ホームズ・エージェンシー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 14:06 UTC 版)
「喰いタン (テレビドラマ)」の記事における「ホームズ・エージェンシー」の解説
高野 聖也 演 - 東山紀之 本シリーズの主人公。天才的な味覚を有した食いしん坊探偵「通称:喰いタン」(山内崇が命名)。嫌いなものは「食べられないもの」。 無類の大食漢。口癖は「お腹空いたー」。非常に優れた舌と知識を持ち、一口食べただけで材料の詳細情報(種類、品種、産地、生産・飼育・栽培状況など)を判別し、さらに調理方法まで言い当てる。 携帯電話や運転免許を持っておらず、金銭感覚もルーズ。実は自炊することも得意であり、Part1第8話・Part2最終話でその腕前を披露している。 懐には、カストルとポルックスという双子座の星の名前が付けられた金の2本の箸が入っており、食べる時にはこれを使って「いただきます」と言う。暴漢と戦う時にもこれを使うが、これは銃弾にも耐えられる硬度を持つうえ、高野が片方に念じれば、もう片方も呼応して動く。これらは祖父に作ってもらったものである(演じる東山が考えた設定)。たこ焼の話では、金の爪楊枝も出てきた。 言葉遣いは丁寧。食べ物をこよなく愛し、粗末にすることが許せない。例として、普段は温厚な性格だが、探偵事務所での会食の際に金田一が食べ物(弁当)をゴミ箱に捨てたとき、頭を拳骨で殴って叱責したほどである(当然、その弁当は拾って食べた)。他にも、犯人と話し合いをするときは円満に話すことを心がけているが、話し合いの最中に食べ物を銃で撃ったりすると怒り心頭となる。しかし、子供の時は嫌いなものが沢山あったようで、その時は食べ物を粗末にすると、「もったいないお化け」が出ると言って克服したらしい。食べた後は必ず「う〜ん、美味しい」と言う。 本人が言うには「初めはフランスにいて、その後中国に行った。またオーナーとはインドで初めて知り合い、その後リオ・デ・ジャネイロでばったり出会い、メキシコなど色々な所を食べ歩いた」とのこと。冷静な性格で(食べ物に関すること以外は)、取り乱すことはあまりない。食べ物以外でも「おいしいところはいただく」と語り、ナルシストな一面がある。本人は「喰いタン」というあだ名に対しては、特に何とも思っていない。 また、チェロの名手でもあり、「キャサリン」という名前のチェロを愛用しているが、曲目はクラシックから童謡まで幅広い。カンフーの達人でもある。しかも持っているジャージも、ブルース・リーがよく映画で着用していたものとそっくりである。黄色と黒の2種類持っており、黄色は第2期で涼介に授けた。 彼のネクタイピンには発信機が内蔵されており、Part2第1話にてオーナーはこれを利用して誘拐された高野の居場所を突き止めた(『ミスター味っ子』の人物・味頭巾も同様の箸を持っている)。 野田 涼介 演 - 森田剛 ホームズ・エージェンシーの探偵。大卒者。 推理力・洞察力に乏しく、一般常識も欠けている。さらに腕っぷしも弱く、探偵としては半人前以下。ただし、アシスタントとしての能力はそれなりにあり、いざという場面で活躍することもある。 ピーマンが大嫌いだったが、同じく嫌いだった一が食べたため克服した。京子のことが好きらしく、第8話で告白した。同じく第8話で、高野を「高野さん」と呼ぶようになった。 Part1終了後、探偵として独立する資金稼ぎのためオリゴ糖飲料のセールスマンになっていたが、高野にそれがインチキ商売であることと、探偵として未熟であることを諭され、エージェンシーに復帰した。なお、高野は涼介の居場所が匂いで分かるようになったらしい。その後、探偵としての実力を付けるため探偵学校にも通った。 涼介という人物自体はドラマのオリジナルキャラクターだが、原作の漫画では鹿児島の芋焼酎のブランド名として「野田涼介」が出てくる。 出水 京子 演 - 市川実日子 ホームズ・エージェンシーのアシスタント。愛車は日産自動車スポンサー時はキューブ、スズキスポンサー時はスズキ・SX4。 高野の大食ぶりにより、少しでも経費削減するため手料理を続けていくうちに、料理が上手になっていった。エージェンシーの仕事は料理修行も兼ねており、京子の作る料理が高野の推理の手助けにもなっている。 Part2第6話ではパリ旅行から帰国後、関西人の男性と付き合っていることをあっけらかんと告白した。しかしPart2第8話の最後では、「私も恋がしたいな〜」とつぶやいているため、真相は不明である。 原作漫画の京子は小説家の顔も持つ高野の秘書という設定だが、ドラマでは高野は探偵専業のため、涼介同様に高野の助手という役割になっている。 金田 一 演 - 須賀健太 小学5年生(Part2では6年生)。名前の読みは「かねだ・はじめ」だが、涼介には「金田一(きんだいち)」と呼ばれている。 第1話でホームズ・エージェンシーに、飼い猫で三毛猫のみゆきの捜索依頼をしてきた。初めは傲慢で食べ物を粗末にしていたが、高野に言われ態度を改めた。ピーマンが大嫌いだったが、これも高野に言われ克服した。 江戸川コナンの格好をしているが、途中から高野の真似をして、その上にコートを羽織るようになった。言葉遣いも高野の真似をするようになり、更に高野とお揃いの金の箸を持つようになった。 目隠しをされてどこかに連れて行かれたことがあるが、その時は目隠しをされる前に時計を見て、どこに連れて行かれたかの手がかりになった。その抜け目のなさを認められ、ホームズ・エージェンシーの一員となった。 名前を金田一(きんだいち)と間違われたり、コナンとも間違われることを嫌がっているが、「きんだいち」の方は涼介に呼ばれているうちに慣れたようである。 親は貿易会社に勤務していて、たびたび海外に渡っている。Part1第8話では一時渡米して、アメリカンハットをかぶりながら帰国した。 ホームズ・エージェンシーのオーナー 演 - 伊東四朗(山内署長と二役) 山内崇の弟。本名は不明。片言の口調とチャイナ服が特徴。 兄と同じく度量が広く、飄々とした性格。行動には謎が多く、エージェンシーにも滅多に姿を見せないが、所属する探偵たちを大いに信頼している。重大な事件にあたり、エージェンシーと横浜みなと署の連携が必要となった場合は、オーナーと山内署長が会談し、両者の橋渡し的な役割をしている。 ケリー / ラウ 演 - 春日井静奈 / 北岡龍貴 香港ホームズ・エージェンシーの探偵。香港ぜんぶ食べちゃうぞSPと喰いタン2の第10 - 11話に登場。ケリーは女性、ラウは男性である。2人とも日本語も上手に話せる。高野は2人の上司であり、「ボス」と呼んでいる。SPで京子と涼介と仲良くなった。2人ともカンフーの達人であり、格闘シーンではたびたび活躍している。Part2では、オーナーの依頼で来日した。ラウはケリーに好意を抱いているようだが、ケリー曰く彼は「軽い」らしい。
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