ロッキード社の秘密代理人とは? わかりやすく解説

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ロッキード社の秘密代理人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 14:46 UTC 版)

児玉誉士夫」の記事における「ロッキード社の秘密代理人」の解説

児玉はすでに1958年昭和33年)からロッキード社の秘密代理人となり、日本政府同社F-104スターファイター戦闘機選定させる工作をしていた。児玉働きかけ政府側の人間自民党大野伴睦河野一郎岸信介であった1960年代末の契約が更新され韓国含まれるようになった児玉親しい仲にあった韓国政権ロッキード社ジェット戦闘機選定するよう働きかけていたのである韓国対す影響力大きさ窺える。しかし、この頃大野河野死亡しており、新し総理大臣佐藤栄作田中角栄にはあまり影響力をもっていなかった。 そこで児玉田中との共通の友人小佐野賢治に頼るようになった小佐野日本航空全日本空輸大株主でもあり、ロッキード社製のジェット旅客機売り込みでも影響力発揮したが、すでに日本航空マクドネル・ダグラス社製のDC-10型機の購入決定していたこともあり、その矛先全日空向けたこの頃深い関係を作り上げていた田中角栄1972年昭和47年)に首相になると児玉工作功を奏しその後全日空同機種を21購入し、この結果ロッキード社日本での売上拡大した。さらに全日空は、ロッキードから得た資金自社権益拡大を図るべく航空族議員運輸官僚への賄賂として使いその後このことはロッキード事件付随する全日空ルートとして追及されることとなったロッキード社社長のアーチボルド・コーチャンが「児玉役割P-3C導入政府関係者働きかけることだった。児玉次の大臣誰がなりそう教えてくれた。日本では大臣はすぐに代わるから特定の大臣仲良くなっても無駄である。彼は私の国務省だった。」と調書語っている。

※この「ロッキード社の秘密代理人」の解説は、「児玉誉士夫」の解説の一部です。
「ロッキード社の秘密代理人」を含む「児玉誉士夫」の記事については、「児玉誉士夫」の概要を参照ください。

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