周の道士
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雷震子(らいしんし) 声 - 松本梨香 / 小林裕介 宝貝:天騒翼(てんそうよく) 幼少の頃に姫昌に拾われた百人目の子供。一人称は「俺様」。仙人骨があったため、雲中子にスカウトされ弟子になったが、彼の改造により、黒い肌になり雷と風を発生させる翼状の宝貝・天騒翼を背中に生やした体と化す。その後、紆余曲折を経て太公望と会い仲間となる。崑崙山で修行したのち殷周革命に参加。初期に登場し中盤まではメインの戦力として活躍するが、次第に出番がなくなり作中でもそれをネタにされている。 『仙界伝』では姫昌が四大諸侯の宴に向かう道中で拾われ、その直後白鶴童子によって仙人界に連れて行かれた。漫画版と違い終始メインキャラクターとして活躍する。姫昌との縁を重要視され、拾われる場面から朝歌脱出直後の再会も描かれ、そして姫昌の死を看取っている。駄洒落を連発するなど若干コメディーリリーフ的な役割もあった。 黄天化(こう てんか) 声 - 山岸功 / KENN / ミュージカル - 陳内将(目覚めの刻)→太田将熙(開戦の前奏曲) 宝貝: 莫邪の宝剣(ばくやのほうけん)、鑚心釘(さんしんてい)、火竜鏢(かりゅうひょう)、莫邪の宝剣II(ばくやのほうけんツー) 崑崙山の道士で黄飛虎の次男。清虚道徳真君にスカウトを受けた。殷を造反し追手に発見された父を助けに現れる。父親譲りのまっすぐな根性と戦闘力、そして母親譲りの黒髪の持ち主。一人称が俺っちで語尾が「〜さ」。喫煙家。ライトセーバー状の宝貝・莫邪の宝剣を主な武器とし、後に四聖戦で炎を放出するブーメラン型宝貝・火竜鏢、魔家四将戦で小型の宝剣・鑚心釘を手に入れ、最終的には柄の両側に刃が伸びる莫邪の宝剣IIと莫邪の宝剣の二刀流を使う。接近戦には絶対の自信を持ち、非常に負けず嫌い。 余化との戦いにより、呪い(流血の止まらない傷)を負う。それでも様々な戦いを切り抜け、最後は禁城にて紂王と一騎討ちをした後、戦線から退くことを決意するが、その直後名も無き一般兵に虚をつかれ、背後から刺され封神された。 アニメ版『仙界伝』では喫煙している設定は削除され代わりに木の枝を咥えている。 土行孫(どこうそん) 声 - 山口勝平(CDブック版) / 日野聡 宝貝:土竜爪(どりゅうそう) 懼留孫の弟子。根っからの女好き。一人称は「オイラ」。男らしく女性を大事にする性格なのに、モグラ体型のためか一度もモテたことがなかった。本人は竜吉公主や碧雲のようなタイプの女性が好みらしいが、蝉玉に一方的に一目惚れされて以来、ずっと彼女に付きまとわれ、最終的には結婚させられた。姫発や天化とは結構気が合う。地中に潜ることができ、指部をミサイルとして飛ばすこともできる宝貝・土竜爪を持つ。 鄧蝉玉(とう せんぎょく) 声 - なし / 朝井彩加 宝貝:五光石(ごこうせき) 金鰲出身の道士。聞仲から周に派遣された、自他共に認める美少女スパイ。一人称は「アタシ」。思い込みが激しく一途で明るい性格。カバやカピバラのようなフェイスラインに弱いらしく、土行孫に一目惚れする。四不象とも仲が良い。鳥型宝貝を操る道士にストーカー被害に遭って以来大の鳥嫌い。投げると必ず当たる上にくどくて濃ゆい顔になる宝貝・五光石を持つ(当初は蝉玉の力に合わせてリミッターがついており、外してからは分身魔球にもなり威力が格段に上がった。ただし、消耗も格段に激しくなった)。太公望により土行孫に惚れた点を利され公認スパイ兼一行の一員として参加。最終的には土行孫と半ば無理矢理結婚する。 妲己に負けず劣らずのかなり肌の露出が多い衣装を着ている。封神の書では陳桐の左隣に書かれていた。 名前の表記は安能版の誤記(蝉玉)だが、本来は嬋玉である。 李靖(りせい) 声 - 伊藤健太郎 / 新垣樽助 宝貝:玲瓏塔(れいろうとう) 哪吒・金吒・木吒の父親。陳塘関の総兵官。一人称は「私」。かつては崑崙山の度厄真人の元で修行していた道士だったが、修行から逃げ出した。霊珠から産まれた哪吒を不気味に思い、水棲霊獣王の怒りを恐れて哪吒の墓を壊したことで哪吒に恨まれ何度も殺されかけているが、根本的には完全に互いを忌み嫌ってはいない様子。夫婦仲はいい。最初は宝貝を持っていなかったが、後に修行し直し、怨念パワーで相手の自由を奪い呪い殺す宝貝・玲瓏塔を授かる。最終的には人間界に戻り、妻と暮らしている様子。 崇黒虎(すう こくこ) 声 - 石塚堅 / 野島健児(センクロ) 崑崙出身の若い道士(原作では截教出身)。崇候虎の弟。兄が妲己に捕らわれていたため殷を裏切れずにいたが、姫昌の説得により周側の味方になる。宝貝は持たないが、武術は仕込まれている。神鷹を引き連れて鳥を操る。妙に悟ったような話し方で、かなりマイペースな性格。 『仙界伝』では姫昌の暗殺を企むなど、少々過激な性格である。
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