城北中学校設立とは? わかりやすく解説

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城北中学校設立

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/21 04:24 UTC 版)

岡崎市立城北中学校」の記事における「城北中学校設立」の解説

1957年昭和32年12月文部省は「勤務評定試案」を正式決定し、勤評全国実施踏み切った1958年昭和33年4月22日、「勤務評定阻止全国統一集会」が開かれるが、岡崎市小中学校教職員組合(岡教組)は600人を動員。同組合員は愛教組指令により、7月3日から胸に「勤務評定反対」のリボンをつけて登下校し、市民反対呼びかけ署名運動行った。 岡教組1960年昭和35年)の安保闘争でも多数デモに関わった。強行採決抗議して5月26日行われた地区決起大会には教員230人が参加し籠田公園からのジグザグ行進先導した三河地方において岡崎闘争拠点一つとして広く知られるようになったこうした動き頭を悩ませていた愛知県教育委員会組合つぶしを図り1961年昭和36年)に新設する中学校校長に県教委教職主事の鈴村正弘を送り込んだまた、日教組反対教員多数配置した。それが岡崎市立城北中学校だった。 1962年昭和37年)、鈴岡崎市全中学校の生活指導部長に就任すると、自校市内中学校モデル校とするため、画一化重きを置いた指導統制行った男子生徒全員夏休みまでに丸刈りにするよう厳命し、女子おかっぱとした。下駄箱靴のかかとのそろえ、始業一分不動掃除などの作業の黙働、暁天かけ足、部活動全員強制参加、夜10時以降家庭学習見回り休日制服強制遠足弁当統一おにぎりのみ)などがこの年から一気開始された。鈴はわずか3年間で城北愛知県成績トップクラス中学校仕立て上げ、のちに城北中は「チリ一つ落ちてない日本一モデル校」と呼ばれるようになった。 それとともに市議会議員饗応し、料亭芸妓はべらすなど運動盛んに行い1972年昭和47年)、ついに岡崎市教育委員会教育長ポスト得た1970年代以降愛知県では管理教育猛威を振うが、鈴徹底した派閥人事を敷くことで教員をも支配した森信三心酔していた鈴は、著書機関誌部下購読させ、を「城北教育の父」と呼ばせた。1976年昭和51年9月城北中学教職員は『学校づくり120話』を刊行教員一人について、「読書会読み学年会で読み教科部会で読む。迷ったときに読み、うれしいときに読む。議論初めに先生が出る。議論途中先生が出る。議論終わり先生が出る。わたしたちは、先生の名前をお呼びすることによって、体の痺れるような感動覚える」と綴るほどであった1980年昭和55年2月26日付の朝日新聞紙上で、岡崎市立甲山中学校卒業生学校対し常識超えた体罰を行うY教諭をやめさせてほしいと請願書出していたことが報道された。請願出されたのは1976年昭和51年8月。その年の3月卒業した生徒たちはどこに訴え持っていいのか分からずやむをえず教育委員会提出していた。この報道内容1980年3月市議会定例会問題化され、八田廣子市議と鈴の間で次のようなやりとりなされた八田廣子 昭和52年にも、それ以前にも私たちはこの議場で、先生暴力指摘し、その指導改善要望してきた。一体いまに至ってこういう事態があるというのはどういうことか。こういう教育教育長はよいとお考えなのか。鈴村正弘教育長 暴力は法によって禁止をされている事項であり、よくないということは自明のことである。しかし教師生徒双方の現在並びに将来のことを考えて、この件の詳細事情発表することはいかがかという見解をもっているので、申しわけない詳細について発表控えさせていただきたい。 — 岡崎市議会 昭和55年3月定例会 0312日-03号。 こう言って切り抜けたが、それから3か月後、岡崎市大規模な選挙違反事件見舞われる

※この「城北中学校設立」の解説は、「岡崎市立城北中学校」の解説の一部です。
「城北中学校設立」を含む「岡崎市立城北中学校」の記事については、「岡崎市立城北中学校」の概要を参照ください。

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