レフーラ国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/28 07:15 UTC 版)
リディアン・ヴァデラッヅ(ヴァデラッヅ) 魔法使い。スマートとほぼ同等の力を持つ。スマートとは魔法学校の学生時代から因縁がある。卒業試験の際に黒魔法の奥義を使ったことにより体を失う(その際、精神体となったため、魔力が増大したらしい)。その後、一時的にパリスの体を乗っ取って騒ぎを起こした挙句、リオ・アースの手により小さな妖精の姿を得る。本名はシンザ・ツァレド・ジークフロード。 レフーラ編では、スマートやパリスとともにレフーラの下町に飛ばされ、一緒に飛ばされてきたサファイヤとオパールの面倒を見ることに。また、ダイヤの所在が判明してから、現状報告や「影歩きの羽衣」の作り方を、魔法で作った蝶に記してダイヤに教えているが、その際、オパールとサファイヤの様子を一言添えており、なんだかんだ言いつつも結構面倒見がいいことが判明。 後に褐色の肌をした男性の肉体を魔法で作ってもらい、第1部と第2部の間の空白期にオリヴィアと結婚してレフーラ国王(実権はない)となる。以降はリディアン・ヴァデラッヅ・ジェファイラ・レフーラと名乗る。 第2部において、その体は魔族の攻撃を受けて崩壊したため、妖精の姿に戻った。さらに宝珠がクラスターに誘拐された場合、帰って来られるようにと召喚用の魔法陣を首の後ろに仕込んだ。 オリヴィア・デ・マテ・ローレシーク・レフーラ(オリヴィア/ヴィア) レフーラの王女。大国の王女らしく高飛車に振る舞いがちだが、根は純粋。アラン王子と結婚しようと目論むが、ダイヤモンドと張り合った結果失敗に終わる。普通の人間だがダイヤモンドと張り合える美貌の持ち主で、ダイヤとは対照的な、長いまっすぐな銀髪と青い目が印象的な美女。その髪色から「銀の姫」と呼ばれることも。右目の下に泣き黒子がある。レフーラ編ではその美貌をヌホの召喚の為に使われる。また、ダイヤとともに王宮に囚われてから、ダイヤの提案により、体を鈍らせないための運動兼護身術として扇術を覚えることに。 後に戴冠して女王となり、ヴァデラッヅと結婚する。ヴァデラッヅを「リディ」と呼ぶことがある。 レイヤーナ 夜色の肌と黒髪の少女。囚われたオリヴィアとダイヤモンド付きの女官として、情報収集や「影歩きの羽衣」と呼ばれる魔法具の材料の密輸などを担当した。ユーナーンが彼女らの部屋を訪れた際に敬意を払った物言いをしたところ「ユーナーンなんて『あんちくしょう』で十分よ」とダイヤに言われ、「あんちくしょうが来てやがります」とダイヤが使った言葉を復唱したことがある。 ロビン オリヴィアの従者。剣術はかなりの腕前の青年で、オリヴィアの求婚騒動の時に、ラボトロームでジオと手合わせしたことがあり、以降友人となる。ジオを「殿下」と呼ぶ。自分の忠誠はレフーラ王家ではなくオリヴィア個人の下にあると言い切るが、オリヴィアの世話を、オリヴィアがおしめ換えが必要な頃からしているため、恋愛感情はないらしい。 レフーラ編序盤でセルネア中毒状態のジオを助け、オリヴィアから命を受けて「ジャッカル・カッラの妹を探す代わりに王家に協力してもらえないか」と申し入れるため、コーイヌールに乗り込む。 第2部ではオリヴィアの元を離れて任務を遂行中にオリヴィアが魔族に囚われてしまったため、宝珠やカッラ、パリスと協力して王宮を奪還する。 パリス・エンファラン(パリス) うなじでひとつにまとめた長い薄茶の髪と同じ色の目が特徴の、気弱な性格の魔法使い。線の細い男。コバーリム編ではヴァデラッヅに操られていた。過去に酔いつぶれたスマートを介抱した縁で魔法を教わり、杖を授けられた。そのため魔法の実力はかなりのもので、変装しているサリタとともに移動用魔法陣を編み出す。ヴァデラッヅに取り憑かれていた際に肉体の老化が止まり、外見は青年のまま(スマートによれば、実年齢は中年以降である模様)。第1部後半からは気弱な性格もそれほどではなくなってきた。 第2部ではレフーラ王宮付きの魔法発明家。王宮が魔族によって封鎖されたため、使用人たちを一旦仮死状態にし、策を弄してジャッカル・カッラを連れてくるための時間稼ぎをする。 ユーナーン レフーラ国の宰相にして魔法使い。レフーラ王家より前に繁栄していたカザ族の末裔。宴舞会を隠れ蓑に、たくさんの人にセルネアを吸わせ、また、オリヴィアとダイヤモンドの美貌を利用して、マジックマスターの中でも扱いが難しいヌホを呼び出す。が、召喚そのものが目的であり、願い自体はなかったため、ダイヤモンドの提案を受け、願いを言う権利をオリヴィアに譲渡する。 第2部ではジール城の一室に捕らえられており、偶然迷い込んだ宝珠に、西大陸や世界の支柱についての知識を与えたり、彼女の耳を「魔獣のもの」と見抜く。また、脱走を試みる宝珠に「ジャネカという男を捜して渡すように」と自身の指輪を託す。 ジャネカ ユーナーンの部下のような存在。夜色の肌と髪を持つ男。言動は結構ひょうきんだが、頭の回転はそこそこ速い。 第2部では遊郭の女主に拾われ、その支配人のような仕事をしている。主の留守中にサリタ(スマート)・オニキス・サファイヤがやってきたが、その直後、宝珠からユーナーンの伝言を受け取る。 リターフ・ドレア 奴隷商人の船でジオラルドが出会った青年。レフーラの奴隷市場でジオラルドがライーに救出された(買われた)際に、ジオラルドがライーにお金を借りる形で自由になる。それからライーの個人的な頼みを受けて、東大陸へ渡った。 後にそこの南燕と呼ばれる街で宝珠と出会い、彼女にジオラルドとライー宛の伝言を託す。 レードラ 宴舞会のために集められた、街の魔法使い。髭を生やした壮年の男で、やや尊大なしゃべり方をするが、面倒見がよいので他の魔法使いから「レードラ様」と呼ばれ、慕われている。パリスたちと、ヌホが撤収する際の災害から各国の客を守るべく、ユーナーンには秘密で奔走する。 第2部ではジールのジークフロード教室に留学しており、エルス・ジークフロードの指示の下で、エデアが構築した術式の解呪を同僚達と担当した。 デリーアリー 宴舞会のために集められた、街の魔法使い。レードラの秘書のような役割を担っていた女性で、女性に変身していたスマートを「おねぇさま」と慕う。 第2部では、レードラと共にジークフロード教室に留学しており、エデアの術式の解呪を担当。
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