下着同好会
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葉山 奈由(はやま なゆ) 声 - 茅原実里 本作の主人公。1年A組のクラス委員。いわゆるツインテールの髪型で、眼鏡をかけている。入試をトップ合格したほど成績優秀だが、天然ボケでそそっかしい面もある。普段は圭吾の新作の手伝いで下着のモニターに協力していることが多い。また祖母の葉子や圭吾の影響か下着にとても強いこだわりを持ち、周囲の女性が適正でない下着を着けていると服の上からでもそれを見抜き、黙っていられず唐突に胸を掴んだりするので、しばしば百合などの誤解を受けている。また、何かにつけ他の女子生徒が着けている下着をチェックしてうっとりする癖がある。 小学6年生の頃に新作の黒いガーターを着けて登校したところあらぬ誤解を受けてしまいクラスメートに敬遠されていた。中学でも入学式の際、試着していた成人向けデザインの派手なショーツ(圭吾作)をクラスメートに見られてしまい「陰で援助交際をやっている」との誤解を一部に持たれてしまうが、それが縁で遥・弥子の2人の友人と知り合った。以来、彼女たちに適正な下着について助言などを行っていたがより多くの女子生徒に下着について知ってもらおうと考え遥が発案し弥子が提案した「下着部」を創設しようと決意する。下着に対して「いやらしい」「恥ずかしい」という固定観念を持つ周囲の誤解や偏見、時には心無い嘲笑にもめげず遥や弥子、陽樹や環の助力を得て下着同好会を創設、その活動に努力している。 彼女の両親は既に他界しており、現在は義兄の圭吾と暮らしている。葉子もまた圭吾同様に下着デザインに関わる仕事をしていた模様で、奈由が幼い頃にジュニア用にデザインされた“勝負下着”を授けている。 白石 遥(しらいし はるか) 声 - 矢作紗友里 お下げの髪型で関西弁を話すやや長身な女子生徒。おっとりしておとなしい性格だが怒るべきときには怒る芯の強さや、“下着好き”という奈由の一風変わった性格をも素直に受け容れる器の大きさを持っている。弥子とは入学前から友人で、何かと突っ走りがちな彼女のブレーキ役。中学1年生としては早熟で豊満な身体つきをしており、それゆえに年齢相応の下着では不適正だったため奈由から中学で初めて助言を受けた。 彼女が第二次性徴を迎えたのは小学3年生のときでそれ以来、成長するにつれて同年代の子よりも目立ち周囲から好奇の視線を集めたり痴漢被害を招いてしまう自分のバストにコンプレックスを抱えている。家はレストラン家で、3人の弟がいるいいお姉さんでもあるらしい。彼女は下着同好会の基礎となった「下着部」の発案者でもあり、同好会設立後は弥子と共に参加した。 自分のコンプレックスを解消してくれた奈由のことが気になりはじめている。 神宮寺 弥子(じんぐうじ やこ) 声 - 寿美菜子 剣道部所属。遥とは入学前からの友人。奈由らには、「やこちゃん」(ひらがな表記)と呼ばれている。髪の一部を髪飾りで2本の房にしており、驚いた際などにはその房が動物の耳のように立つことがある。実家は剣道道場で両親は共に師範(母は学校の先生でもある)、本人も少年剣道大会全国2位の実力を持つ他、運動全般に優れる。常に歴史小説らしき単行本を読んでおり、その影響か時代劇がかった男言葉を話す。 正義感が強いが暴走しがちで入学式で派手な下着を着用していた奈由に対して強い疑惑を抱き、その真相を暴こうとしたことが結果的に奈由と友達になる契機となった。遥と対照的に小柄でほとんど膨らみの無い胸に劣等感を持っており、ブラジャーを着用することに当初は抵抗を感じていた。折しも母親が買い与えたカップ付きブラジャーで失敗をしてしまい二度と着用しないとまで言い放ったが、彼女に合うカップ無しのブラジャーを手作りした奈由や遥の説得により現在は抵抗感無く着用しているらしい。手芸部では下着製作が出来ないことに落ち込む奈由に対し以前の遥の言葉を元に後に下着同好会となる「下着部」の創設を提案、後に発足した同好会に遥と共に参加した。 小町 陽樹(こまち ひろき) 声 - 佐藤雄大 他クラスの男子生徒で委員長。奈由からは「コマチ君」と呼ばれている。小学生の頃から奈由を知っており学校でも塾でも成績は常に彼女がトップ、自分は2番だったため一方的にライバル視していた。STEP.4終盤で慌てていた彼女にぶつかられて再会、STEP.5では話しかける機会を二度も逸しつつSTEP.6でようやく彼女に宣戦布告を行った(まともな登場はこの回から)。その後、下着同好会創設に向けた活動に悩む彼女に対し結果的に局面打開のヒントとなる率直な意見を述べた。何かにつけ上履きで彼女の頭を押さえつけたりするが基本的には面倒見のいい性格らしく、下着同好会に関しては経緯をほとんど知らずに半ば巻き込まれる形で協力している。「漢(おとこ)らしさ」にこだわって強がって見せるもののパンチラを目撃したり奈由に手を握られた際にうろたえるなど、照れ屋でもある。 下着部員勧誘目的で行われた「フィッティング」デモンストレーション中、当該教室付近を巡回、室内を覗いていた不埒な男子生徒と乱闘騒ぎを起こしこれが結果として部としての創設を絶望的なものにしたが後に奈由によって「下着同好会」が発足すると唯一の男子部員として参加した。 天原 清乃(あまはら きよの) 声 - 日笠陽子 奈由と同学年であり、陽樹のクラスメイト。茶髪のストレートロングヘアにスラっとしたスタイルが特徴。髪をかきあげるのが癖。短気で大人びた性格だが、お願いされると弱い一面がある。胸にコンプレックスを抱いている。 母・玲花の恋人の都筑のことが好きで、女らしさを磨くために下着同好会に入部をしたが下着に関する価値観が違う奈由とは何かと衝突したり下着に疎い水野先生に対しては厳しい態度をとったりしている。校内でも平然とメイクをしているため塚本先生から問題児として目を付けられている。 夏休みの後に母のメーカから下着の雑誌モデルになり、その切っ掛けで学校の生徒から下着同好会の見方が変わった。
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