カルボキシ‐き【カルボキシ基】
読み方:かるぼきしき
カルボキシ基
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 09:15 UTC 版)
カルボキシ基 (carboxy group(wikidata)、−COOH) は、炭素鎖の末端にヒドロキシ基一つと酸素原子が二重結合した親水性の官能基。ヒドロキシ基部分がプロトンを遊離することで、この官能基を持つ物質は酸性を示す。以前は「カルボキシル基」と呼んだこともあったが,現在は「カルボキシ基」が正式な表記である。 還元するとアルデヒド基またはヒドロキシ基となる。酸化すると過カルボン酸となる。脱炭酸すると炭素原子が1個減った化合物になる。ヒドロキシ基と脱水縮合してエステルを作り、チオールとはチオエステルを作る。アミノ基と縮合して作るアミドはナイロンの部分構造となっている。アミノ酸のカルボキシ基とアミノ基が縮合したものはペプチド結合と呼ぶ。
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