一次構造とは? わかりやすく解説

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一次構造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/08 15:22 UTC 版)

核酸」の記事における「一次構造」の解説

核酸の一次構造とは、(デオキシ)ヌクレオシド成分ホスホジエステル結合によって、連続的に連結され枝分かれのない、ポリヌクレオチド(ヌクレオチドの重合体。核酸区別して20程度の短いものを指すことがある)鎖を形成させるような(デオキシ)ヌクレオシド配列である。

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一次構造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 23:11 UTC 版)

タンパク質」の記事における「一次構造」の解説

詳細は「一次構造」を参照 タンパク質アミノ酸ポリマーである。その基本的な構造2つアミノ酸一方カルボキシ基 (−COOH) と他方アミノ基(−NH2)が水分子1つ放出する脱水縮合ペプチド結合)を起こして酸アミド結合(−CONH−)を形成することでできる鎖状である。また、システイン残基がしばしばジスルフィド結合(S−S)の架橋構造をつくることもある。このポリマー末端結合していない部分は、アミノ基側をN末端カルボキシ基側をC末端とよぶ。この時、一列アミノ酸の脇には側鎖が並ぶ事になり、この配列の数や順序指してタンパク質の一次構造とよぶ。 アミノ酸配列は、遺伝子本体である物質DNA塩基配列により決定される(3個のヌクレオチドにより、1つアミノ酸指定される)。ペプチド結合してタンパク質構成成分となった単位アミノ酸部分(−NHCH(−R)−CO−)をアミノ酸残基と呼ぶ。それぞれの残基は、側鎖置換基 R の違いによって異な性質をもつ。

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一次構造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 13:42 UTC 版)

タンパク質ドメイン」の記事における「一次構造」の解説

タンパク質の一次構造は特異的な三次元構造決定している。タンパク質三次元構造決める最も重要な要因極性、非極性アミノ酸分布である。フォールディング疎水性側鎖分子中に閉じ込める力によって進む。 アライメントドメイン決定する重要な道具である。

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一次構造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/04 06:25 UTC 版)

タンパク質構造予測」の記事における「一次構造」の解説

タンパク質直鎖状のアミノ酸配列のこと。化学的には、アミノ酸ペプチド結合結合したポリペプチド鎖である。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/17 02:27 UTC 版)

EcoRI」の記事における「一次構造」の解説

他の多く制限酵素同様に活性部位にPD...D/ExKモチーフを持つ。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/10 14:02 UTC 版)

フォールディング」の記事における「一次構造」の解説

タンパク質の一次構造である直線的なアミノ酸配列は、その本来のコンホメーション決定する特定のアミノ酸残基と、ポリペプチド鎖内におけるそれらの位置は、タンパク質のどの部分が密接に折り重なりその三次元構造形成するかを決定する要因となる。アミノ酸組成配列ほど重要ではない。しかし、フォールディング本質的な事実は、各タンパク質アミノ酸配列が、本来の構造とその状態に到達するための経路両方指定する情報含んでいることである。これは、ほぼ同じアミノ酸配列が常に同じよう折りたためるということではない。類似したタンパク質でも、環境要因によってコンホメーション異なり、どこで見つかったかによって異な方法折りたたまれる

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 04:23 UTC 版)

タンパク質構造」の記事における「一次構造」の解説

詳細は「一次構造」を参照 ペプチドまたはタンパク質アミノ酸配列のことを一次構造という。残基通常N末端から数える。タンパク質の一次構造はそれに対応する遺伝子によって決定されるDNA特異的な塩基配列伝令RNA転写され翻訳というプロセスによってリボソームにより読み替えられる。タンパク質配列はそのタンパク質固有のものであり、構造と機能決定するタンパク質配列エドマン分解タンデム質量分析法によって解読することができる。しかし通常遺伝子コドン配列直接読むことが多い。ジスルフィド結合の形成リン酸化グリコシル化などの翻訳後修飾も一次構造によって決めることができると考えられているが、これは遺伝子配列からは予測することができない

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 00:59 UTC 版)

ポリ酸」の記事における「一次構造」の解説

ポリ酸イオンアニオン構造骨格構造)は一次構造と称される骨格原子ヘテロ原子種類(とその個数)・配位する酸素原子共有関係により、一次構造は決まる。同じ分子式でもまったく別の構造をもつ場合もある。また、骨格原子異なるが同一骨格構造をもつ場合がありそれらはケギン型、アンダーソン型、ドーソン型のようにまとめて呼称される。しかし物性骨格原子ヘテロ原子種類酸化状態によって変化する場合が多い。ポリ酸は「ポリアニオン」と表記されることから明らかなように、陰イオンであるため対カチオン存在するポリ酸固体状態については次の二次構造説明する

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/14 06:40 UTC 版)

核酸構造」の記事における「一次構造」の解説

詳細は「塩基配列」を参照 DNAまたはRNAの一次構造は直鎖状並んだヌクレオチド配列から構成される。各ヌクレオチドホスホジエステル結合によって連結されている。ヌクレオチド3つの要素からなる窒素を含む塩基アデニン(A) グアニン(G) シトシン(C) チミン(T、DNAのみに存在ウラシル(U、RNAのみに存在五員環の糖デオキシリボースDNAのみ) リボースRNAのみ) 1つ上のリン酸基 窒素塩基アデニングアニン構造的にプリンであり、DNAでは9位の窒素デオキシリボースの1'位の-OH基がグリコシド結合形成するシトシンチミンピリミジンで、1位の窒素デオキシリボースの1'位の-OH基がグリコシド結合形成するRNA場合デオキシリボース代わりにリボースが、チミン代わりにウラシル利用されるプリン塩基ピリミジン塩基双方で、リン酸基の負に帯電した酸素とがデオキシリボースの5'位の-OH基がエステル結合形成する。あるヌクレオチドの5'位と他のヌクレオチドの3'位の炭素の間でホスホジエステル結合形成されることで核酸の鎖が形成される核酸の一次構造(塩基配列)はDNAまたはRNA分子内でヌクレオチドが並ぶ順序示しており、AGCT/Uの文字表される配列5'末端から3'末端方向表され分子共有結合構造一意表現されるアデニンチミンウラシル)、グアニンシトシン構造相補的であり、塩基対形成する。ある配列対し逆向き配置したときに各位置の塩基相補的となる配列は、相補的配列呼ばれるDNAセンス鎖とその相補的配列であるアンチセンス鎖からなる二本鎖である。

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