冒険の書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 05:37 UTC 版)
「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」の記事における「冒険の書」の解説
前2作では「復活の呪文」と呼ばれるパスワード方式を採用していたが、本作は保存するデータの量が膨大となった。そこで本作からは、データ保存方式が、従来のパスワード方式から、内蔵電池によるバッテリーバックアップ方式に切り替えられ、最大3つまでの「冒険の書」(データファイル)としてロムカセット内部に進行状況を記録しセーブできるようになった。これによって、パスワードの書き写しや入力を行う手間がなくなり、短時間でゲームを中断・再開することが可能となった。 この方式が導入されたことにより、従来の復活の呪文では記録することができなかった、現在のHP・MPやステータス異常、また取得済みの宝箱などの情報が記録されるようになった。このためセーブして電源を切って再開してもHP・MPやステータス異常は回復しない。また、一度宝箱を開けて中身を取得するとその宝箱の中身は二度と取得することができなくなった。 しかし、内蔵電池の消耗、接触不良などによってバックアップデータが消失したり、実際には問題ないデータがチェックプログラムに異常と判定されて自動消去されるという事態も度々起きた。データ消失の際には真っ黒の画面に、「おきのどくですがぼうけんのしょ○(数字)ばんはきえてしまいました。」という冒険の書が消えたことを示すメッセージが表示され、同時に呪いの武具を装備した時の音楽が流れる演出が発生する。この演出は次作以降にも踏襲されている。まれにこの演出すら発生しないまま商品購入状態の初期画面にされる場合もある。
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冒険の書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 03:12 UTC 版)
「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」の記事における「冒険の書」の解説
本作では冒険の書(セーブデータ)をソフト1枚につき1つしか保存できない。また、冒険の書を作らずにニューゲームを始めることも不可能であり、新たにニューゲームを開始する場合はそれまでの冒険の書を消して、新たな冒険の書を作り直す必要がある。これは『モンスターズ』シリーズなどではあったことだが、ナンバリング作品では初めてとなる。 記録が1つしかない理由は、セーブ中にDS本体の電池切れで強制的に電源が切れるなどして冒険の書が壊れた場合に備え、同一記録のバックアップを行っており、その際、DSカードに搭載されるフラッシュメモリの容量が限界であったとも言われている。なお、冒険の書が壊れていた場合は、冒険の書を復旧するかどうかの確認が行われ、「はい」を選ぶことで冒険の書の復旧作業を行うシステムになっている。 この点は、開発者側も問題点と認識していたようで、クラブニンテンドーで行われた「プレイ後アンケート」でもこのことの意見に関する項目が用意されていた。 そのため、ゲーム中に選択肢を誤って以前のセーブデータに逆戻りしたくなるような状況が極力発生しないように配慮されている。例えば、ストーリーでは『V』の結婚イベントのように、選択肢によって物語の分岐が発生することは一切無く、前作と違ってスキルポイントの振り分けなども時間さえかければ何度でもやり直しが可能である。ただし、ストーリーの進行によって行けなくなる場所や回収できなくなる宝箱は、ごくわずかだが存在する。 従来と同じく、冒険の書は教会でお祈りをすることによって記録されるが、オンライン要素(マルチプレイ・すれちがい通信・Wi-Fiショッピング)に接続する前にも冒険の書への記録を必要とする。 冒険の書とは別に、中断セーブ機能もある。メニューが開ける場所ではいつでも「中断の書」を記録できるが、再開時にロードすると中断の書は破棄され、その時点から再びロードし直すことはできない。これは、ゲームボーイリメイク版の『I』『II』『III』と同様の仕様で、DS版『IV』『V』『VI』とは異なっている。 一度でもWi-Fiコネクションの機能を使用したことがあれば、起動画面に「冒険の書を送る」という項目が追加され、Wi-Fiを通じて冒険の書をスクウェア・エニックスに送信するとIDが発行される。それを公式モバイルサイト『星空の仲間たち』で利用すると自分の進行状況を他のユーザーと共有できる(現在はいずれも終了)。
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冒険の書
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「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」の記事における「冒険の書」の解説
『II』より、箇体画面モニター下にあるスロットに、専用のICカード「冒険の書」を差し込めるようになっており、様々なゲームデータを保存出来るようになった。最初に冒険の書を読み込ませた時のみ、プレイヤー名の入力画面になる。この時付けた名前は以降変更する事はできない。冒険の書を差し込んだ状態でゲームをプレイし、バトルに勝利すると経験値が入り、一定まで溜まるとその時の職業がレベルアップし、ステータスが上昇する。箇体にお金を入れる前に冒険の書を差し込む事で以下の選択肢が表示される。 つよさ 各職業毎のレベルとステータス(一度も使ったことの無い職業は表示されない)、これまでの勝敗数、各大魔王の撃破回数等を確認出来る。 カードだけ買う ゲームをプレイせずカードのみ購入する。100円を入れる毎に1枚カードが払い出される。この際、1枚毎に「しあわせの箱」に経験値が蓄積され、次のゲームプレイ時に選んだ職業に溜まった経験値が全て加算される。また、職業「商人」の経験値もカードを買う毎に上昇し、レベルアップもする。 冒険の書をうつす 冒険の書には300回の使用回数制限があり、使い切ってしまった時に別の冒険の書にデータを写し変える事が出来る。 ふっかつのじゅもん Wii版『ビクトリー』で特典を受けるための「ふっかつのじゅもん」を発行することができる。ふっかつのじゅもんは32文字のひらがなで表示され、翌日24時までの有効期間に『ビクトリー』で入力すると、アーケード版でのレベル、大魔王討伐数、レジェンドクエストクリア履歴に応じた「おしゃれ着」「称号」などの特典が獲得できる。なお、ふっかつのじゅもんを反映させるには、『ビクトリー』とアーケード版のプレイヤー名を同じにしておく必要がある。
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