ヴォルデモート卿時代とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > ヴォルデモート卿時代の意味・解説 

ヴォルデモート卿時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 15:28 UTC 版)

ヴォルデモート」の記事における「ヴォルデモート卿時代」の解説

失踪している期間に、のちに隠れ潜むアルバニア訪れている。また、ひそかに自分忠実な部下死喰い人集めていた。闇の魔術研究行なっていたのもこの時期である。 失踪から約10年後である1956年ごろの冬、ふたたび「闇の魔術対す防衛術」の教授志願し校長就任していたダンブルドア会合行なう表面的に友好的な会話のあと、ダンブルドア再度ヴォルデモート頼み拒否するヴォルデモート戦闘寸前に至るもののそのまま立ち去るが、代償として自分の命ある限り闇の魔術対す防衛術の教授任期1年以上続く」という事象を排除した。この時点ダンブルドアは、ヴォルデモートに罪を償わせることができる時は過ぎ去った判断した1970年ごろから、活動本格化死喰い人率いて、「マグル生まれ」や「半純血」の魔法使い粛清乗り出した。その過程反対勢力容赦なく殺戮し、英国魔法界暗黒時代招いた。「不死鳥の騎士団」との抗争がもっと激しかった時期であり、この当時ヴォルデモート側の勢力騎士団側の20とされるヴォルデモート陣営抗戦した祓い魔法省職員騎士団員らを中心に多数死者出し一家全滅追い込まれた者も少なくないヴォルデモートマッキノン家、ボーン家、プルウェット家といった当時もっとも強力とされた魔法使い一族次々と駆逐していき、殺害した犠牲者亡者軍隊ができるほどであったという。 英国魔法界人々ヴォルデモート恐れ、その名を口にするのを避けるようになる。その所業は、それまで史上最悪闇の魔法使いと言われゲラート・グリンデルバルド存在人々記憶から完全に忘却させたほどだと言われている。 1979年ごろ、手下のひとりセブルス・スネイプ報告によって、みずからを滅ぼす可能性を持つ者の出現がシビル・トレローニーによって予言されたことを知る。この時、予言され人物将来ポッター家に産まれる子供だと考えポッター家を狙うようになる1981年10月31日未明ピーター・ペティグリュー密告によってポッター家の居場所突き止めゴドリックの谷襲撃しジェームズ・ポッターリリー・ポッター夫妻殺害する。しかし、当時1歳だったハリー・ポッター放った「死の呪い」がリリーの遺した「守り魔法」で撥ね返り自身肉体を失う。同時に、魂の一部ハリー憑依しハリーとのあいだに精神的な交感生まれる。分霊箱に魂を保存していたことで死こそ免れたものの、非常に弱い生命体になったヴォルデモート逃亡しアルバニア潜伏する。この事件魔法界ヴォルデモートが「消滅」したと考え早朝から祭り騒ぎとなり、ハリーの名は英雄として広まった配下死喰い人裁判のすえアズカバン投獄されたり、立場翻すなどして組織解体された。 1991年夏、潜伏先アルバニアにやって来たクィリナス・クィレルを操ってその肉体憑依する。自身肉体取り戻すべく「賢者の石」を求めるが、ハリーたちの活躍によって失敗終わり、クィレルも死亡したため、ふたたびアルバニア逃亡する1992年10月31日学生時代日記分霊箱のひとつ)に封じていた自身の魂が約50年ぶりにホグワーツの「秘密の部屋」を開きバジリスク解き放つ。しかし翌年ハリーによってバジリスク倒され、それを操っていた魂も日記ごと破壊される1994年夏、ピーター・ペティグリュー協力得てイギリスに帰国同時に脱獄したかつての配下バーテミウス・クラウチ・ジュニアひそかにホグワーツへ送り込む。翌1995年6月、クラウチ・ジュニアの協力によって、「ハリーの血」を用いて肉体取り戻しハリー決闘する。しかし、ヴォルデモートハリーが「兄弟であったため正常に働かず結果ハリーを逃がすことになる。 復活後は、魔法大臣コーネリウス・ファッジの現実逃避した態度乗じ、かつての配下呼び寄せふたたび組織固めとともに水面下ハリーを倒す手がかり手に入れようとする。1996年6月精神的な交感利用してハリー魔法省神秘部誘い出し待ち受けていた死喰い人ハリーを守る「不死鳥の騎士団」との戦い引き起こす神秘部戦い)。戦い最中手がかりとなる予言の球が破壊されたと知ると、魔法省に姿を現しハリー殺そうとするが、ダンブルドア阻止される。このとき、多く人々に姿を目撃され、公式に復活認知される。 その後活動活発化させ、魔法界にふたたび暗黒時代もたらす。そして、自分にとって最大の敵であるダンブルドア殺害するようドラコ・マルフォイに命じる。1997年6月セブルス・スネイプドラコ代わりにこれを成し遂げる同年8月1日魔法大臣ルーファス・スクリムジョールを殺害し傀儡パイアス・シックネスを代わり大臣据える。こうして魔法省掌握し、ついに魔法界実質的な支配者となる。以後、「純血主義」にもとづき、「マグル生まれ」を徹底的に排除する政策推し進める。 そして、宿敵ハリーを倒すため、最強呼ばれるニワトコの杖」を捜索1998年春、これを入手する5月入りハリーの手によって分霊箱が破壊されつつあることを知ると、ハリー決着をつけるためホグワーツへ乗り込む死喰い人吸魂鬼巨人構成されヴォルデモート陣営と、不死鳥の騎士団ダンブルドア軍団などで構成されるホグワーツ防衛隊による戦闘となり(ホグワーツの戦い)、ホグワーツ側の半数死傷させる。しかしこのあいだに、ほとんどの分霊箱を破壊される5月2日未明投降応じたハリーの「殺害」を図るが、ハリーが死ぬことはなく、ヴォルデモート自身の魂の一部破壊される。しかし、ナルシッサ・マルフォイの保身により、ハリー絶命ていないことに気づかなかったばかりか、凱旋最中一瞬の隙を突かれ最後分霊箱だった愛ナギニがネビル・ロングボトムに「破壊」される。ついで、ホグワーツ側の大増援が到着し混戦の中で主要な部下をすべて失い、ついにハリー対峙することとなる。 ハリーから自分が「ニワトコの杖」の「真の所有者」ではないと告げられ分割された魂を元に戻す唯一の手段である悔恨チャンス与えられるが、これを無視。「真の所有者」であるハリーに、「ニワトコの杖」を用いて死の呪文放ったため、呪文がみずからには返り名実ともに死亡する71歳没。生前行ないによって損傷負ったヴォルデモートの魂は、死後の世界に進むこともゴーストになって現世に戻ることもできず、永遠に生死狭間の世界リンボ)に釘付けとなる。

※この「ヴォルデモート卿時代」の解説は、「ヴォルデモート」の解説の一部です。
「ヴォルデモート卿時代」を含む「ヴォルデモート」の記事については、「ヴォルデモート」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ヴォルデモート卿時代」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヴォルデモート卿時代」の関連用語

ヴォルデモート卿時代のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヴォルデモート卿時代のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのヴォルデモート (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS