不安定核領域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 04:59 UTC 版)
魔法数は量子力学の効果を考える事で説明され、理論的な予測もされているが、シェルモデルは素粒子数が多くなると成り立たず、安定核近傍を離れた中性子過剰不安定核領域やドリップライン周辺では、他の理論に基づく推測から追加の魔法数が提案されている。スキルムモデル(バリオンを扱う)についての、ハートリー-フォック方程式のボゴリューボフ変換による非相対論的エネルギー密度の研究では、N=184, 196が魔法数とされる。このほか、N=162、Z=108, 114, 120, 126も同様に魔法数と見られる。 Z=108, N=162 - ハッシウム270 270Hs 半減期10秒 Z=108, N=184 - ハッシウム292 292Hs 未発見 また、超重元素における未発見元素のうち、二重魔法数をもつものは安定の島仮説の中心となっている。 Z=114, N=184 - フレロビウム298 298Fl 未発見 Z=120, N=184 - ウンビニリウム304 304Ubn 未発見 Z=126, N=184 - ウンビヘキシウム310 310Ubh 未発見 Z=126, N=196 - ウンビヘキシウム322 322Ubh 未発見
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