南陽学院四天王
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「一騎当千の登場人物」の記事における「南陽学院四天王」の解説
周瑜 公瑾(しゅうゆ こうきん) 声 - 日野聡 南陽学院の闘士。2年生。Dランク→Cランク。2月23日生まれ。A型。身長165cm。足のサイズは25.5cm。 孫策の幼馴染かつ従兄弟で、彼女にほのかな思いを寄せる。彼女に対する主な突っ込み役。一人称は「僕」(アニメ版第1期では「俺」になっていたこともある)。 格闘家というよりは戦略家であり、頭脳を駆使した戦法を得意とする。幼少時はいじめられっ子で「泣きの公瑾」と呼ばれていたほど(『DD』では回想にて明確な描写がある)。その時はいじめられている所をいつも孫策に助けられていたが、現在では物語が進むにつれて徐々にその才能を開花させつつある。初登場時はDランクであったが、彼自身のことは南陽の上層部にまで伝わっており、左慈から「Dランクとは思えない評判」と言われたほど。 趣味は音楽鑑賞と読書。基本的に礼儀正しい性格であり、先輩や他人に対しては敬語口調で話し、名前を呼ぶ際は「~さん」と付けて呼ぶ(孫策、孫権、馬超以外)。ただし、キレた時には乱暴口調になることもある(アニメ版第1期)。加えて常識を持つ苦労人であり、孫策の天然ボケに突っ込みを入れたり、尻拭いをさせられたりする。また、孫策の帰りを待ちながら呉栄のお酌に一晩中付き合わされたり、勾玉のランクアップ時に宴会させられたりするなど、苦労が絶えない。孫策の破天荒な行動に悩まされており、彼女が裸で彼の前に現れたりして壊れたこと数回。また、原作では許昌の捕虜となり、曹操から自分の陣営に来るように説得される上で賈詡の部下達に色仕掛けで責められたりと、女難が絶えない。後に甘寧が除名されたことで、新四天王となった。 人気投票では8位→9位と、男性キャラクター内で唯一10位以内にランクインしている。 呂蒙 子明(りょもう しめい) 声 - 甲斐田裕子 南陽四天王の一角で紅一点。3年生。Bランク。9月3日生まれ。A型。身長160cm。B:85・W:58・H:86。足のサイズは22.5cm。 関節技の名手で、サブミッションを得意とする他、発勁も使用する。ボブカットと左目に眼帯をしているのが特徴。闘いの際には、学校の制服かメイド服を着用。自信家で普段は強気な姿勢だが、左慈のことで狼狽するなど、実際は純情な性格の持ち主である。左慈のことが好きで、携帯電話にも2人で撮ったプリクラが貼ってあるが、あまりその気持ちを素直に出すことはない。不器用な面と怒りっぽい所があり、『GG』では孫策が見つけてきた客商売のアルバイトではクビになることがほとんどである。なお、孫策や左慈からは「もうちゃん」と呼ばれている。浅野によると「ツンデレ」とのこと(Webラジオより)。 物語序盤では「戦闘になると性格が豹変し、キレる」という設定であり、悪役めいた振る舞いが目立ったが、物語が進むにつれてそのような描写はほとんど見せなくなった。彼女の特技であるサブミッションは、原作の回想にて彼女の中学時代、程普から伝授されたらしい描写がある。呂布に対しては、左慈の恋敵としても敵視し衝突することが多々あったが、呂布自身が死期を悟ったときには最終的に親友として認め、彼女から左慈と玉璽を託される。 アニメ版では、馴れ馴れしく話しかけてくる孫策を疎ましく思い何度も衝突していたが、後に仲間として彼女を大事に思うようになる。 中学時代は若干砕けた性格で、セミロングヘアーだった。 常に眼帯で隠されている左眼の失明の理由は、中学生の時に劉備の龍が暴走した際、阻止しようとするも、龍の力が自分に宿ってしまったため。華佗による眼帯にはそれを抑制する護符が縫い込まれているため、定期的に彼の所へ通院している。 『XX』では必殺技「天地白狼撃」を放って関羽に宿った怨念の呪縛を打ち破り、彼女の心を救った。 人気投票では3位→2位。 左慈 元放(さじ げんぽう) 声 - 初代:森久保祥太郎 、『DD』以降:遊佐浩二 南陽四天王の一角。3年生。1月17日生まれ。O型。身長177cm。 飄々とした性格の持ち主で、女性には目が無く呉栄にもお世辞を言うほどなので、守備範囲は広い模様。「左慈」はスパイとして南陽に潜り込むための偽名であり、本名は王允 子師。送り込んだ張本人である董卓や華佗は、左慈が王允であることを知っていた。原作では常にタバコを咥えている。呂蒙・程普・楽就とは中等部からの付き合いで、呂布とも当時から旧知の仲にある。父親は南陽学院の理事長(士孫瑞談)。 原作では王允自身の命が尽きかけているために決死の覚悟で孫策に勝負を挑み、彼女の龍退治をした後に自決。アニメ版では存命しているが、『GG』においては「本物の左慈元放」がアニメオリジナルキャラクターとして登場したため、区別する意味からエンドクレジットには「王允子師」名義で記載されている。なお、孫策からは「さじっち」と呼ばれている。 アニメ版での髪の色は第1期だとやや暗い緑色だったが、『DD』以降は金髪となっている。なお、王允子師として勾玉を付けると髪が朱色に染まる。 楽就(がくしゅう) 声 - 飯島肇 南陽四天王の一角。3年生。Bランク。8月14日生まれ。B型。身長190cm。 中国拳法使い。外見は大柄で厳ついが、内面はとてもいい人であり、左慈に重傷を負わされた周瑜の面倒を見たり、『DD』の最終回EDではバイト先で男性に絡まれていた女性を助けたりもしていた。 日々の鍛錬を欠かさず行っており、自身の実力は決して低くはないが、物語初期では常にやられ役で実践では冴えない場面が多かった。しかし、現在では四天王を張るだけ強く、闘士としての実力を大いに発揮している。甘党(アニメ版のみ)。なお、孫策や左慈からは「がくちゃん」と呼ばれている。 左慈邸の強化合宿に於いて呂蒙の受け売りで「呂流羅漢三十六式 天地白狼撃」を習得しており、南陽学院を襲撃した夏侯淵に対して披露した。 甘寧 興覇(かんねい こうは) 声 - 上田燿司 元南陽四天王。12月7日生まれ。O型。身長175cm。 トンファーと中国拳法の使い手であり、呂蒙に匹敵する実力者。呂蒙に「中国拳法のイカれた遺物」と揶揄されるほど、常にキレまくっている非常に危険な男。黒龍の絵柄がある橙色のパーカーを着ているのが特徴。他人と馴れ合うのを嫌い、常に単独で行動する一匹狼。 初登場時は袁術の詔勅を受けて孫策を襲撃するが、乱入した呂蒙に重傷を負わされる。数日後、左慈邸に向かう途中で夏侯淵によって余命を10日ほどにされた後、孫策を襲撃するも失敗し、山の洞窟で死の恐怖に怯えながら過ごしていた。その後、司馬懿から呂布の勾玉を手に入れて暴走して呂蒙を襲うが、再び夏侯淵に倒されて太史慈に止めを刺された。 アニメ版では、左慈に唆されて袁術を殺害したために精神に異常をきたしたという設定。第1期終盤の決戦で覚醒した孫策から致命傷を受け、『DD』では入院していたが、やがて姿を消す。
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