ハッシウムとは? わかりやすく解説

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ハッシウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/07 15:21 UTC 版)

ボーリウム ハッシウム マイトネリウム
Os

Hs

Upo
108Hs
外見
不明
一般特性
名称, 記号, 番号 ハッシウム, Hs, 108
分類 遷移金属
, 周期, ブロック 8, 7, d
原子量 [269]
電子配置 [Rn] 5f14 6d6 7s2(推定)
電子殻 2, 8, 18, 32, 32, 14, 2(推定)(画像
物理特性
固体(推定)
密度室温付近) 41 g/cm3
原子特性
酸化数 8
共有結合半径 134 pm
その他
結晶構造 不明
CAS登録番号 54037-57-9
主な同位体
詳細はハッシウムの同位体を参照
同位体 NA 半減期 DM DE (MeV) DP
263Hs syn 0.74 ms α 10.89, 10.72, 10.57 259Sg
264Hs syn ~0.8 ms α (50%) 10.43 260Sg
SF (50%)
265Hs syn 2.0 ms α 261Sg
265mHs syn 0.75 ms α 261Sg
266Hs syn 2.3 ms α 10.18 262Sg
267Hs syn 52 ms α 9.99, 9.87 263Sg
267mHs syn 0.8 s α 9.83 263Sg
268Hs syn 0.36 s α 9.48 264Sg
269Hs syn 9.7 s α 9.21, 9.10, 8.97 265Sg
270Hs syn 3.6 s α 9.02, 8.88 266Sg
271Hs syn ~4 s α 9.27, 9.13 267Sg
273Hs syn 0.24 s α 9.59 269Sg
275Hs syn 0.15 s α 9.30 271Sg
277aHs syn 2 s SF
277bHs ? syn ~11 min[1] SF

ハッシウム: hassium)は、原子番号108の元素元素記号Hs超ウラン元素超重元素である。安定同位体は存在しない。

名称

1992年、IUPACIUPAPによる合同作業部会の報告書によって認定されると、所在地であるドイツヘッセン州ラテン語名、ハッシア (hassia) にちなんでハッシウムが提案された[2]

本来なら発見者提案が優先されるはずだが、1994年に発表されたIUPACの超フェルミウム元素に関する報告書[3]では、オットー・ハーンにちなんでハーニウム (hahnium, Hn) となっていた。

これはアメリカ化学会105番元素名として提案し、アメリカでは既に使用されていた名前だったが、105番元素の命名権はドゥブナ合同原子核研究所が得ていた。ドイツ化学会・ドイツ物理学会の抵抗と長い議論が続き、系統名ウンニルオクチウム: unniloctium, Uno)の使用が続いた。

1997年、IUPACとIUPAPは改めて報告書を出し[4]、正式にハッシウムと命名された。

歴史

1984年重イオン研究所線形加速器UNILACによるペーター・アルムブルスターゴットフリート・ミュンツェンベルクらのイオンを照射する実験[5]によって合成に成功した。



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