周の家臣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 03:49 UTC 版)
呂尚(りょ しょう) 物語全体の主人公とされる人物。初登場時72歳。姓を「姜」、名を「呂尚」、字を「子牙(しが)」、号を「飛熊(ひゆう)」、後に文王から「太公望」の尊称を贈与される。 俗世を捨て、崑崙山で40年間厳しい修行を積み、70代を過ぎても40代並の体力があり、武芸では並外れた身体能力を発揮し、学術に置いては兵法学・薬学・易に精通している。 ある日師匠・太乙真人から長い年月の修行で得た知識を人々に役立てるように命じられ下山。その行き当たりで宋異人と再会し、同時に紹介された馬氏と結婚し、商売をやることを薦められるも素人同然で全く儲からなかったが、占い師をやることで職にありつけた。ある日、人間に化けた琵琶精を妖怪と見破り、紂王の前でそれを証明したことから、妲己の怨みを買い、彼女の進言を受けた紂王から下大夫の司天監(歴史を記述し、未来を予測する職)に任命される。しかし長くは続かず、蠆盆の刑を目の当たりにして諫言したのを前後して逃亡。懲罰の巻き添えを恐れた馬氏と離縁し、山に篭り釣りをする動作をする日々を送る。 後に文王と出会い軍師に迎え入れられ、紂王討伐に向けて文王に貢献する。 武吉(中国語版)(ぶ きち) 山に住む樵(きこり)。殺人の罪で処刑されようとしたところを呂尚に救われ、弟子となる。呂尚が文王に召し抱えられた後は脱牢の罪を許され、末将となる。戦は嫌いだが呂尚を「お師匠様」と呼び非常に慕っており、彼のためなら命を捨てる覚悟を持つ。 黄飛虎(中国語版)(こう ひこ) 元は殷の鎮国武成王。帝乙の代から使える家臣の一人だが、武将であり政治家ではないので、基本的に政治に口を出さない。紂王の暴政を憂う一人で、殷郊・殷洪を逃がそうと取り計らったり、姫昌に西岐へ逃げるよう手配したりという行動をとる。しかし、東海の反乱を鎮めに行った聞仲から後事を託されたことから妲己に始末する対象とされ、妻・賈氏と妹・黄貴妃を喪う。そのことで殷を見限り西岐へ帰順し、武王から開国武成王に任ぜられる。 蘇護(そ ご) 元は殷の冀州侯。清廉で剛毅な性格。娘の妲己を后妃として差し出せという紂王の命を拒絶するが、恩を売ろうと目論んだ費仲のとりなしにより死罪を免れる。しかし紂王を女に溺れた「バカ王」と蔑み、反旗を翻す。北伯侯崇侯虎の軍勢と交戦するも、姫昌の説得に応じ妲己を紂王に差し出す。その後妲己が国を傾け、天下万民を苦しめるようになったことに心を痛め、西岐討伐を命じられた際に、紆余曲折を経て西岐に帰順する。 散宜生(中国語版)(さん ぎせい) 周の政治家。 南宮适(中国語版)(なんきゅう かつ) 周の将軍。 崇黒虎(すう こくこ) 崇侯虎の弟。 哪吒(なた) 李靖の第三子。 木吒(中国語版)(もくた) 李靖の第二子。 金.mw-parser-output .jis2004font{font-family:"源ノ角ゴシック JP Normal","源ノ角ゴシック JP","Source Han Sans Normal","Source Han Sans","NotoSansJP-DemiLight","Noto Sans CJK JP DemiLight","ヒラギノ角ゴ ProN W3","ヒラギノ角ゴ ProN","Hiragino Kaku Gothic ProN","メイリオ",Meiryo,"新ゴ Pr6N R","A-OTF 新ゴ Pr6N R","小塚ゴシック Pr6N M","IPAexゴシック","Takaoゴシック","XANO明朝U32","XANO明朝","和田研中丸ゴシック2004絵文字","和田研中丸ゴシック2004ARIB","和田研中丸ゴシック2004P4","和田研細丸ゴシック2004絵文字","和田研細丸ゴシック2004ARIB","和田研細丸ゴシック2004P4","和田研細丸ゴシックProN",YOzFont04,"IPA Pゴシック","Yu Gothic UI","Meiryo UI","MS Pゴシック";font-feature-settings:"jp04"1}吒(きんた) 李靖の第一子。 黄天化(中国語版)(こう てんか) 黄飛虎の長子。 黄天禄(こう てんろく) 黄飛虎の次子。 黄天爵(こう てんしゃく) 黄飛虎の第三子。 黄天祥(こう てんしょう) 黄飛虎の第四子。 土行孫(中国語版)(ど こうそん) 懼留孫の弟子。 鄧嬋玉(とう せんぎょく) 鄧九公の娘。 楊戩(よう せん) 玉鼎真人の弟子。糸目で、忍者のような服を着ているのが特徴。 師匠から呂尚を補佐するように命を受け、周に貢献する。他人の陰に潜む「影の術」が特技。
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