ロッキード裁判とは? わかりやすく解説

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ロッキード裁判

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 14:46 UTC 版)

児玉誉士夫」の記事における「ロッキード裁判」の解説

しかし1976年昭和51年)、アメリカ上院行われた公聴会で、「ロッキード社日本超国家主義者を秘密代理人として雇い多額現金支払っている」事実明らかにされ、日本大騒ぎとなったその後三木武夫首相によってこの事件の捜査開始され、すでにこの事件中心人物目されていた65歳児玉衆議院での証人喚問が行われる直前に「発作」を起こし、床についた。 しかし、間もなく児玉脱税外為法違反在宅起訴され、裁判に臨むことになった1977年昭和52年6月一度公判出廷した後は脳梗塞後遺症理由自宅離れなかった。1979年昭和54年10月11日には3人の裁判官検察官弁護士自宅訪問して臨床尋問が行われた。「臨床」とはされたが尋問自宅洋間行われ児玉和服着て椅子座って応答している。検察小佐野との関係、ロッキード社コンサルタントになった経緯尋問したが、1時間ほどで児玉が喉の苦痛訴えて取りやめとなった元総理の田中角栄収賄容疑で逮捕され、1983年昭和58年10月有罪判決出された。児玉死期が近づいた時、「自分CIA対日工作であった」と告白している。72歳児玉判決が出る直前1984年昭和59年1月に再び発作起こして没し裁判打ち切りとなった。なお、児玉死亡後遺産相続では闇で収受した21億円が個人財産として認定され上で相続税計算されている。 当時児玉経営する企業役員務めていた日吉修二2016年7月11日死去。『NHKスペシャル』『未解決事件』File.5 「ロッキード事件」でのインタビュー生涯最後のインタビューとなった)によると、事件発覚直後児玉秘書から急遽呼ばれ段ボール5箱分の書類をすぐに焼却するよう指示されたという。日吉インタビューの中で「これが天下児玉だと思ってますよ。それはやっぱり日本為の国士ですから、何か事を起こすのにはやっぱ資金がないとね。(資金の)必要があったんじゃないかなと思う。これやっぱりロッキード事件絡んだ書類くらい思ってますよ。伝票みたいなものもあったし、色んな綴じてある書類もあったし、そんないちいちね見ながらこれは焼いていいか、それはやらない。私、意外と忠実だから言われたらピッと焼いちゃう。ただ燃やしているチラチラ見え中には、英語の物もあったと思います。」と述べている。 児玉通訳福田太郎も死ぬ直前次のような供述をしている。 福田アメリカ公聴会領収書一部公表されることになりましたロッキード社から児玉さんに謝っておいてくれと電話ありました。」 児玉「それは話が違う。私に迷惑をかけないようにすると言っていたではないか。」 秘書「それを否定しなければなりません。先生知らないと言えばいい。判子と書類は燃やしてしまいます。」 2016年放送されNHKスペシャル未解決事件インタビュー応じた堀田力検事は「核心P3CではないかP3Cで色々あるはずなんだけど。(児玉誉士夫ロッキード社から)金を上手に取る巧妙な手口証言取れている。(そこから先の)金の使い方とか、こっちで解明しなきゃいけないけど、そこができていない。それはもう深い物凄い深い闇まだまだあって、日本大きな政治経済背後で動く闇の部分一本光が入ったことは間違いないんだけど、国民の目から見れば検察もっともっと彼らがどういう所でどんな金を貰ってどうしているのか、暗闇部分全部照らしてくれって。悔しというか申し訳ない」と語っている。

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ロッキード裁判

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 17:59 UTC 版)

稲見友之」の記事における「ロッキード裁判」の解説

田中角栄逮捕・起訴された後、田中派2年生議員中央大学同級生だった保岡興治請われ訴訟対策行い弁護団事務局長就任した1審敗訴した際には、越山会機関紙月刊越山」に「人権無視 恐るべき偏向判決」との一文寄せた嘱託尋問調書証拠採用違法性主張した控訴審では主任弁護人務め石田三郎、淡谷まり子小野正典左翼弁護士共闘した。稲見自身かつては反権力思想持ち主だった。

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