事業拡大・増改築とは? わかりやすく解説

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事業拡大・増改築

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/01 09:24 UTC 版)

浜野増次郎」の記事における「事業拡大・増改築」の解説

国立公園指定運動と共に万世閣社長として職務にも邁進した。 1949年(昭和24年)から、それまで部分補修凌いできた旅館増改築新築本格的に取り組んだこの頃天皇国民を励ます為、全国各地訪問しており、1950年(昭和25年)に来道し、温泉地泊るという計画持ち上がっていた。「その折には、ぜひ万世閣泊って頂こう。」と貴賓館の新築各所増改築行った結果的にはその年の朝動乱訪問中止になり、天皇4年後に来道し洞爺湖ではなく支笏湖泊る事になる。天皇宿泊について宮内庁と増次郎との間に確約があったわけではない。もしもの場合備えようという増次郎心意気を示すものだった実際その後多く皇族訪れ、「貴賓館」を利用する事になる。 この頃国際観光ホテル整備法」が制定された。その法律基準満たして政府登録ホテル旅館施設として登録される信用形成に繋がると共に、国の低利融資受けられるといった特典があった。当時の登録基準は、客室には玄関があり、一定の広さが必要で、床の間電話設備、それにベランダ付きこのような部屋10部屋以上、かつ客室総数半分以上といったものだったこの為大幅な新築増改築施され会議室電話交換室、娯楽室、展望台休憩室増設客室改築行い1953年(昭和28年)に完成同年11月政府登録申請行った結果1954年(昭和29年)5月31日洞爺湖温泉で初の政府登録旅館(旅第58号)として認定された。その後も「近代的充実した旅館へ」と設備投資続けた目的1つ収容能力拡大、そして施設設備機能的、かつ効率的に配置しなおす事だった。 増次郎長男、豊も戦地から復員し後継者として万世閣改築参画改修プランを練るために豊を伊豆伊東熱海、さらに和歌山などを廻り旅館ホテル視察させた。大浴場大広間中広間、フロントカウンタースタイル応接間売店ロビー形式今まで和風旅館形式からホテル要素取り入れた洋風スタイルへ向け、様々な改修工事施し続けた1949年(昭和29年)から続いた改修工事1957年(昭和32年)5月までに全体敷地は7062m2、延べ面積6722m2となり建物木造鉄筋コンクリート3階建て、総客室62室と規模拡大していった。 同時期に学生の集学旅行用宿泊施設として「第二万世閣ユーカラ荘」を新築延べ面積1113.3m2、3階建、総客室29室を経営し、「北湯沢観光ホテル」を1950年(昭和25年)に買収し1952年(昭和27年)11月から増改築施し客室17室として11月30日完成し1956年(昭和34年)6月売却するまで経営した。 また洞爺湖周辺美し大自然満喫させる為に1953年(昭和28年)、「洞爺湖遊覧船株式会社」を設立大株主として取締役会長就任した洞爺湖遊覧船株式会社1954年(昭和29年)、総工費1100万円掛けて28t、110人乗り遊覧船クィーン号」を就航させた。これが戦後遊覧専用豪華船の第一号で当時は「みずうみ女王」と呼ばれ大いもてはやされた。その後、64t、210乗りの「ヴィナス号」も就航させ、1957年(昭和35年)には同業他社遊覧船合わせ年間30万人乗客数える程活況呈した同社その後運営面で形を替え現在に至っているが、洞爺湖遊覧は相変わらず観光客人気の的であり、この点でも増次郎洞爺湖観光において大きな遺産残している。 陸上輸送による観光振興にも早い時期から目を向けていた増次郎1941年(昭和26年)に大株主として札幌市ハイヤー会社大和交通取締役社長就任し現在の観光タクシーつながった

※この「事業拡大・増改築」の解説は、「浜野増次郎」の解説の一部です。
「事業拡大・増改築」を含む「浜野増次郎」の記事については、「浜野増次郎」の概要を参照ください。

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