作中に登場する店舗・施設など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 09:53 UTC 版)
「ハイスコアガール」の記事における「作中に登場する店舗・施設など」の解説
ゲームセンター「マルミヤ」 ハルオの行きつけのゲームセンター。場所はハルオらの住まいからは橋を越えた先の隣町だが、全ゲーム1プレイ50円という料金の安さと、学校関係者の目から逃れる目的もあってこの店に足繁く通っていた。ハルオと晶の因縁、および本作の物語の始まりの場所。2人の出会いの際に起こした乱闘騒ぎにより出禁を食らったため、再び登場するのは中学生編以降となる。 甲前商店 ハルオの行きつけの駄菓子屋の一つ。南小の生徒たちも知らない穴場的な場所らしく、知っているのはハルオと晶のみ。『ストII』が設置されているものの、近所の子供の悪戯によってレバーのボールが取り除かれていたり、ボタンがほとんど引き抜かれていたり、接触が悪く弱キックしか使えないなどプレイ環境は劣悪。 店主は厳めしい印象の老婆(アニメ未登場)で、なぜか大学レベルの数式がそらで出てくるが、ゲーム筐体の知識はないらしくハルオからの修理の依頼を突っぱねた。 南小(みなみしょう) ハルオらの通う小学校。ハルオらの所属するクラスは6年2組。 雨宿り先の駄菓子屋(店名不明) ハルオと晶がある雨の日に立ち寄った駄菓子屋。店内には『ファイナルファイト』と『魔界村』が設置されている。店主の老婆は優しい表情をしながらも金を落とさない者は客として認めず、軒先での雨宿りすら許さずに追い出すという厳しい態度をとる。 矢口宅 矢口家の自宅。2階建てのごく一般的な家屋だが、玄関に庇が無いのが特徴。ハルオの部屋は2階にある。 大野邸 大野家の邸宅。広い敷地を持つ大豪邸で、多少離れた場所からでもかなり目立つ。道場や弓道場など、大野家の教育に必要な施設も敷地内に敷設されている模様。 戸塚商店 ハルオの行きつけの駄菓子屋の一つ。店主の老婆は寡黙な印象だが、店の自転車の貸し出しを受け付けていたり、小学生の客のランドセルを預かってくれたりと客への対応は寛容。中学生編でも登場し、ハルオの導きで立ち寄った小春はここで初めてアーケードゲームに触れることになる。実はこの時点で店主の高齢を理由として店じまいが決まっており、それを惜しんだハルオが店主の元気づけのために毎日通っていたものの、その甲斐もなく南中の冬休みの前ごろに閉店。 ゲームセンター「がしゃどくろ」 「『ストII』の強豪達の集う10円ゲーセン」という噂を確かめるべくハルオと晶が訪れた遠方のゲームセンター。店先では店名通り大きながしゃどくろのイラストが出迎え、地下にある店内は黴臭く陰気な雰囲気が漂い、店主も不気味な印象の老人。1プレイ10円という点だけが噂通りだったが『ストII』は存在せず、主に1980年代のゲームが豊富に取り揃えられており、店内最新のゲームはアップライト筐体の初代『ストリートファイター』だった。 店主が語ったところによれば、元々は1979年の『スペースインベーダー』の大流行の時期に開店したいわゆる「インベーダーハウス」で、最盛期には筐体から小銭が溢れるほどに儲けていたが、半年ほどでブームが終了したため大量の筐体を前に途方に暮れたという。 実は1987年に、経営の失敗とそれに伴う店主の逝去とともに閉店していた既にこの世に存在しないはずのゲームセンターであり、外に出たハルオたちがふと振り返ると店は幻のように消えており、そこには跡地があるのみだった。しかしハルオが店内のクレーンゲームで獲得したおもちゃの指輪は確かに彼の手元に残され、後にアメリカに出立する晶へと贈られることになる。 御花園(おはなえん) 小学生編の夏休み終盤にハルオらが訪れた、花畑(植物園)と遊園地が隣接した総合レジャー施設。遊園地内のアトラクションは観覧車、ジェットコースター、ミラーハウスなど一般的なものが一通り揃っている。ゲームコーナー内のゲームはラインナップが少々古いが種類は豊富。なお、施設のロゴマークが『ゆうやみ特攻隊』の「鉄一族」の家紋であるという小ネタが存在する。 南中(みなみちゅう) ハルオらが通う中学校。3年時(1994年)にはアメリカから帰国した晶も編入してきた。ハルオらの2年時のクラスは不明、3年時は4組にハルオ、小春、宮尾が、1組には晶、鬼塚が所属。スピンオフ『DASH』では28歳となった小春、土井が教師として戻ってきたほか、沼田も同校で教師を続けている。 日高商店 小春の実家の酒屋。矢口宅からは頻繁に通える程度の距離にある。1993年の冬にオレンジ筐体3台(旧版ではMVS筐体)を導入。日高家の自宅も兼ねており、2階の小春の部屋からは店先でゲーム筐体をプレイする客の姿を伺うことができる。スピンオフ『DASH』ではコンビニに業態転換するも、そのまま小春の両親が営業を続けている。 ゲームショップ「イグアナ」 ニコタマの父親が個人で経営するゲーム屋。週に数回、閉店後に倉庫で友人関係のゲーマーら(溝の口勢)を集めての対戦、通称「夜ゲー」が行われている。 のち「夜ゲー」は一度止めていたが、ニコタマが街のゲーセンが相次いで閉店していく姿を見て、『DASH』の時間軸の1年前(2006年)から溝の口勢の若者たちを集めて倉庫を開放し「夜ゲー」を再び始めた。
※この「作中に登場する店舗・施設など」の解説は、「ハイスコアガール」の解説の一部です。
「作中に登場する店舗・施設など」を含む「ハイスコアガール」の記事については、「ハイスコアガール」の概要を参照ください。
- 作中に登場する店舗・施設などのページへのリンク