ふるさと名産コーナー かつて梅田本店の地下通路では、全国各地の名産販売店が集まる「ふるさと名産」が営業していた。実際には現地を訪れていなくても、現地の土産を買うことが出来たことから「アリバイ横丁」の愛称があった。 戦後の混乱状況を変えるため、1951年に「全国銘菓名物街」としてオープンしたが、従業員の高齢化などで閉店が相次いだほか、梅田本店の建替えによる地下通路拡幅工事に伴い2014年3月29日に全て閉店。63年の歴史に幕を閉じた。 円形ホール 梅田阪神ビルディング(後の大阪神ビルの東側部分)の完成当初から存在していた円形の施設で1階と2階にあり、大理石の壁や床にはアンモナイトなどの化石が存在していた。 円形ホールの1階と2階には梅田本店の入り口やテナント店舗があり、1階と2階は階段(後にエスカレーターが設置された)で行き来する。歩道橋が設置された1964年(昭和39年)以降は直接2階から円形ホールに入ることも可能になった。 1階の中央階段を降りると地下1階に阪神電車大阪梅田駅の改札口と梅田本店地下1階入り口があり、入り口にはスナックパークが存在していた。2015年(平成27年)2月17日をもって大阪神ビル東側部分は閉鎖され、梅田本店の建替えにより、円形ホールは取り壊された。 屋上遊園地と屋上庭園 旧店舗では、以前からの屋上遊園地が存在していたほか、建築家の安藤忠雄などが参画して2006年(平成18年)4月に造られた枝垂れ桜・シマトネリコ・オリーブ・ユーカリなど50種類以上を植えた約1,500m2の屋上庭園があった。 夏季には屋外テレビで阪神戦を中継も行われるビアガーデンが開かれ、阪神タイガースファンが集まることでも知られていた。 屋上遊園地は9階と12階の2ヶ所に分かれており、直接行き来するには東側部分に存在していた「らせん状階段」を使う必要があった。 建て替え工事の準備のため、12階部分については2014年2月に閉鎖され、残る9階部分も2015年には閉鎖された。
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