メジャーデビュー以降の活動
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「ZIGGY」の記事における「メジャーデビュー以降の活動」の解説
1987年10月5日、徳間ジャパンよりアルバム「ZIGGY 〜IN WITH THE TIMES〜 」でメジャーデビューを果たす。 1988年5月、初のシングル「GLORIA」、「I'M GETTIN' BLUE」を同時リリース。 1989年3月、3rdアルバム「NICE & EASY」リリース。本アルバム以降、戸城脱退までは、森重と戸城でアルバム収録曲の作曲を半数ずつ担当した。 7月、インディーズ時代のLPを再録音した「それゆけ! R&R BAND〜REVISITED」リリース。また、2ndアルバム「HOT LIPS」収録曲の「GLORIA」がフジテレビ系ドラマ『同・級・生』の主題歌となり、再びシングルカットされる。オリコン最高位3位の大ヒットとなり、ゴールデンタイムのテレビ番組にも数多く出演。 8月21日、18日の渋谷ラママでのライブの追加公演という形で、初の日本武道館単独公演を敢行。 1990年4月、4thアルバム「KOOL KIZZ」リリース。オリコン初登場1位を獲得する。 秋頃、マスコミ各社に異例の「休暇届け」を送付し1年間の活動休止を発表。 1991年ZIGGYをモデルとしたアニメ作品「ZIGGY THE MOVIE それゆけ! R&R BAND」が制作される。劇中歌には活動休止前にレコーディングされていた未発表曲が使用され、これらの楽曲をまとめたミニ・アルバム「SOUND TRAX」が6月に発売された。 1992年活動再開。 6月、5thアルバム「YELLOW POP」リリース。新しい音楽に挑戦し、ソングライターとしての更なる成長を志していた森重と戸城は、あくまでトラディショナルなロックンロールにこだわる松尾との活動に限界を感じ始める。同時に松尾も「YELLOW POP」における新たなZIGGYの方向性は自らの音楽的嗜好とは相容れないものと感じ、脱退を決意する。また、森重と大山の間にも音楽的姿勢の相違が生じ、結局、「YELLOW POP」発売に伴うツアー「COME ON EVERYBODY」終了後に、松尾と大山の脱退が発表された。2人の脱退に関してマスコミ各社に送られた森重のメッセージは以下の通りである。「(略)約1年半という活動休止期間を経た我々の活動には、残念ながら終始どこかかみ合わない歯車のような、しっくりといかない感じがつきまとっており、各々のメンバーがその不確かな”ずれ“を違った形で捉えていたように思います。(略)バンドという一つの共同体を中心に考えるのであれば、バンドの方向性が最重要視されなければなりません。そのために個人的には納得のいかないこともあるはずです。(略)ただ唯一解って頂きたい点は、音楽は我々にとって最も愛するべきもので、人生そのものと言っても過言ではないということです。その音楽に、より誠実であるために各々が、より自分を生かせる場所で活動するべきだと判断したというところです。(略)親愛なるファンならびに関係者の皆様へ」(森重樹一) 12月、ライブビデオ「COME ON EVERYBODY」、ファン投票により選曲されたベストアルバム「ORDER-MADE 〜15 NUMBERS SELECTION〜」がリリースされ、これがデビュー時の4人での最後の作品となった。森重と戸城はユニットの形態でZIGGYとしての活動を継続していくこととなった。 1993年7月、森重、戸城のユニットになってから初のアルバム「ZOO & RUBY」を発売。アルバムタイトルは「ビートルズ」のもじりであり、ソングライティング、サウンドメイキングともにビートルズの影響にあるポップス色の強い楽曲が多くなっている。また、この時期はライヴを想定しない作品制作重視の活動方針も模索しており、ライブの本数が極端に減少する。 1994年7月、7thアルバム「BLOND 007」発売。サポートメンバーに横関敦、新美俊宏を迎え、バンドスタイルでの楽曲制作を行った。音楽性はロック色の強い方向に回帰したが、彼らの技量を活かしたテクニカルなアレンジが多く、従来のZIGGYのサウンドとは大きく異なるものとなった。 1995年3月、シングル「Jealousy 〜ジェラシー〜」リリース。「カメリアダイアモンド」のCMソングに起用され、ヒットする。 10月、ライブでのサポートドラマーを務めてきた宮脇”JOE”知史(現44MAGNUM)が正式加入。 1996年1月、所属レコード会社をマーキュリー・ミュージックエンタテイメントに移籍。 3月、8thアルバム「WHAT NEWS!?」リリース。サポートメンバーにIchiro、川村ケンを迎え、久々にオーソドックスなロックンロール色の強い作品となった。 1997年3月、9thアルバム「CRAWL」リリース。このアルバムよりプロモーション活動を控え、メディア露出が極端に減少するなど活動体制が大きく変化し、以降、セールスは大幅に落ち込む。 1998年セールスの大幅な減少、個人活動の活発化などによりZIGGYは解散の危機に瀕する。そこで当時の所属事務所の創始者である月光恵亮は森重に松尾宗仁の復帰を提案。森重はこれに賛成し、松尾も当時TRYBECCAという自身のユニットで活動していたが、掛け持つ形で承諾。3月に正式メンバーとして松尾が復帰。当初は"KING OF GYPSYZ"の変名でライヴを行っていたが、8月からはZIGGY名義でのライヴを通常通り行い、松尾復帰に伴って初期の楽曲も演奏された。 1999年1月、所属レコード会社をSMEJ Associated Recordsに移籍。 3月、10thアルバム「Goliath Birdeater」.リリース。外部プロデューサーの意見を大きく取り入れるアルバムの制作方法や、発売後のツアーのブッキングに関して不満を持っていた戸城は、取材等で不穏な発言を繰り返してしまう。戸城はその後、次回作の制作時にオーソドックスなロックンロールへ回帰しようとする森重や松尾との音楽性の相違を感じ、メンバーに脱退を示唆。メンバーは慰留に努めるものの、話し合いの末、互いに譲歩が困難であると悟り、10月1日をもって戸城の脱退が決定。また、戸城の脱退がレコード会社との契約違反とみなされ、契約解除だけでなく、ZIGGYの名でのバンド活動及びメンバーの個人活動も制限されることとなった。 2000年1月、ファンクラブ会報にて戸城の脱退と、当時PSYCHO CANDIEというバンドに所属していた津谷正人を新ベーシストに迎え"SNAKE HIP SHAKES"名義で活動することを発表。 6月、レコード会社をメルダックに移籍し、SNAKE HIP SHAKES名義での1stシングル「永遠のJustice〜この道の果てに〜」リリース。2001年にかけて、SNAKE HIP SHAKESとして計3枚のシングル、計5枚のアルバムをリリースした。 2002年7月、バンド名義をZIGGYに戻し、ZIGGYとしては3年ぶりとなるアルバム「HEAVEN AND HELL」リリース。 12月、12thアルバム「HEAVEN AND HELL II」リリース。 2003年9月、13thアルバム「ROCK AND ROLL FREEDOM!」リリース。 2005年1月、14thアルバム「JUST A ROCKIN' NITE」リリース。 2006年4月、津谷が脱退。ZIGGYとしての活動も休止。 2007年10月、15thアルバム「NOW AND FOREVER」リリース。 2008年2月、ZIGGYの無期限の活動休止がメンバーのコメントとともに発表された。主な理由は、松尾の志向するブルースロック路線ではハードロック出身の宮脇のドラムを活かしきれないなどといったメンバー間の音楽性の相違であるだけでなく森重がアルコール依存症による問題を抱えていた事も後に明かされている。 2010年過去に自身が制作に深くかかわった楽曲を再度演奏したい、という意向を持っていた戸城の呼びかけにより、戸城、森重、宮脇の3人でZIGGY名義で、期間限定の全国ツアーを行うことが発表される。サポートギタリストにはカトウタロウを迎え、ツアーは秋から年末まで行われた。演奏されたのは初期の楽曲を中心に、アルバム「CRAWL」の時期までの楽曲であった。なお、松尾宗仁はツアー決定に際し、THE PRODIGAL SONSの公式ブログの「俺は放蕩息子」というエントリーにおいて、「某バンドのツアースケジュールが発表されたようだが、俺は参加しない。理由は言わなくてもわかるだろ?」と発言した。 2011年ZIGGYの公式サイトが閉鎖される。 2014年公式サイト閉鎖後は、しばらく無風状態が続いたが、結成30周年を記念して森重樹一の呼びかけにより、戸城、カトウタロウ、金川卓矢、佐藤達也を迎え期間限定で活動を再開。全国ツアーを行うとともに、会場限定販売の新曲デモ3曲入りCDなども作成された。また、森重のみがZIGGY名義で多くの地上波の音楽番組に出演した。 8月から9月にかけて、徳間ジャパン在籍時の全オリジナルアルバムがデジタルリマスタリング及びHQCD仕様で再発売され、森重選曲によるベストアルバムも新たにリリースされた。 2016年12月、森重の公式サイトにおいて、2017年にZIGGY名義での全国ツアーが敢行されることが発表された。なお、森重以外はサポートメンバーでの参加となる。 2017年3月、10年ぶりの音源となるシングル「CELEBRATION DAY」リリース。 4月、全国ツアー「ZIGGY TOUR 2017」を敢行。 8月、30周年を記念して全シングルのA面、B面を網羅した3枚組のシングルコレクションをリリース。 10月、16thアルバム「2017」をリリース。アルバムリリースに伴い全国ツアーを開催し、11月から12月にかけて全国18公演を行った。 2018年3月から4月にかけて2ヶ月連続でシングル『TEENAGE LUST』、『君の笑顔より美しい花を知らない』リリース。同時にDVD『LIVE 2017』も発売される。 10月、17thアルバム『ROCK SHOW』リリース。11月から12月にかけて全国ツアーを行った。 2019年4月に『ヒカリノアメ』、10月には『I STAY FREE FOREVER』をリリース。また、1stアルバム『ZIGGY 〜IN WITH THE TIMES〜』の再録盤の制作もされる。 2020年6月、2ndアルバム『HOT LIPS』の再録盤をリリース。10月にはシングル『証』をツアー会場、通信販売限定でリリース。 2021年4月、18thアルバム『SDR』をリリース。
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