二期 V16B/17B型とは? わかりやすく解説

二期(1996年 - ) V16B/17B型

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 08:49 UTC 版)

73式小型トラック」の記事における「二期1996年 - ) V16B/17B型」の解説

旧式化目立ち排ガス規制などにも適応できなくなりつつあったジープタイプに代わり1996年平成8年)からは2代目パジェロベースで、ショートホイールベースモデルのフレーム後端若干伸ばし積載対応のためリーフリジッド化され車両採用され、「73式小型トラック(新)」となった新型装備ではなくあくまでも旧型車両の更新であるため、複数メーカーによる競争入札行われていない。[要検証ノート]「73式」の呼称引き継がれたものの、制式名称いつまでも「73式小型トラック」ではさすがに問題があると判断され平成13年度納入車からは「1/2tトラック」に変更となった。 リアエンドパネルにアクセサリーソケット左右ドア灰皿搭載したほか、災害情報収集のためAM・FMラジオ標準装備されている。また、民間向け車両部品流用した事からエアコンのような快適装備引き継がれ冷房可能なエアコン搭載車となるが、電装系民間向けパジェロの12V仕様対し防衛省向け24Vであるため、操作パネル同じながらも中身別物である。 国土交通省届出車両型式はV16B(2代目パジェロがV2-4系、3代目パジェロがV6-7系)となっているが、生産された順は2代目パジェロの後となっている。テールレンズは初代パジェロの物を流用ドアのアウターハンドルには2代目ミラージュ、およびランサーの物が流用されている。機関形式は4M40(平成8年-平成24年度車用まで)。 方向指示器および、ライト切り替えスイッチ手袋などを着用した状態でも操作しやすい様、旧型類似したもの使用しており、ライト点灯はロータリスイッチとライトスイッチ操作必須となる。 乗降性改善のために取り付けたサイドステップ防衛省仕様書では泥落とし)のため全幅が1.7mを超えたことで、「小型呼称ながら実際は普通貨物車(1ナンバー車)扱いとなったことで高速道路通行料金は1ナンバークラスの中型料金であったが、後に普通料金適用される小型貨物車に収まるよう改装された。 変速機ロックアップ機構省いたトルコン式ATで、市販型パジェロ2代目車両となるJ-TOP(幌車)の専用タイヤであった18インチ大径タイヤ横浜ゴム製215/85・18専用ホイール)装着しデフロック可能なセンターデフフルタイム4駆機構スーパーセレクト4WD備える。不整走破性は旧型同等程度性能を持つとされるが、前輪リジッドから独立懸架となったことで操縦安定性向上したタイヤ径の拡大により、地上高、特にアクスルデフ下の最低地上高増大している。 車体後部トレーラー牽引用のピントルフックを備えているが、車両小型・軽量で、エンジン出力決し大きくないことから、けん引できるのは陸自装備品では1/4tトレーラまでであり、重量物の運搬けん引高機動車が担う。固有の搭載火器はなく、左右ドア内側64式7.62mm小銃もしくは89式5.56mm小銃固定できる小銃取付具が取り付けられており、また、5.56mm機関銃MINIMI12.7mm重機関銃M2などの各種機関銃対戦車ミサイルなどを搭載することが可能。誘導弾通信機器搭載専用車両は2ないし3名で運用される基本型は6名の乗車可能だが、旧型後部扉から乗降する後部4名に対し新型最後第3席は対面2名乗車であり、残りの2名は前席後部第2席に運転席および助手席シート倒して乗降する指揮官車など通信機材が積載され車両に関して中間有る第2席右側背もたれ)を前方倒し第2席用無線機架台台座設置するため5名乗車第3席用無線機架台台座取り付けた場合は4名乗車となる。だが、近年無線機小型化され(広帯域多目的無線)、右側リアホイールハウス上面範囲搭載できる様になったため、無線機搭載していても6名乗車可能である。 初期型従来よりも予熱時間がかかるため、冬季エンジン始動時間がかかる。現在はバンパーにあったフォグランプバンパー埋め込んだタイプ(数も1つから2つ増えている)が納入されている。 2014年頃からV17Bの納入始まりインタークーラーフロントグリル下部移設専用グリル追加されボンネット上にエアインテーク無くなりフラットな形状になった機関形式4N15平成25年度以降車用)。 幌の形状初期型現行型では仕様異なり素材変更およびロイドスクリーン部分大きさ変更やバックドアカーテン、リアカーテンのウインドウカーテンがファスナーより取り外すことが可能となっている。 イラク派遣使用された際には、三菱自動車防弾能力を持つ「付加1/2tトラック用」という物品納入しており、防弾処理が施された。 2021年8月製造元パジェロ製造岐阜県坂祝町)が工場閉鎖1/2tトラック生産設備同年下期三菱自動車岡崎製作所岡崎工場愛知県岡崎市)に移管され、製造続ける。

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