三菱重工横浜ビルとは? わかりやすく解説

三菱重工横浜ビル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/21 04:37 UTC 版)

三菱重工横浜ビル(みつびしじゅうこうよこはまビル)は、神奈川県横浜市西区みなとみらいにある超高層ビル東京都千代田区丸の内丸の内二重橋ビルと共に三菱重工業本社機能を有している。




注釈

  1. ^ 三菱重工横浜ビルの敷地と隣接地の敷地はいずれも敷地面積約10,000m2である[1]が、同年5月には三菱重工業がみなとみらいに所有する土地1,432m2についても売却が行われている[11]
  2. ^ なお、同社はかつて本社ビルの一つであった三菱重工ビル(東京都港区、現・NBF品川タワー)についても2011年の売却以降、賃貸による入居を継続してきた経緯があり、当ビルのようなケースは今回が初めてではない[14]
  3. ^ 同社の本社機能と事業部門(事業推進機能およびサポート機能)は当ビルと三菱重工ビル(東京都港区、現・NBF品川タワー)等に長年分散していたが、今後は同社の首都圏オフィスを再構築する計画に基づき、本社機能は丸の内地区に、事業部門は田町地区(第一田町ビルと周辺を再開発し、2023年度に竣工予定のオフィスビル「田町タワー」)に移転集約する方針である[15][16][17]。なお、丸の内地区における本社機能の集約については、三菱重工ビル(現・NBF品川タワー)の「グローバル本社」機能を2018年10月に竣工した複合オフィスビル「丸の内二重橋ビル」(事業主:三菱地所)に移転している[15][16][18]が、当面は当ビルの機能についても併存させる方針となっている[18]
  4. ^ かつては菱重エステート(旧・関東菱重興産、現在のMHIファシリティーサービス)が主催し、エイトノットアンドカンパニーが企画・運営を担っていた[20]が、2016年には一時的に三菱重工業が主催となった[21][22]のち、2017年時点では主催および企画運営の全てをエイトノットアンドカンパニーが行っており[10][23]、三菱重工グループの手からは離れている。なお、後述の再開発のため「横浜ホームコレクション」は2019年7月をもって閉鎖されている[24]が、その翌年の2020年3月にはアルカエフ跡地の一画(44街区北区画)における10年間の暫定土地利用者(土地賃貸契約)として、エイトノットアンドカンパニーJVが選ばれている[25]
  5. ^ ビルの完成までは一期棟の当ビルに本社を置くとしていた(なお、2017年5月時点では当ビルに同社本社が入居している)。

出典

  1. ^ a b みなとみらい21 街区開発状況 中央地区(32~38街区)(横浜市都市整備局みなとみらい21推進課 2019年3月29日閲覧
  2. ^ a b c オフィスビル及び開発用地の組入れ方針に関するお知らせ及び土地取得子会社の異動に関するお知らせアーカイブ (PDF) (ケネディクス株式会社 2017年3月30日)
  3. ^ a b 販売用不動産の取得についてアーカイブ (PDF) (ヒューリック株式会社 2017年3月30日)
  4. ^ a b c ケネディクス株式会社 2017年12月期第3四半期 決算説明資料アーカイブ (PDF) (同社2017年11月13日公表〈IR資料〉、資料のP6.「AUM成長に向けての取組み」に記載)
  5. ^ ビル架設システムの開発アーカイブ (PDF) (三菱重工技報 Vol.31, No.5 (1994年9月))
  6. ^ a b ケネディクス オフィスビルと開発用地の組入れ方針を発表(財経新聞 2017年4月3日)
  7. ^ 三菱重工が横浜のビルを761億円で売却 —— 買い手にヒューリック(BUSINESS INSIDER JAPAN 2017年3月30日)
  8. ^ 【売買】ヒューリックが600億円で三菱重工横浜ビル取得、年内にケネディクスへ(日経不動産マーケット情報 2017年3月30日)
  9. ^ 2016年度「東証1部・2部上場企業 不動産売却」調査東京商工リサーチ 2017年5月11日)
  10. ^ a b c d e f みなとみらいレポート第4回・三菱みなとみらい技術館があるビルが売却!?(はまれぽ.com 2018年1月23日)
  11. ^ 【売買】みなとみらいの土地を売却、三菱重工業(日経不動産マーケット情報 2017年5月17日)
  12. ^ 三菱重工/ヒューリックに三菱重工横浜ビルを売却(流通ニュース 2017年3月31日)
  13. ^ 三菱重工の横浜ビル売却、特別利益500億円 大型客船事業で損失(SankeiBiz 2017年3月31日)
  14. ^ 三菱重工、横浜のビル売却益へ 成長資金を確保 (日本経済新聞 2017年3月30日)
  15. ^ a b グローバル企業を目指し首都圏オフィスを再構築(三菱重工業株式会社 2016年10月31日)
  16. ^ a b 三菱重工、本社を丸の内に移転 18年度「三菱村」復帰(朝日新聞デジタル 2016年10月31日/Wayback Machineによる2016年11月21日時点のアーカイブ
  17. ^ 三菱重工業/東京・田町(港区)の自社ビル建替、高さ150メートル規模の戦略拠点に(日刊建設工業新聞 2016年11月1日4面/Wayback Machineによる2018年2月17日時点のアーカイブ
  18. ^ a b 丸の内に「三菱村」復活 重工が本社機能再び(日本経済新聞 2016年10月31日)
  19. ^ 旧横浜造船所 と 三菱重工ビルアーカイブ(みなとみらい線周辺散歩日記 2007年3月25日)/期待大です!三菱重工ビル二期棟予定地の新計画アーカイブ(同ブログ記事 2018年5月13日)
  20. ^ 横浜ホームコレクション公式サイト:Wayback Machineによる2000年12月6日時点のアーカイブ/archive.todayによる2013年9月28日時点のアーカイブ/Wayback Machineによる2015年11月19日時点のアーカイブ
  21. ^ 横浜ホームコレクション公式サイト(Wayback Machineによる2016年6月5日時点のアーカイブ)
  22. ^ 横浜ホームコレクション:プライバシーポリシー(横浜ホームコレクション公式サイト内/Wayback Machineによる2016年11月10日時点のアーカイブ)
  23. ^ 横浜ホームコレクション:プライバシーポリシー(横浜ホームコレクション公式サイト内/Wayback Machineによる2017年4月24日時点のアーカイブ)
  24. ^ 横浜ホームコレクション 営業終了のお知らせ(横浜ホームコレクション公式Facebook、2019年7月30日の投稿)
  25. ^ エイトノットJVにMM21暫定土地利用者建通新聞〈電子版〉 2020年4月2日/神奈川)
  26. ^ 三菱重工、MM21地区に超高層ビル計画 日立との新会社本社を設置/横浜(神奈川新聞〈カナロコ〉 2013年10月3日)
  27. ^ 11万m2 15年着工目指す/MM21の37街区II期棟/三菱重工業(建設通信新聞 2013年9月26日/archive.todayによる2013年9月28日時点のアーカイブ/Wayback Machineによる2014年4月13日時点のアーカイブ
  28. ^ 三菱重工業 地上32階、高さ約165mの「(仮称)みなとみらい21中央地区37街区Ⅱ期棟計画」(東京・大阪 都心上空ヘリコプター遊覧飛行 2013年9月26日)
  29. ^ (仮称)みなとみらい21中央地区37街区II期棟計画に係る計画段階配慮書アーカイブ〉(横浜市環境創造局):事業計画の概要アーカイブ (PDF)
  30. ^ 開発事業パートナーの参画に伴う子会社の異動に関するお知らせアーカイブ (PDF) (ケネディクス株式会社 2017年11月24日)
  31. ^ MMに超高層複合施設/延12万㎡、20年4月着工/鹿島ら合同会社(建設通信新聞 2018年5月8日/archive.todayによる2018年5月11日時点のアーカイブ/Wayback Machineによる2018年7月1日時点のアーカイブ
  32. ^ 高さ150m「(仮称)みなとみらい21中央地区37街区開発計画」に建築計画のお知らせ設置(2019.2.3)(超高層マンション・超高層ビル 2019年2月4日)
  33. ^ (仮称)みなとみらい21中央地区37街区開発計画(みなとみらいエリアマネジメント公式サイト:みなとみらいデータベース)
  34. ^ パナソニック ホームズ、鹿島、ケネディクスが推進する 横浜みなとみらい地区の大規模開発プロジェクト、 施設名称が「横浜コネクトスクエア」に決定


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