世界大犯罪組織シャドウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 08:41 UTC 版)
「キカイダー01」の記事における「世界大犯罪組織シャドウ」の解説
ハカイダー部隊編末期より暗躍していた謎の組織。その正体は謎の怪人ビッグシャドウが率いるアンドロイドの犯罪組織。世界征服を目論んでおり、目的達成のためには手段を選ばない。シャドウ殺人部隊と呼ばれるロボット軍団を主戦力としている。月面基地まで持ち、ダーク、ハカイダー部隊をはるかに凌ぐ巨大組織である。 ビッグシャドウ 大犯罪組織シャドウの大首領。第10話から登場。人間の苦しむ様子に無上の喜びを感じ、コンピューター「ブラックサタン」による1000万人殺人計画などの冷酷な作戦を実行する。当初はシルエットのみの登場だったが、第20話で本体を現した。黒い仮面とマントをまとった怪人だが、その正体は不明。最終話で基地と運命を共にした。 シャドウナイト 第8話から登場したシャドウの初代大幹部。西洋風の甲冑と巨大な単眼が特徴。巨大な眼から放つ眼力破壊光線、複数の剣を投げつける攻撃、剣先から発射する破壊光弾デッドインパルスで01を苦しめる。壁を通り抜けたり、配下のロボットを瞬間移動させたりして撤退する能力を持つ(第9-10話)。専用のオープンカーを持つ。第27話で01に敗れ爆死。特定の人間態を持つが、シルクハットにアイマスク、カイゼル髭、タキシードに蝶ネクタイ(第8話のみシルクハットにサングラス、白いマスクにマフラー)という怪しい姿である。演じているのは、キカイダーのスーツアクター・三島剣技会の菊地敏明。 ザダム 第24話から登場。ビッグシャドウが月世界基地から呼び寄せた最高幹部。2体の悪魔型ロボットが横並びで合体したような姿をしている。武器は両手に持つ破壊弾を発射する三叉槍。地面に陥没を起こしたり、相手の片腕を外して本人を襲わせたりするなど、ロボットでありながらハカイダーを手懐けてしまうほどの強力な念力を持つが、念力遮断回路を組み込まれた01には効かなかった。テレポートも可能。当初は月世界で生まれたため、太陽光線の下では3分前後しか活動できないとされていたが、後半では昼間でも長時間行動するシーンが存在する。最終話では「ザダム分離術」で2体に分離してキカイダー兄弟と対峙した。普段は二つの声を重ねて話すが、分離時は別々に話す。それぞれブラストエンドとデンジエンドを受けて爆死。ロボット再生装置によって復活し、ザダム・ハカイダー三位一体攻撃を仕掛けるが、キカイダー兄弟とビジンダーのトリプルサークラインを受けて再び爆死した。2名のスーツアクターが入った初めての等身大怪人となる。 ジャイアントデビル ギルが設計した史上最大にして最強の人造人間、最終兵器である。町一つを破壊するデビルミサイルを頭部から発射する。この兵器を建造する使命を帯びたハカイダー部隊はまず心臓部の設計図が刷り込まれている少年アキラを手中に収めようとしたが、ことごとくキカイダー兄弟に妨害される。残ったギルハカイダーがシャドウと結託すると同時にその野望も引き継がれ、超エネルギー・ハイセリウムとヒロシの体に刷り込まれた頭部の設計図を手に入れたことによりほぼ完成状態となった。だが心臓部の完成目前にして、基地に乗り込んだキカイダー兄弟のダブルブラザーパワーによって破壊された。デザインモチーフは遮光器土偶。 シャドウ殺人部隊 シャドウの作戦を遂行するロボットたち。28話までのほとんどのロボットに背番号が書かれている。登場に際して背番号をコールされることもある。動物や妖怪をモチーフにしたものが多い。また、着ぐるみ以外の姿のロボットも少なくない。石森によるデザイン画が存在するのは赤面ガメだけである。 シャドウマン(第11話 - ) シャドウの戦闘員ロボット。変身能力を持ち、潜入工作も得意としている。エピソードによっては、ロボット独特の思考(多くの部分で人間と逆転した)が変身後もそのままであったため不審を持たれるなど、変身しきれない描写もあった。マスクはアンドロボットのマスクを再塗装したもので、武器も「イナズマナイフ」と同じ形状である。掛け声は「ギラ!」。 ワルダー 37話から登場。01を破壊するためにビッグシャドウが雇った謎の殺し屋ロボット。頭部に闘争回路を持つ剣術の達人。だが、自分が納得しなければ行動することはない。女子供には手出しすることができず何度もビジンダーや子供を助けている。善悪を見極めることができないため、「悪い奴に吠え、泥棒に噛み付き、善悪の判断をするもの」として犬に苦手意識を持つ。危機を救われたことから自分と同様に善悪の間で葛藤するビジンダー = マリに恋情を抱いており、文通をしたこともある。武器の超槍銃は機関銃や分銅杖にもなり、刀も仕込まれている。敵を一刀両断するワルダーつばめ返しが必殺技。専用マシンとして最高時速350kmのワルダーマシーンを持ち、第41話ではビジンダーも搭乗した。また、横笛を愛用している。ワルダー家に先祖代々伝わるという刀・雷神村正と風神村雨を持つが、登場は1度だけで、武器として使ったのは雷神村正だけであった。 シャドウの雇われロボットという立場ながら自分に心を通わせる者を守るためなら時としてハカイダーやシャドウのロボットと対決することも辞さない。 エネルギー転換装置を二つ装備しているが、そのうちの一つは転換装置の壊れたビジンダーを助けるために譲った。人造人間の体内を透視する能力も持つ。エネルギー回路を失うと一週間しか生きられなくなる。第45話でビジンダーを救うべく自らのエネルギー回路と風神村雨を与えた(ただし風神村雨は01が浪人武士ロボット戦で使用した)後、ビジンダーに助けられた01に最後の勝負を挑み爆死した。
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世界大犯罪組織シャドウ
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「スーパー特撮大戦2001」の記事における「世界大犯罪組織シャドウ」の解説
ワルダー シナリオ58「剣豪ワルダー暁に死す」で「シャドウの罠かも…」を選択すると仲間にできる。ビジンダーより能力が高い。また、原作と違って専用マシンを持たないため、これによる移動はできない。 ジャイアントデビル プロフェッサー・ギルが設計し、シャドウが建造した巨大人造人間。原作では心臓部完成目前で破壊されたのに対してゲーム本編では完成しており、通常のLユニットとして登場する。
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