主な味方武将
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 23:13 UTC 版)
織田信長(声:置鮎龍太郎) このゲームの主人公。最初は若々しい青年だが、4章の京入りには髭をたくわえ、年が経つと男らしくなる。数少ない外見が変化していく武将。ちなみに主人公であるためか、他の作品で描かれるような「魔王」とも称される苛烈で冷酷な面はそれほど垣間見えず、むしろ快活で人当たりの良い、好感の持ちやすい性格となっている(史実の信長も庶民や農民に分け隔てなく接した側面が見られる)。主な兵種は槍騎馬、槍足軽、鉄砲足軽。武将系統は「万能」。決戦闘技を発動すると最後に翼がはえて飛翔したような独特の演出を見せる。第一作『決戦』に於いて、関ヶ原の合戦に臨む徳川家康の前に現れた信長の幻影の声を担当していたのは、本作の信長と同じ声優である。 前田利家(声:高木渉) 織田家家臣。傾奇者という設定で口が少々荒い。例「命が惜しけりゃどきやがれ!!」「ざっとこんなもんよ!!」など。これらの言動は尊敬する青年期の信長の真似をしているからである。槍を振るい臆することを知らない猛者。主な兵種は槍足軽、槍騎馬と槍を得意とする。ちなみに初期は目に隈取りが入っているが、4章の京入りからそれが無くなる。武将系統は「猛将」。 丹羽長秀(声:高塚正也) 織田家家臣。真面目だが心配性でいつも主君の信長や古馴染みの前田利家に振り回され、あげく利家や信長から「心配性の芋侍」と呼ばれている。織田軍では数少ない黒鍬部隊である。武将系統は「知将」。 森可成(声:大場真人) 織田軍の参謀を務める最古参の武将で信長の教育係でもある。そのため、信長の行く末を心配している。近江坂本にて自らの手勢だけで防衛にあたるが浅井長政との一騎討ちの最中、斎藤龍興に横合から銃撃を浴びせられ討ち死にする。ゲームのシステム上、可成から息子の蘭丸、蘭丸から長可へと能力が受け継がれる。主な兵種は刀足軽、武将系統は「知将」。 帰蝶(声:久川綾) 斎藤道三の娘で信長の妻。武勇も美貌もある才色兼備の武将に描かれているが性格は大人しく控え目で、吉乃に何を言われても黙って耐えている。信長を「滅びの夢」から醒ます重要なキーパーソンだが、その描写は極めて希薄。得意兵種は槍騎馬、武将系統は「万能」。決戦闘技を発動させると最後に蝶の羽が羽ばたく独特の演出を見せる。作中では信長と光秀の激突を憂いており、両者の間で揺れ動く。 柴田勝家(声:立木文彦) 織田家きっての猛将。最初は信長のうつけぶりと傾いた態度に対して反発していたが、「稲生の合戦」で敗れた後、信長の将器に触れて以来、絶対的な忠誠を誓う。義に厚く涙もろい性格。主な兵種は槍騎馬、武将系統は「猛将」。何かと小細工を弄する藤吉郎(秀吉)を嫌っている。 木下籐吉郎(声:伊藤健太郎) 史実では言わずと知れた天下人。農民出身の自分を登用してくれ「サル」と呼び可愛がってくれる信長に心酔している。「赤塚の戦い」の際、小六と共に援軍として登場し、その後、配下に加わる。4章の京入りを機に「羽柴秀吉」と改名する。主な兵種は刀足軽、武将系統は「万能」。 蜂須賀小六(声:川津泰彦) 野武士集団「蜂須賀衆」の頭領。藤吉郎(秀吉)の魅力に惚れ込み共に活動し、赤塚の戦いの後、藤吉郎と共に織田家の家臣になる。仁義に厚い親分肌の人物。主な兵種は刀足軽、武将系統は「猛将」。 吉乃(声:佐藤朱) 天候を予測できる能力である「観天望気」の才を持つ少女。最初から天運が使用できる数少ない人物。基本的には快活で社交性もあるが、信長に思いを寄せているため妻である帰蝶に対し辛辣な言葉を使ったり、周囲に帰蝶の悪口を言うなど、露骨に彼女を意識した言動が目立つ。また信長の陣営に来るまでその異能から己の居場所を見つけられなかったと語っており、これらの事情からか、味方側の人物としては異端とも言える複雑な性格の持ち主である。名前の読みは「よしの」。武将系統は「僧侶」。 名前のモデルは信長の愛妾生駒御前。 アマリア(声:金月真美) ネーデルランド出身の女南蛮傭兵。ゲームオリジナルキャラ。理由あって堺へ流れ傭兵として雇われる。堺に進軍(史実では織田軍は堺に進軍していない)した織田軍に敗れたが、武勇を信長に見込まれて仲間になる。兵種は刀足軽だが、南蛮人であるため鉄砲足軽も得意としている。イスパニアの密使ペドロとは何か因縁があるらしい。母性本能をくすぐる秀吉に好意を持っている。武将系統は「猛将」。 森蘭丸(声:森田成一) 可成の次男(史実では三男)。斎藤龍興を父の仇にする。信長への忠誠心は人一倍強いが、信長のために尽くさんとするあまり空回りしている側面も。他の多くの作品同様美少年として描かれている。史実通り、本能寺で戦死を遂げる。武将系統は父可成同様「知将」。 黒田官兵衛(声:立木文彦) 播磨の豪族。「明石の戦い」にて秀吉の軍師として登場。メインキャラクター扱いはされているが、実際はサブキャラクターである。織田軍を裏切り、官兵衛を幽閉した摂津有岡城主の荒木村重に「オレとお前の仲だ」と言う場面がある。主な兵種は弓足軽、武将系統は軍師から「知将」。 森長可(声:菅沼久義) 可成の長男(史実では次男)で蘭丸の兄。弟に比べると父親似。蘭丸の仇をとるべく参戦する。参戦時期は本能寺の変以後の10章と遅い。ゲームをクリアした時の受け継げる能力は可成に受け継がれる。彼は可成、蘭丸と比べると戦闘時以外のセリフがたったの3回と出番が少ない。史実では「鬼武蔵」と恐れられた猛将だが、武将系統は父可成、弟蘭丸同様「知将」。 お市(声:金月真美) 信長の妹で絶世の美女。浅井長政に嫁ぐが、浅井家滅亡後は子供(茶々)と共に信長の下に戻る。仲間になるにはゲームモード上級でプレイし、「長篠決戦」をクリアしたあとの評定をむかえなければならない。武将系統は「僧侶」。
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