反憲学連の活動とは? わかりやすく解説

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反憲学連の活動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/10 03:14 UTC 版)

反憲法学生委員会全国連合」の記事における「反憲学連の活動」の解説

1974年昭和49年)に反憲学連結成された後の最初大きな運動は、皮肉にも改憲政党であるはずの自由民主党との闘いであった占領憲法改正するために結成され自由民主党は、その目的次第忘却し1976年昭和51年)には、政府-自民党主催憲法記念日記念行事開催しようとしたのである日青協直ちに「政府主催憲法記念式典糾弾全国統一行動」を自民党ホール開催また、反憲学連同日自民党本部侵入し、その一角占拠ビル正面外壁に「政府主催憲法記念式典糾弾する」との大垂れ幕を垂らしたであった多く検挙者を出しながらも集会貫徹された。 反憲学連は、「全社会的ビューロクラシー構造の最も弱い輪」であり、「イデオロギー統合中核として最も重要な輪」である教育界大学に「反憲の知的思想的ヘゲモニー確立していく」とし、1976年昭和51年)の秋季には、「戦後30年か。昭和50年か」を思想テーマに、「天皇陛下御在位50年奉祝奉祝運動」を展開した。これは、1945年敗戦日本新国家生まれ変わった八月革命説)のか、敗戦乗り越えて日本国体護持され続けてきたのか、を問う運動であり、反憲学連後者立場から、「天皇陛下御在位50年奉祝奉祝シンポジウム」や式典全国大学開催したまた、左翼の「天皇戦犯論」に対しては、東京裁判批判応酬し大分大学九州大学長崎大学等では、式典襲撃した完全武装全国反帝学生評議会連合反帝学評社青同解放派学生組織)の戦闘部隊武装して応戦しいずれも撃退している(乱闘模様が「毎日新聞」等で報じられた)。京都大学では、式典終えて武装解除し学内行進している反憲学連を、突如武装覆面新左翼部隊襲撃、反憲の活動家1名が重体(後に死亡)となる事件起きている。反憲側は機関紙復仇訴えていたが、その後京大表立った報復事件等確認されていない御在位50年奉祝運動の後、反憲学連元号法制化運動取り組み学内では「元号廃止西暦一本化」を主張する教授への糾弾闘争(反憲の主張元号西暦併用であった)を闘い学外では日青協と共に地方議会への陳情活動行っている。元号法制化推進意見書採択決議最終的に1000上の自治体挙がっているが、そのかなりの部分を彼らが担当したという。 1979年昭和54年)のソ連によるアフガニスタン侵攻後は、今度国防問題主要なテーマ据え反ソ・反安保九条解体民族自立闘争展開した。「ソ連によるアフガニスタン侵略糾弾」「ポーランド連帯支援」等を掲げ学内では、ソ連による北海道侵略危機描いた映画脅かされる北の守りの上映会や、ポーランド独立自主管理労働組合「連帯」幹部による講演会等開催している。 1983年昭和58年9月ソ連軍戦闘機大韓航空民間機撃墜し日本人にも多く犠牲者出た際には、「謝罪なき日ソ友好欺瞞」として、「ナホトカ友好の船」入港阻止闘争や「ボリショイバレエ公演糾弾闘争展開した地方議会に対しては、「自衛隊法改正」の意見書採択陳情活動行っている。 また、在日米軍への巡航ミサイルトマホーク配備反対する左翼反核運動に対しては、これを「一方的」と非難し、「まずトマホーク配備原因となったソ連戦術ミサイルSS-20の配備をこそ糾弾し、その撤去求めるべきで、しかる後米国へトマホーク配備中止求めるべき」と主張した1982年昭和57年)の「第一次教科書問題」の際には、9月全国動員をかけ、鈴木善幸首相中国訪問阻止すべく空港周辺機動隊激しく衝突したまた、誤報訂正しない朝日新聞に対しては、本社前での社員へのビラ配や編集局への公開質問状提出など執拗な抗議行動展開し訂正記事掲載させることにも成功している。

※この「反憲学連の活動」の解説は、「反憲法学生委員会全国連合」の解説の一部です。
「反憲学連の活動」を含む「反憲法学生委員会全国連合」の記事については、「反憲法学生委員会全国連合」の概要を参照ください。

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