にじ‐せいちょう【二次性徴】
読み方:にじせいちょう
第二次性徴
(二次性徴 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/09 08:57 UTC 版)
第二次性徴(だいにじせいちょう、英: Secondary sex characteristic)は、体全体での生物学的性差である。性的に成熟する過程で雌雄の形態の差を生じる現象は性的二形といわれ、多くの生物に見られる。ヒトにおいては、当初は第一次性徴のみの外形的性差が見られ、タナー段階では男性器(男性)・乳房(女性)・陰毛(男女とも)が現れ、生殖能力は持たないが、それ以降はその発達成熟に伴って第二次性徴が発現し、生殖能力を持つようになる。第二次性徴の発現が始まり、子供から大人の身体に変化している期間を思春期と呼ぶ。本項では主にヒトの体について記述する。
注釈
出典
- ^ Price, Joanna (2005年1月1日). “1 - Deer Antlers as a Model of Mammalian Regeneration”. Academic Press. pp. 1–48. 2024年2月9日閲覧。
- ^ 第二次性徴. コトバンクより。
- ^ a b 大山建司「<総説> 思春期の発現」『山梨大学看護学会誌』第3巻第1号、山梨大学看護学会、2004年、3-8頁、doi:10.34429/00003695、ISSN 1347-7714。
- ^ “たなか成長クリニック・思春期”. 2015年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年2月21日閲覧。
- ^ 太っている女の子は思春期が来るのが早い!-アメリカ研究 - マイナビウーマン、2013年11月6日
- ^ “バストの発育、形態とブラジャーの関係”. 2013年2月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年5月11日閲覧。
- ^ バストの先が痛がゆい|からだの疑問|小学生・中学生女の子下着の悩み解決|ガールズばでなび
- 1 第二次性徴とは
- 2 第二次性徴の概要
- 3 生理
- 4 関連項目
二次性徴(にじせいちょう、英: secondary sexual character)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 06:02 UTC 版)
「魚類用語」の記事における「二次性徴(にじせいちょう、英: secondary sexual character)」の解説
成熟により性ホルモンの作用で生殖腺以外の部位の大きさ、構造、色合いなど(体、頭部、鰭などの大きさや形、眼の位置、発光器の形と位置、育児囊の有無、色彩)が雌雄で異なること。
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二次性徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 04:57 UTC 版)
オスとメスの大きさは同じか、多くの種ではメスのほうが大型化する[要検証 – ノート]。極端な例としてはカンムリガメが挙げられ、17.5cmにとどまるオスの最大甲長に対し、メスでは61cmに達する。
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二次性徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 10:41 UTC 版)
男性器は思春期に第二次性徴によってタナー段階で成長する。男性器のタナー段階がIIに達した時点で第二次性徴・思春期の起点となり、起点の年齢は平均して11歳6か月(前後1年半の個人差)である。思春期開始時は男性器の発達のみが起き、他の体位の発達開始はそれより後となり、男性器の発達開始以降に生じる身長の伸びのピークを迎えるか陰毛の発生(陰毛のタナー段階II以降になるのは男性器のタナー段階がIIIになってから約1年後で、約1年後男性器のタナー段階は成長に個人差があるため、IIIのままかIV以降に成長しているかのどちらかとなる)まで思春期に入っている事に気づきにくい。 男性器の二次性徴 精巣陰嚢陰茎陰茎亀頭 I(思春期前)幼児型(未発達) II思春期初来増大して容積が4ml以上となる。これにより、血中テストステロンが測定可能となる10ng/dl超となる。 増大し、しわがきめ細かくなり赤みを帯びる。 幼児型(未発達) 思春期初来を過ぎてから容積がさらに増大する IIIさらに増大する。 長く・やや太くなる。 幼児型(未発達) IVさらに増大し、黒ずんでくる。 長く・太くなり人によっては包皮が剥けてくる。 大きくなる。 V成人型となる(成人型でも真性包茎、嵌頓または仮性包茎、常時亀頭露出の種類がある)。
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二次性徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 08:43 UTC 版)
乳児期以降では視床下部のネガティブフィードバックにより性ホルモンの分泌が抑制されているが、第一次性徴が終わり、第二次性徴・思春期になるとこの抑制能が低下し始め、これにより男女それぞれに特徴的な身体の発達を生じるとともに、性的欲求や性的興奮の頻度が急激に高まる。 典型例としては次のものがある。 精巣を有する場合 精巣容量の増大 陰茎の発達 陰毛の発毛 精通 変声 卵巣を有する場合 骨盤の発達。皮下脂肪の増大。 乳房の発達 陰毛の発毛 月経の開始 非典型例としては前述の仮性半陰陽などの他、思春期早発症(男子9歳未満・女子7歳未満で二次性徴・思春期が始まる)と思春期遅発(男子14歳・女子12歳になっても二次性徴・思春期が始まらない)がある。
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二次性徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 12:15 UTC 版)
半陰陽の根本的な原因により、第二次性徴の表れ方は様々である。性腺の働きが正常で遺伝子的な異常のない、単純な外性器の発達不全の場合には、第二次性徴期に通常に性ホルモンが分泌され、(外見とは逆の)本来の二次性徴が発現するといわれ、この場合にはこの肉体的変化で気付くことが多い。また、男性仮性半陰陽の中で、睾丸が女性ホルモンのみを分泌する場合には、女性としては十分とはいえないまでも乳房の発達が起こるとされ、この様な場合には男性ホルモンが働かないために陰毛などが発生しないともいわれる。
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「二次性徴」の例文・使い方・用例・文例
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