九州特急凋落の時代と「富士」とは? わかりやすく解説

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九州特急凋落の時代と「富士」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 18:19 UTC 版)

富士 (列車)」の記事における「九州特急凋落の時代と「富士」」の解説

1976年昭和51年10月1日:このときのダイヤ改正により使用車両24系24客車から24系25形客車置き換え「はやぶさ」出雲とともに東京発着の定期寝台特急初の2段B寝台車投入同時に新形1人用個室A寝台、「オロネ25形車両」も連結される。「食堂車」は引き続きオシ24形使用1978年昭和53年2月1日20系運行されていた「あさかぜ1・4号いわゆる博多あさかぜ」)の24系25形に伴い食堂車捻出するため、食堂車基本編成から大分回転付属編成入れ替えられた。なお同様の措置は共通運用だった「はやぶさ」出雲」でも行われた。 → 当時編成図はこちらを参照されたい。当時国鉄では需要減が続いていた在来線食堂車新製しない方針であったため、運行時間がほぼ丸一日となる「富士「はやぶさ」食堂車途中駅折り返しとすることで終着駅での滞泊をなくし、車両基地であった品川客車区に戻る日を一日ずつ早めることで、博多あさかぜ」用に必要車両数確保したこの年東京 - 下関間の牽引機関車をEF65形500番台(P形)から1000番台7次車変更1979年昭和54年9月25日日豊本線全線電化により宮崎 - 西鹿児島間の牽引機であるDF50形ディーゼル機関車による牽引廃止ED76による牽引終点西鹿児島駅まで延長された。 1980年昭和55年10月1日ダイヤ改正で、利用者減少により運行区間宮崎駅までに短縮。これにより、日本最長距離特急の座を「はやぶさ」に譲る。 宮崎 - 西鹿児島廃止時の停車駅 宮崎駅 - 都城駅 - 霧島神宮駅 - 隼人駅 - 鹿児島駅 - 西鹿児島駅 1984年昭和59年2月1日廃止されていた九州内ヘッドマーク取り付け復活10月19日西明石駅通過の上り「富士」が脱線してホーム激突32名が負傷するいわゆる西明石駅列車脱線事故発生1985年昭和60年3月14日東京 - 下関間の牽引機EF66形変更また、これを機にヘッドマーク円形から戦前の「富士同様の山型のものに変更した。なおヘッドマーク当初葛飾北斎赤富士」を模したデザイン検討され運行担当する下関運転所内で実際に製作まで行われたがこちらは本採用には至らなかった。 1986年昭和61年3月3日オハネ24形3両から改造された4人用B個室寝台車(オハネ24形700番台)「カルテット」の連結開始11月1日ダイヤ改正より客車受持ち品川客車区から鹿児島運転所基本編成)、熊本客貨車区付属編成)へ変更。再び「はやぶさ」と共通編成となり、オハネ14形2両から改造された(オハ24形700番台)「ロビーカー」を連結開始下関~大分間EF81形400番台牽引となった1989年平成元年3月11日オハネ25形100番台から改造され1人用B個室寝台車「ソロ」(オハネ25形1000番台)の連結開始編成図はこちらを参照されたい。 1990年平成2年3月10日運行区間南宮崎駅まで1駅延長1991年平成3年3月16日東日本旅客鉄道JR東日本東京車掌区が「成田エクスプレス運行開始に伴う人員確保のため「富士」からの乗務降りJR九州大分車掌区(現・大分鉄道事業部大分車掌センター)が全区間担当することになった1993年平成5年3月18日食堂車営業中止となり、売店営業のみに変更また、博多地区通勤輸送改善のため、下り列車東京 - 小倉間のダイヤ「はやぶさ」差し替えられて「富士」の南宮崎駅到着1時間9分繰り上がった1997年平成9年11月29日運行区間大分駅までに短縮また、食堂車オシ24形連結終了最終的な24系25形のみで運行され編成図はこちらを参照されたい。終点大分駅到着後、編成2分割にする作業実施していた。これは、折返し清掃等を行う大分運転所フル編成で入区できないためであり、上り東京行きでも大分駅フル編成にする作業実施していた。 大分 - 南宮崎廃止時の停車駅 大分駅 - 臼杵駅 - 津久見駅 - 佐伯駅 - 延岡駅 - 日向市駅 - 高鍋駅 - 宮崎駅 - 南宮崎駅 下り列車大分駅で「にちりん3号を、上り列車中津駅で「にちりん20号先行させるダイヤとなっていた。

※この「九州特急凋落の時代と「富士」」の解説は、「富士 (列車)」の解説の一部です。
「九州特急凋落の時代と「富士」」を含む「富士 (列車)」の記事については、「富士 (列車)」の概要を参照ください。

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