マミヤプリズマットシリーズとは? わかりやすく解説

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マミヤプリズマットシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 17:38 UTC 版)

マミヤ・オーピーのカメラ製品一覧」の記事における「マミヤプリズマットシリーズ」の解説

24×36mm(ライカ)判一眼レフカメラ。度々レンズマウント変更している。 マミヤプリズムフレックス(1952年試作) - 1949年発売コンタックスS発売触発され開発された。レンズマウントバヨネットユニバーサルマウントであったエクサクタマウント採用したペンタプリズム一眼レフカメラとしてミランダより早い1952年頃より度々写真雑誌掲載されたが試作終わっている。レンズに関してエクサクタマウントレンズの一覧#マミヤ参照。 マミヤペンタフレックス(1955年試作) - クイックリターンカウンター自動復元レバー巻き上げ等を装備した西武デパートにて行なわれ毎日デザイン展に出展され業界大きな衝撃与えたが、中判カメラ製造追われ発売されなかった。レンズに関してエクサクタマウントレンズの一覧#マミヤ参照。 マミヤプリズマットCLP1960年1月発売) - 輸出専用機画面サイズ24×36mm。直進ヘリコイドピント調節レンズ交換可能な三本バヨネットエクサクタマウント採用した標準レンズは4群6構成のマミヤ・セコール・FC 58mmF1.7。ミラークイックリターン方式プリセット絞り手動セット。シャッターレリーズと連動してボディ全面から突き出しているアーム先端連動ボタンによって絞り込む方式ファインダー固定ペンタプリズム式。ピントガラスにコンデンサー・レンズフレネル・レンズ使用シャッターマミヤ独自の一軸回転ダイアル単一操作式のフォーカルプレーンで、シャッター速度目盛り不等間隔ながら倍数系列目盛りになっていて、B目盛りを境にして高速度低速度の両群に分かれている。輸出専用機のため価格不明本機よりクイックリターン機構取り若干デザイン変えて米国シアーズ向けに「タワー37」の商品名でも発売していた。レンズに関してエクサクタマウントレンズの一覧#マミヤ参照。 マミヤプリズマットNP1961年2月発売) - マミヤ国内初め発売した35mm一眼レフカメラマウント部を一体としてダイキャスト成形するボディー堅牢で、アサヒカメラニューフェース診断室でも高く評価された。ミラークイックリターン方式セミ自動絞りクリップオン電気露出計連動プリセット絞り手動セット。シャッターレリーズと連動してボディ前面から突出するピンと鏡胴アーム先端連動ボタンによって絞り込む方式発売当時価格37,000円(カメラ35,000円、ケース2,000円)。米国シアーズ向けに「TOWER 32A」、「TOWER 37A」(シャッター最高速1/500秒、セルフタイマーなし)、「TOWER/Sears 32B」(1/1000秒、CP同じデザイン軍艦部変更した後期型もある)、「TOWER 37B」(1/500秒、セルフタイマーなし)という商品名発売。他に英国向けに「Reflexa」名のものもある。また、ニコンOEM生産したニコレックスFのベース機になったとされるが、中身はおろかボディダイキャストのサイズもまるで異なる。レンズに関してエクサクタマウントレンズの一覧#マミヤ参照。 マミヤプリズマットPH1961年7月発売) - マミヤ初のレンズシャッター一眼レフカメラで、国産初のレンズ交換可能なレンズシャッター一眼レフカメラとなった発売当時価格37,000円(カメラ35,000円、ケース2,000円)。ミラークイックリターンでなく、フィルム巻き上げ同時に絞り開放になりミラーが下がる。フィルム面の遮光フォーカルプレーンシャッターのような走り布幕が開閉する露出計カメラ正面セレン受光部がありシャッター速度優先ファインダー視野内の指針と追針を合わせることにより絞り適正露出絞られる絞り込みレバーなし。標準レンズは4群6構成のセコールFC48mmF1.9。交換レンズとして38mmF3.5(13,200円)、100mmF3.5(15,000円)が用意されていた。米国のPhotronic Corporation of America社向けに「PCA Prismat」と名を変えて販売された。 マミヤプリズマットWP1962年7月発売) - マミヤプリズマットNP改良型手動で戻すセミ自動絞りから機械的な自動絞りになった巻き上げレバー操作角を減らして巻きやすくした。当時工業傘下メーカー間でマウント統一動きがあって三本バヨネットマウント提案され、この機種従来エクサクタマウントでなくそのマウント変更したが、他社はペンタックススポットマチックの試作機例外として採用見送り結果としてマミヤ独自のマウントとなってしまった。ミラーマミヤ独自のクイックリターン方式ファインダーの接眼部周囲アクセサリー取付けねじになっていて、ここにウエストレベル・アングルファインダーや視度調整レンズ専用露出計などの付属品取り付けられる。裏蝶番開閉式。フィルム圧着トンネル式。内面反射防止標準レンズは4群6構成のセコール58mmF1.7。交換レンズとしてセコール35mmF2.8、セコール135mmF2.8が用意されていた。裏背面フィルム感度(ASA10~800)とモノクロカラー区別装填枚数表示板付。米国アーガス・マンスフィルド向けに「argus」のプレート貼っモデル発売。 マミヤプリズマットCPH1963年発売) - マミヤプリズマットPH改良モデルカメラ正面セレン受光部銘板とし、ボディ前面左側円形CdS受光部設置した遮光形式他社一般的なレンズシャッター機と同じく遮光板を使うものになり、PHとは機構面でも大幅に変更されていた。 マミヤプリズマットCP1964年8月発売) - マミヤプリズマットNP/WPのボディ一新したモデルボディ前面右肩長方形CdS受光部を持つ露出計内蔵型マウントM42プラクチカマウント変更ファインダーマイクロプリズム組み込み測距精度をあげた。ペンタプリズム上部取外し可能なアクセサリーシュー設けたマミヤ特許完全自動絞り近代的感覚マッチし直線的な重厚さをもつ優美なデザイン発売当時価格43,800円(カメラ41,400円、ケース2,400円)。米シアーズ向けに「TOWER 37B」として供給された。レンズに関してM42マウントレンズの一覧#マミヤ参照。 マミヤセコールCWP1964年8月発売) - マミヤプリズマットCP米国専用モデルレンズに関してM42マウントレンズの一覧#マミヤ参照

※この「マミヤプリズマットシリーズ」の解説は、「マミヤ・オーピーのカメラ製品一覧」の解説の一部です。
「マミヤプリズマットシリーズ」を含む「マミヤ・オーピーのカメラ製品一覧」の記事については、「マミヤ・オーピーのカメラ製品一覧」の概要を参照ください。

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