南5号系統
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 03:11 UTC 版)
「京都市営バス横大路営業所」の記事における「南5号系統」の解説
経路 南5号:竹田駅東口 - 深草西浦町 - 稲荷大社前 - 塩小路橋 - 七条京阪前 - (七条河原町) - 塩小路高倉 - 京都駅前 特南5号:横大路車庫前 - 中書島 - 竹田駅東口 - 深草西浦町 - 稲荷大社前 - 塩小路橋 - 七条京阪前 - (七条河原町) - 塩小路高倉 - 京都駅前 概要 南5号系統は、竹田駅から伏見区深草地区、東山区月輪(福稲)地区を経由して京都駅を結ぶ路線である。路線名は、稲荷線である。JR奈良線がほとんど並行しているため、沿線は人口密度が高い地域にもかかわらず、従来はおおむね60分間隔の運転と少ない運転本数であったが、沿線の伏見稲荷大社観光のため増加し続ける外国人観光客の利用に対応するため、2015年3月に日中時間帯は1時間に2本の運転へと増発された。2016年3月からは新設の急行105号系統とあわせて、京都駅と稲荷大社前停留所を結ぶ便は15分間隔運転となる。 また当系統は、「南」が付く系統の中で、唯一竹田駅から北方向に向かう路線である。なお、京都駅では5号系統も発着しており、区別のため2016年3月のダイヤ改正で方向幕等の「南」の下に「South」の表記が加えられた。 沿革(旧7号・旧16号・83号系統含む) 1950年10月:7号系統を新設する。新設時の経路は、西大路三条 - 西大路四条 - 四条河原町 - 七条内浜(現:七条河原町) - 七条本町 - 二ノ橋 - 稲荷大社 - 藤ノ森である。 1951年10月:藤ノ森 - 墨染 - 下町 - 京阪桃山駅前 - 市電大手筋(現:西大手筋) - 京橋 - 八丁畷間を延長する。 1952年4月:西ノ京円町 - 西大路三条間を延長する。 12月:西ノ京円町 - 西大路三条間を廃止する。 1953年3月:八丁畷 - 下鳥羽間を延長する。 1954年8月:西大路三条 - 西大路四条を、松尾神社前(現:松尾大社前) - 西大路四条に変更する。 1956年8月:松尾神社前 - 西大路四条を西大路三条 - 西大路四条に、京阪桃山駅前 - 下鳥羽を京阪桃山駅前 - 弾正町 - 観月橋北詰 - 桃山南口 - 六地蔵に変更する。 10月:西大路三条 - 四条車庫前(現:四条御前通)間を廃止する。 1957年5月:7号系統を分割し、16号系統を新設する。新設時の経路は、上賀茂神社前 - 北大路堀川 - 烏丸車庫前(現:北大路バスターミナル) - 四条烏丸 - 祇園 - 東福寺 - 稲荷( → 稲荷大社、1988年廃止)である。 12月:下岸町 - 北大路堀川 - 烏丸車庫前 - 四条烏丸を、下岸町 - 大宮御土居(現:大宮交通公園前) - 今宮神社前 - 船岡山 - 千本北大路 - 四条大宮 - 四条烏丸に変更する。 1962年11月:稲荷 - 聖母女学院前 - 東伊達町(現:西久宝寺町) - 藤ノ森神社(現:藤森神社)間を延長する。 1964年11月:東山七条 - 聖母女学院前を、東山七条( → 七条大橋(現:七条京阪前) → 深草飯食町(現:深草西浦町) → / ← 東福寺 ← 稲荷 ← )聖母女学院前に変更する。 1970年4月:83号系統を新設する。新設時の経路は、京都駅前 - 大石橋 - 勧進橋 - 竹田久保町 - 稲荷(現:稲荷大社前)である。 8月:16号系統は46号系統を統合し、聖母女学院前 - 東伊達町 - 藤ノ森神社を、聖母女学院前( → 東伊達町 → / ← 深草西浦町 ← )藤ノ森神社に変更する。 1971年4月:83号系統の勧進橋 - 稲荷を、勧進橋( → 竹田久保町 → / ← )稲荷に変更する。 1972年1月:16号系統の上賀茂神社前 - みぶ(現:みぶ操車場前)間を廃止する。 1981年5月:83号系統は京都駅八条口 - 三哲(現:下京区総合庁舎前) - 京都駅前間を延長する。 1985年4月:83号系統は京都駅八条口 - 三哲 - 京都駅前間を廃止する。 1988年6月16号系統を廃止する。 83号系統の塩小路高倉 - 勧進橋 - 龍谷大学前を、塩小路高倉 - 塩小路橋 - 龍谷大学前に変更する。竹田駅東口 - 深草西浦町 - 龍谷大学前間を延長し、南5号系統に系統番号を変更する。 2014年9月:外国人観光客をはじめとする伏見稲荷大社への利用客増に対応し、9月13日から11月30日までの間の土・休日に増便を行う。 2015年3月21日:日中時間帯の運転間隔が1時間に2本へと倍増する。 2016年3月19日:特南5号系統を新設する。新設時の経路は、横大路車庫前 - 中書島 - 竹田駅東口 - (南5号系統) - 京都駅前。 2017年3月18日:南5・特南5号系統の塩小路橋 - (塩小路通 - 塩小路高倉を、塩小路橋 - 七条京阪前 - (七条河原町) - 塩小路高倉に変更する。 南5号系統は、1988年6月の地下鉄烏丸線の京都 - 竹田間開通時に、56号系統の醍醐車庫前 - 桃陵団地前 - 稲荷大社前 - 京都駅前を深草西浦町で南北に分割する形で誕生した。北側を南5号系統、南側を南6号系統(現在は廃止)とした。なお、56号系統については、南6号系統の沿革の項にて述べる。 1988年6月の誕生以降、長く経路変更は行なわれなかったが、2016年3月の改正で一部の便が横大路車庫前まで延長された。また、2017年3月の改正で七条京阪前経由に経路変更し、伏見稲荷大社から清水寺方面に乗り換える場合や、その逆の場合に京都駅前に寄る必要がなくなった。同時に、路側スペースがほとんどなくて危険だった塩小路橋停留所の北行きが塩小路通の北側に移設された。なお2020年3月27日には月輪〜塩小路橋間で鴨川東岸線の新道路が開通したが、特に経路は変更されずに従来通り、師団街道経由で運行されている。 なお、運行営業所については、新設当時は横大路営業所であったが、一時期九条営業所運行の時期があった。2003年3月以降、再び横大路営業所で運行している。 停留所およびダイヤ 昼間は30分間隔で運転している。 沿線の伏見稲荷大社は例年全国有数の初詣参拝者があるため、2015年の新春までは正月期等に30分間隔になるよう臨時便が運転されていたが、30分間隔の運転となった2016年の新春は従来通り1時間あたり1本の増発が行われたが、定期便の時刻変更はなかったため、30分間隔となる場合と15分間隔となる場合があった。 操車は横大路営業所にて直接行なっている。
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