七賢者の関係者
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「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」の記事における「七賢者の関係者」の解説
アローザ / アローザ・アルバート 声 - 泉裕子 アルバート家の女主人で、サーベルトとゼシカの母親。アルバート家に嫁入りした身であるため、彼女自身は賢者の血筋ではない。夫に先立たれ、女手ひとつで兄妹を育ててきた。息子で現当主のサーベルトが殺害され、先祖からの家訓に従い喪に服していたのだが、家訓に逆らい喪が明けていないのに敵討ちの旅に出ようとするゼシカと口論の末、彼女を勘当する。現実よりも伝統や家訓を重んじる、頑固で保守的な人物と思われがちだが本質的には家族思いで、ゼシカが出て行ってからは元気をなくす一方だったという。結局ゼシカの意思を認め、彼女と和解する。後に暗黒神の復活を目の当たりにし狼狽、ゼシカに叱咤された。彼女曰く、兄妹のアクティブな性格は父のほうに似ているという。 3DS版のみ、終盤に全てを理解したアローザはサーベルトの敵を取って欲しい思いで、主人公にサーベルトの形見の鎧を渡す。さらに第三のエンディングではゼシカの結婚式に参列し、主人公にゼシカを託す。 ゼシカ同様にスタイルに自信があるらしく3DS版『XI』の冒険の書の世界に登場した際に条件を満たすとゼシカが自身を超えていない旨の発言をする。 フォーグとユッケ 声 - 阿部敦(フォーグ)、原優子(ユッケ) 当代ギャリングに拾われた義理の子供たち。フォーグが兄でユッケが妹(拾われた孤児であったため生年月日が不詳で、実年齢でどちらが上なのかは当人たちにも不明である)。自分たちを引き取った義父への想いが強かったが、一方で義父をいかに自分へ引き付けるかで競っていた。そのため喧嘩がいつも絶えなかったが、竜骨の迷宮での試練をきっかけに仲直りし、二人そろってギャリングの後を継ぎベルガラックカジノのオーナーとなる。3DS版ではモンスターチームを率いてバトルロードに参加する。チーム名は「大富ゴールデンズ」。 ハワード 声 - 斎藤志郎 リブルアーチに住む呪術師。高慢な性格で、飼い犬のレオパルドを寵愛する一方で召使いのチェルスを虐待しており、町の人や配下の兵士たちからの人望も薄い。 主人公たちに大呪術師クーパスの子孫であると思わせるほど確かな術の腕前を持ち、リブルアーチの人々にも賢者の末裔であると信じられているが、実際はハワードの先祖はクーパスではなくその弟子で、クーパスからカモフラージュとして呪術の能力を譲り渡されていただけであった。また、クーパスが姿を消す際、将来その子孫に危機が迫った場合に備え、クーパスとその弟子それぞれの子孫をめぐり合わせる特殊な呪術がかけられたのだが、年月の経過によってハワード自身はその言い伝え(すなわち自分の使命)をすっかり忘れてしまっていた。大呪術師クーパスの子孫を殺すために現れたゼシカを結界で元に戻すものの、ゼシカが手放した神鳥の杖を拾ったレオパルドによりクーパスの本当の子孫であるチェルスを殺害されてしまう。そこでようやく先祖からの使命、さらにチェルスこそがクーパスの子孫と気づき、使命を果たせなかったどころかチェルスを虐げ続けた自分の行いを心から悔い、改心する。せめてもの償いとして、チェルスを亡き者にしたレオパルドの討伐を主人公たちに依頼し、ゼシカに眠る魔法の素質の半分を覚醒させる。 後にチェルスが彼と街の人々が良好な関係になるように願っていたことを知り、その想いに答えるべく努力する姿が見られる。終盤でも暗黒神の復活をいち早く察知しており、戦おうとしている主人公たちに激励の言葉をかけている。 ライドン・クランバートル 声 - 山岸治雄 リブルアーチの天才彫刻家。息子夫婦と孫娘と共に暮らす壮年の男性。普段は自作の建築物「ライドンの塔」をより高くするためにノミを振るっており、家にはほとんど戻らないらしい。魔法剣士シャマルの子孫ではあるが、シャマルの数代後の子孫・リーザス(声 - 御沓優子)がアルバート家に嫁ぎ賢者の血筋もそちらへ移ったため、「賢者の末裔」ではないという。 グラッド 声 - 広瀬彰勇 オークニスの薬師であり、メディの息子。薬師としての腕前を役立てたいと思い、メディの元を出てオークニスに行った。その後、出て行ったことを謝りたいと思っていたが、レオパルドに人質に捕られ、その自分を助ける代わりにメディが殺害されたため、その願いは叶わなかった。その後は、彼女が残した薬草園を飼い犬バフと共に受け継ぐ。レオパルド(ラプソーン)曰く、「賢者の血は感じるが、賢者ではない」という。 ラジュ 声 - 佐藤美由希 三角谷の集落に住むエルフの女性。かつて大呪術師クーパスに命を救われ、同じく命を救われた一つ目巨人の魔物ギガンテスと共に賢者のお供をしていた。彼が亡くなったあと、彼の末裔を守ると同時に七賢者と暗黒神の伝承を伝えるために、人間・魔物・エルフが共存する三角谷の集落を作る。チェルスには彼自身が賢者の末裔だとは知らせておらず、彼が一人前になったときに伝えるつもりだったのだが、彼は後にレオパルドに殺害されてしまい、その想いは永遠に届かぬ物となってしまった。訪れた主人公たちがチェルスの最期を看取ったと知り、暗黒神復活阻止の願いを託す。 ニノ 声 - 浦山迅 教会内で法皇に次ぐ地位にある大司教。太った禿頭の老年男性で、頭にはホーリーシンボルたる燭台マーク(十字架の代わり)がプリントされている。当初は腐敗貴族の鏡のような高慢な性格で、次の法皇は自分だと鼻にかけていた。マルチェロを自分の手足として使い、また賄賂などの権謀術数を駆使して地位を固めてきたが、そのマルチェロに裏切られ、主人公たちと共に煉獄島に投獄される。その際に改心し、法皇の死の真相を知りたい一心から自分を顧みずに主人公たちを助けた。後に生還、本当に法皇になる。エンディングでは法皇として結婚式の指揮をとっていた(PS2版からある通常のエンディングでは遠くからの視点であるため判然としなかったが、3DS版の第三のエンディングでは画面いっぱいに映り、笑顔を見せるシーンがある)。なお、法皇の館でレオパルドとの戦闘後に主人公たちはマルチェロと聖堂騎士団に取り押さえられるが、3DS版ではその戦闘にモリーやゲルダを参戦させても、ニノと共に煉獄島に投獄される時にヤンガスとゼシカとククールに切り替わる。
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