洞爺湖温泉とは? わかりやすく解説

とうやこ‐おんせん〔‐ヲンセン〕【洞爺湖温泉】

読み方:とうやこおんせん

北海道洞爺湖町にある温泉泉質炭酸水素塩泉塩化物泉など。


洞爺湖温泉

読み方:トウヤコオンセン(touyakoonsen)

所在 北海道有珠郡壮瞥町


洞爺湖温泉

読み方:トウヤコオンセン(touyakoonsen)

所在 北海道虻田郡洞爺湖町

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒049-5721  北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉

洞爺湖温泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/11 08:55 UTC 版)

洞爺湖温泉
通称「見晴台」から眺めた洞爺湖温泉街(2008年5月)
温泉情報
所在地 虻田郡洞爺湖町
座標 北緯42度33分51秒 東経140度49分04秒 / 北緯42.56417度 東経140.81778度 / 42.56417; 140.81778座標: 北緯42度33分51秒 東経140度49分04秒 / 北緯42.56417度 東経140.81778度 / 42.56417; 140.81778
交通 道南バス洞爺湖温泉ターミナル
道央自動車道虻田洞爺湖IC
北海道旅客鉄道(JR北海道)洞爺駅
泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉[1]
泉温(摂氏 50.3[1]
湧出量 1,410 L/min(混合)[1]
pH 6.7[1]
液性の分類 中性[1]
浸透圧の分類 低張性[1]
統計年 2015年(平成27年)
外部リンク 洞爺湖温泉観光協会
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洞爺湖温泉(とうやこおんせん、: Lake Toya Onsen)は、北海道虻田郡洞爺湖町にある温泉、または洞爺湖町と有珠郡壮瞥町地名

泉質

  • 洞爺湖温泉(源泉名:洞爺5・6・9・12・13号、共同1・2・4・5・6号、KH-1混合泉)[1]
  • 湧出地:北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉78-325[1]
  • 泉質:ナトリウム・カルシウム—塩化物温泉(中性低張性高温泉)(旧泉質名:含塩化土類—食塩泉)[1]
    • 泉温:50.3℃[1]
    • 知覚:微黄色濁、微炭酸味、無臭[1]
    • pH値:6.7[1]

温泉街

洞爺湖の南側湖畔にホテル旅館飲食店・みやげ物店などが温泉街を形成しており、無料の足湯手湯がある。温泉街の湖畔には遊歩道や遊覧船の発着場がある[2][3]。また、野外彫刻を展示している「とうや湖ぐるっと彫刻公園」があり[4]、気軽に彫刻を鑑賞することができる。山側には2000年平成12年)の「有珠山噴火」で形成された火口があり、間近で見学することができる(立入禁止区域あり)。

歴史

1917年大正6年)6月、三松正夫、杉山春巳、安西岩吉の3人が湖岸で43℃の源泉を発見した。これは、1910年明治43年)に発生した有珠山の寄生火山(側火山)である「四十三山」(明治新山)の噴火活動によって誕生したものと考えられている。三松らは翌月に北海道庁から利用許可を受け、同年秋には「竜湖館」[注 1]という温泉宿を始め、洞爺湖の温泉旅館第1号になった。なお、開湯当初は「床丹温泉」(とこたん)という名前であったが、湖名にちなんで「洞爺湖温泉」と改称した。

年表

イベント

  • 『洞爺湖温泉冬まつり』(2月)
  • 『洞爺湖ロングラン花火大会』(4月下旬から10月)
  • 『洞爺湖マラソン』(5月)[17]
  • TOYAKOマンガ・アニメフェスタ』(6月)
  • 『洞爺湖温泉夏まつり』(7月下旬から8月中旬)
  • 『北海道ツーデーマーチ』(9月)
  • 『洞爺湖温泉イルミネーショントンネル』(11月上旬から3月上旬)

洞爺湖温泉(地名)

洞爺湖温泉
日本
都道府県 北海道
市町村 洞爺湖町
人口
(平成28年3月31日住民基本台帳)[18]
 • 合計 1,091人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
049-5721
市外局番 0142[19]
ナンバープレート 室蘭
自動車登録住所コード 62 802 0531[20]
洞爺湖温泉
日本
都道府県 北海道
市町村 壮瞥町
人口
(平成25年3月31日住民基本台帳)[21]
 • 合計 58人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
049-5731、052-0107
市外局番 0142[19]
ナンバープレート 室蘭
自動車登録住所コード 62 801 0718[22]

洞爺湖温泉(とうやこおんせん)は、虻田郡洞爺湖町有珠郡壮瞥町地名温泉街の大半は洞爺湖町にあるが、旧「日鐵湖翠荘」より東側は壮瞥町となる[注 1]。「洞爺湖温泉観光協会」の所在地は洞爺湖町にあるが、壮瞥町の施設も加盟している。地元では「洞爺湖温泉」の呼称に「湖」を抜いて「洞爺温泉」と称する場合があり、旧洞爺村温泉が「洞爺温泉」になっても郵便局[23]、NTT電話交換ビル(旧電話交換所)[24][25]信用金庫[26]ガソリンスタンドなどにその表記が見られる[27]。また、地区の通称として「温泉地区」という呼称があるほか[28]。「洞爺」の語源となったアイヌ語の「トヤ」は、元来旧洞爺村洞爺町(とうやまち)付近を指す地名であるが、洞爺湖温泉が発展したことから「向洞爺」(むこうどうや)と呼称する場合がある[要出典]

交通

鉄道北海道旅客鉄道(JR北海道)洞爺駅が最寄駅、高速道路道央自動車道虻田洞爺湖ICが最寄ICになっている。

バス

道路

船舶

施設

洞爺湖町

  • 北海道洞爺湖サミット記念館
  • 洞爺湖町役場洞爺湖温泉支所
  • 洞爺湖文化センター
  • 洞爺湖ビジターセンター・火山科学館
  • とうや湖コミュニティーセンター
  • 桜ヶ丘保育所
  • 洞爺温泉郵便局
  • 伊達信用金庫洞爺温泉支店
  • わかさいも本舗洞爺湖本店、洞爺湖売店
  • 北海ホテル
  • ホテルグランドトーヤ
  • 洞爺観光ホテル
  • ザ レイクビューTOYA 乃の風リゾート
  • 洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラス
  • 洞爺 湖畔亭
  • 洞爺 ごきらく亭
  • 洞爺温泉ホテル華美
  • ゆとりろ洞爺湖

壮瞥町

洞爺湖温泉が舞台(ロケ地)となった作品

脚注

注釈

  1. ^ a b 虻田町史によると、「竜湖館」は1917年(大正6年)創業後、1927年昭和2年)「一号館」へ、1935年(昭和10年)「第一ホテル」へと改称している[5]。その後、1941年(昭和16年)日本製鐵が買収し「日鉄会館(洞爺会館)」と改称、戦後財閥解体により1950年(昭和25年)に発足した後継会社の富士製鐵が引継ぎ「富士鉄会館」となるが、現在この場所に建物は所在しない[5]1944年(昭和19年)当時、日鉄会館の西隣となる場所(町域は壮瞥町)に所在した「洞爺湖温泉ホテル」を日本製鐵が保養施設として買収し「湖翠荘」と改称[5]、平成26年3月31日に閉鎖となるまで「日鐵湖翠荘」として所在し、閉鎖後に新日鉄住金健康保険組合は「湖翠荘」を政建へ売却している[6]
  2. ^ 洞爺湖電気鉄道」は1941年(昭和16年)に廃止となった。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 洞爺湖温泉の泉質”. 洞爺湖温泉利用協同組合. 2017年10月21日閲覧。
  2. ^ 湖畔遊歩道”. 洞爺湖町. 2017年10月22日閲覧。
  3. ^ 洞爺湖汽船”. 2017年10月22日閲覧。
  4. ^ とうや湖ぐるっと彫刻公園”. 洞爺湖町. 2017年10月21日閲覧。
  5. ^ a b c 藤本和徳 (2011). 鳥瞰図に見る洞爺湖温泉街の変遷 (PDF). 北海道地質研究所報告第82号 (Report). 北海道立総合研究機構. 2017年10月21日閲覧
  6. ^ 株式会社政建”. 2017年10月21日閲覧。
  7. ^ 支笏洞爺国立公園”. 北海道地方環境事務所. 環境省. 2014年8月8日閲覧。
  8. ^ “洞爺湖温泉の「洞龍の湯」塗り替え、気持ち良く足湯を”. 室蘭民報 (室蘭民報社). (2011年4月28日). http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2011/04/28/20110428m_07.html 2017年10月22日閲覧。 
  9. ^ 合併後の住所一覧”. 洞爺湖町. 2017年10月21日閲覧。
  10. ^ “洞爺湖経済動脈が復活、国道230号新ルート開通”. 室蘭民報 (室蘭民報社). (2007年3月28日). http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2007/03/28/20070328e_01.html 2017年10月21日閲覧。 
  11. ^ “湖畔の憩い、洞爺協会病院跡に噴水広場オープン”. 室蘭民報 (室蘭民報社). (2007年8月4日). http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2007/08/04/20070804m_06.html 2017年10月22日閲覧。 
  12. ^ 北海道洞爺湖サミット”. 外務省. 2014年8月10日閲覧。
  13. ^ a b 日本ジオパークネットワーク”. 2014年8月8日閲覧。
  14. ^ “洞爺湖温泉開湯100年の節目祝いモニュメント除幕”. 室蘭民報 (室蘭民報社). (2016年7月25日). http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2016/07/25/20160725m_07.html 2017年10月22日閲覧。 
  15. ^ “洞爺湖で新泉源を利用した地熱発電所の本運用開始”. 室蘭民報 (室蘭民報社). (2017年3月11日). http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2017/03/11/20170311m_06.html 2017年10月22日閲覧。 
  16. ^ “洞爺湖温泉街バイパスが開通、道路幅広く安全性高まる”. 室蘭民報 (室蘭民報社). (2017年3月17日). http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2017/03/17/20170317m_06.html 2017年9月27日閲覧。 
  17. ^ 洞爺湖マラソン【公式】”. 2017年10月22日閲覧。
  18. ^ 洞爺湖町の概要 平成29年度版” (PDF). 洞爺湖町. p. 10. 2017年10月21日閲覧。
  19. ^ a b 市外局番の一覧” (PDF). 総務省. 2017年10月21日閲覧。
  20. ^ 住所コード検索 虻田郡倶知安町”. 自動車登録関係コード検索システム. 国土交通省. 2017年10月21日閲覧。
  21. ^ 壮瞥町定住促進・公共施設有効活用計画 -平成25〜29年度-” (PDF). 壮瞥町. p. 9. 2017年10月21日閲覧。
  22. ^ 住所コード検索 有珠郡壮瞥町”. 自動車登録関係コード検索システム. 国土交通省. 2017年10月21日閲覧。
  23. ^ 洞爺温泉郵便局”. 日本郵政. 2017年10月22日閲覧。
  24. ^ 有珠山噴火時における通信確保等の対応状況について”. 北海道地方非常通信協議会 会報第34号. 総務省北海道総合通信局. 2017年10月22日閲覧。
  25. ^ 壮瞥町壮瞥温泉西部地区周辺の電話回復について』(プレスリリース)東日本電信電話(NTT東日本)、2000年4月27日http://www.ntt-east.co.jp/release/0004/000427.html2017年10月22日閲覧 
  26. ^ 店舗のご案内”. 伊達信用金庫. 2017年10月22日閲覧。
  27. ^ (株)洞爺給油センター 洞爺温泉SS”. 出光興産. 2017年10月22日閲覧。
  28. ^ 議会日程 H26.11月日程”. 洞爺湖町議会. 洞爺湖町. 2017年10月22日閲覧。

関連項目

外部リンク

防災


洞爺湖温泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 13:52 UTC 版)

虻田町」の記事における「洞爺湖温泉」の解説

洞爺湖温泉は比較歴史の浅い温泉で、1917年6月発見された。壮瞥町三松正夫杉山春巳、安西岩吉一行鉱山見学帰途西丸山近く湖岸から湯気出ているのを発見し掘削してみたところ熱水噴き出した1910年有珠山噴火影響でここへの湧出始まったとみられる三松らは翌月道庁から利用許可を受け、秋に竜湖館という温泉宿始めており、これが洞爺湖温泉旅館第一ということになる。

※この「洞爺湖温泉」の解説は、「虻田町」の解説の一部です。
「洞爺湖温泉」を含む「虻田町」の記事については、「虻田町」の概要を参照ください。

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