隣接地における計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 02:36 UTC 版)
「三菱重工横浜ビル」の記事における「隣接地における計画」の解説
二期棟計画 三菱重工業の37街区オフィスビル計画として、元々は当ビルの他にもう一棟の本社機能を有するビルを建設してツインタワーとする計画であったが、1990年代後半の景気後退の影響により2棟目(二期棟)の建設計画は延期されていた(その後、品川エリア〈港区港南〉に本社機能を有する三菱重工ビル〈現・NBF品川タワー〉が建設されている)。このため、グループ会社の菱重エステート(旧・関東菱重興産、現在のMHIファシリティーサービス)が当ビル隣接地に当たる二期棟計画用地(37街区北区画)にて暫定施設の住宅展示場「横浜ホームコレクション」を開設(当ビル竣工翌年の1995年3月オープン)し、以来約20年にわたり運営されてきた経緯がある。 その後、三菱重工業を主体として日立製作所との火力発電システム事業における合併会社(三菱日立パワーシステムズ〈現・三菱パワー〉)を2014年1月に設立することとなり執務スペースの確保が必要になったことなどから、1棟目の竣工から20年近く経過した2013年9月になって「みなとみらい21中央地区37街区II期棟計画(仮称)」として計画を再始動することが発表された。計画では新たに建設されるビルに前述の合併新会社の本社が入居し、ビルの規模は地上32階・地下2階、塔屋1階、高さ約165m、延床面積約108,000m2(一期棟より高さ、延床面積は少し拡大)で、2015年着工、2017年度の竣工を目指していたが、竣工予定年の2017年になっても未着工のまま計画の進展が見られない状況となっていた。 隣接地の他社への売却(KRF48による計画) 2017年3月30日には前述の通り、二期棟計画用地(37街区北区画、この時点で住宅展示場「横浜ホームコレクション」があった)の敷地がケネディクスによる特別目的会社・KRF48に売却(譲渡)された(このため、当ビルの二期棟計画は事実上中止となっている)。ケネディクスでは同地の活用について、みなとみらい地区全体やIR法案等の状況を見据えた上で開発パートナーを選定し、開発(新規プロジェクト)を検討していくとしていた。 その後、同社の2017年12月期(第3四半期)決算説明資料において、同年内にも開発プロジェクトをスタートさせるため準備中であることが記載されていたが、同年11月24日には合同会社KRF48にパナソニックホームズ(旧・パナホーム)と鹿島建設の2社が新たに共同出資(出資比率はパナソニックホームズ 40%、鹿島建設株式会社 30%、ケネディクス 30%)し、開発プロジェクトにも参画することが明らかとなった。さらに2018年5月には「みなとみらい21中央地区37街区開発計画/MM37タワー(仮称)」として、KRF48によるオフィス・ホテル・店舗などからなる地上28階建て(高さ約150m〈当ビルと同規模〉)の超高層複合ビルの計画が公表されており、2020年4月の着工および2023年3月の竣工を目指している。
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