南郷大附属筑波学園高校
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「Harlem Beat」の記事における「南郷大附属筑波学園高校」の解説
インターハイ / ウィンター杯茨城県代表校。全国より集められた特待生とデータに基づき徹底管理された戦術により優秀な成績を多数残し「勝たなきゃ何の意味もない」を大義とするエリート集団。100名以上の部員を擁するが、コーチの方針でベストメンバーは選りすぐられ試合中も選手交替はほぼ見られない。前年の関東大会初戦で上南を圧伏し大会ワースト記録をもたらした上、今川の怪我に直接関与し謝罪を為さない等の遺恨を残した因縁の相手として登場。インターハイ2回戦(シード校のため初陣)、成瀬をはじめとする上南バスケ部の姿に心動かされ、管理バスケからの解放とバスケへの歓喜を皆が取り戻した。ウィンター杯ではチームの解散を賭した背水の陣で戦い、金北に敗れるも5名の大会MVPを輩出。「プロの傭兵集団」としてのイメージから『新機動戦記ガンダムW』の主人公たちをモチーフにしている。 三上 圭悟(みかみ けいご) 声ー中井和哉 9月25日生、O型。179cm / 70kg。背番号4、ポジションはPG→PF。2年A組。 神奈川県出身。部のコーチである実兄・克彦の期待を一身に背負い、上級生を凌駕する実力で1年次からPGに抜擢された。横浜での中学時代から全国に名の知られたプレーヤーで、冷静な判断力と俊敏さで試合をコントロールし己が役割を忠実に遂行する。成瀬の「楽しいバスケ」を真っ向から否定し対抗意識を燃やすが、実はバスケへの愛情は人一倍であり、命令以外のことは許されない管理バスケに大きなジレンマを抱えている。試合内外での成瀬との関わりを通じ、結果ではなく自分のためのバスケを貫くことを決意し兄の圧政と決別する。 1年前の試合中に接触事故で今川を負傷させたことを気に病むも、兄の主張に逆らえず無視する素振りを取ってしまい小林の憤怒を買っていたが、敗戦後に直接謝罪した後はよきライバルとなり、自身を変えてくれた成瀬にも恩義を感じている様子で、桑田による金北対策練習には他4人を連れて駆け付け上南を支援している。文武両道でもあり勉学の成績は上の中。当初のモデルはドラマ『ロングバケーション』に出演していた頃の木村拓哉。 藤堂 尚樹(とうどう なおき) 10月9日生、A型。182cm / 74kg。背番号5、ポジションはF→PG。2年B組。 京都府出身。圭悟とは中学時代「東の三上、西の藤堂」と呼ばれたライバル関係にあり、同じ高校でプレーできることを喜んでいたが、管理バスケで己を殺す圭悟を案じつつ自身も淡々と命令をこなしている。勝敗や戦術に関する拘りは特に無く、普段から無口で破顔を見ることは滅多にない。克彦や圭悟に対しても遠慮のない物言いをすることがある。実家は老舗和菓子屋。カマキリのような鋭く固めた前髪がトレードマーク。当初のモデルは長瀬智也だった。 真島 真琴(まじま まこと) 3月2日生、B型。168cm / 62kg。背番号7、ポジションはF。2年E組。 福岡県出身。つくば学園都市の研究職に就く両親を持ち、将来を約束された優等生。バスケには淡白で思い入れもなかったが、入学直後に自己練習に励む圭悟を見かけ、共にプレーできることを期待していた。兄の支配に苦悩する圭悟を常に気にかけ労っている。筑波メンバー中最も人当たりが良く明るい性格で、他4人の通訳や仲裁役を担う。他校をスカウティングしたデータを克彦コーチに提供しており、部のブレーンとしても機能する。やや中性的なルックスの割に気が強く、林田とよく丁々発止のやりとりを展開する。パソコンやゲームに造詣が深い。 林田 翔太郎(はやしだ しょうたろう) 12月17日生、B型。185cm / 78kg。背番号6、ポジションはC。2年E組。 岐阜県出身。なんでも言いたい放題のお調子者で、コーチの命令は保身のために渋々ながら聞き分けている。生来の無神経と見栄っ張りな性格が災いしてか今川や小林を挑発する暴言を繰り返し蔑んでいたが、上南との交流により変化した圭悟らと共にコーチ追放の一助を果たし、金北対策練習にも小言を挟みつつ熱心に参加する等、認めた相手への思いやりはある。真島とは公私共に仲が良い。刈り上げて上に立ち上げた髪型はハチウエ頭と呼ばれる。実家は下呂の温泉宿。モデルは松岡昌宏(TOKIO)。 コウ=カジンスキー 1月10日生、A型。174cm / 64kg。背番号8、ポジションはSG。2年D組。愛称はK2。 ロシアからの留学生。家計を支えるためJBLやNBAでの活躍を夢見ており、その為の通過点として単身来日し筑波に編入。成功率3割を誇る3Pシュートで筑波の得点源を担う。流暢な日本語を操り、オールバックにまとめた髪を後方で短い三つ編みにしている。圭悟を苦しめたコーチの命令もビジネスライクに割り切り遂行するなど精神的に大人びたところがある。 三上 克彦(みかみ かつひこ) 7月21日生、32歳、A型。181cm / 81kg。圭悟の実兄にして筑波のヘッドコーチ。体育大のバスケ選手だったが怪我で引退し、失意から結果主義の管理バスケを圭悟に強いるようになる。試合中も自軍選手への命令を怠らず、応えないプレーに対しては罵声を容赦なく飛ばし監督する。とある大学を日本一に導いた実績から手腕は評価されており、鳴り物入りで筑波にヘッドハンティングされた。大学の先輩である奥田とはバスケへの考え方の相違で衝突を重ねる。実力未萠の者を見下す傾向が強く、初出場の上南や喜屋武のプレーを下等と決めつけ反感を買う。一方で勝利のためなら手段を選ばぬ面もあり、試合中に負傷した桜井を攻撃するといった卑怯な戦術も厭わない。成瀬に感化された圭悟から決別を告げられ会場をあとにするが、心中深くでは自身に潰えた名選手への夢を弟に託す志を持っており、無邪気にプレーする圭悟の姿を見て今後を励ます言葉を残して去る。敗戦後は筑波を辞し、九州の大学バスケ部コーチに就任した。モデルはドラマ『勝利の女神』の陣内孝則。
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