ドームでの出来事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 14:01 UTC 版)
1997年3月に開かれた大阪ドーム開設記念「コナミプロ野球トーナメント大会」において、読売ジャイアンツ・清原和博がスーパーリングの屋根の中にボールを飛ばすファウルを打ち込んだ。公式戦では、2006年9月10日のオリックス対北海道日本ハムファイターズ戦で日本ハム・小笠原道大が打ち込んでいる。また2001年8月22日の近鉄対オリックス戦で近鉄・中村紀洋がスーパーリングの1番外側に打ち込む認定本塁打を放っている。オールスターゲームでは、2012年第1戦(7月20日)で日本ハム・中田翔が認定二塁打を放っている。なお、スーパーリングに当たった打球がグラウンドへ落下してきたケースとしては、公式戦の2000年7月4日の阪神対広島東洋カープ戦で阪神・新庄剛志が適時打を、2010年8月15日の阪神対東京ヤクルトスワローズ戦で阪神・金本知憲がファウル打球を放った(この金本の打球はフェアゾーンに落下しており、グラウンドルールに従えば本来はフェアとなる)。ちなみに金本はその打席で本塁打を放っている。 1997年4月8日 - 大阪ドーム公式戦開幕戦(対オリックス戦<神戸>が雨天順延→近鉄対ロッテ戦)にて鈴木貴久が同球場公式初ホームランを記録。 1997年8月24日、近鉄は対千葉ロッテマリーンズ戦で10点差を逆転、11対10で延長12回サヨナラ勝ちを収めている。これはプロ野球史上3度目、パ・リーグ史上唯一の出来事である(2018年シーズン終了現在)。 1999年11月21日、近鉄球団創立50周年記念として巨人とのOB戦を開催(主催は読売新聞)。両軍の往年のスターが多数出場した。 2000年6月20日、近鉄のナルシソ・エルビラが対西武戦で大阪ドーム初のノーヒットノーランを達成した。 2001年9月24日、近鉄のタフィ・ローズが西武の松坂大輔から王貞治の持つシーズン本塁打記録に並ぶ55号本塁打を放つ。なお、試合は中村紀洋のサヨナラ2点本塁打で近鉄が勝利した。 2001年9月26日、近鉄対オリックス戦で北川博敏が優勝決定試合では史上唯一となる代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打を放っている。 2003年7月1日、近鉄対ダイエー戦で村松有人がサイクルヒットを達成。 2008年9月3日、巨人対広島東洋カープ18回戦で小笠原道大がサイクルヒットを達成。 2009年10月14日、岡田彰布のオリックス監督就任会見がマウンド付近に会見席を設ける形で実施された。 2009年12月16日、アメリカのロックバンドガンズ・アンド・ローゼズが公演を行ったが、この日はオープニング・アクトを務めたムックの演奏終了後、機材トラブルにより開演時間が遅れて午後9時に開演。その後3時間演奏を行い、終演時間が翌17日午前0時1分となった。 2010年8月25日、阪神対広島戦で、城島健司、金本知憲、浅井良、鳥谷敬、桧山進次郎のホームランなどで阪神が22得点を挙げ、球団記録を更新。 2014年5月31日、オリックス対巨人戦で、金子千尋が9回まで4与四球1失策の無安打無得点に抑えていたが、味方の援護がなく、パ・リーグの主催試合では投手が打席に立つというこの年の交流戦特別ルールにより、9回裏一死二塁の金子の打席で代打が送られた。その後延長戦に突入したため、無安打無得点のまま降板し単独でのノーヒットノーラン達成を逃した。9回以上を無安打無得点で降板したのは2006年の八木智哉以来NPB史上2人目で、代打を送られての降板は同史上初。試合は0対1でオリックスが敗れた。 2015年5月3日、オリックス対ソフトバンク戦で、大阪ドームにおけるオリックス主催の公式戦としては史上最多となる3万6154人の観客動員数を記録した。これは野球仕様において定数ギリギリの動員数であった。 2017年6月6日、オリックス対阪神戦で、多数の観客が相次いで急性アルコール中毒の症状を訴え、救急車で病院へ搬送されたりタクシーで病院へ向かったりした。同球場では、この年の両チームの対戦においては、ビールの飲み放題チケットの販売席数を通常の4倍に当たる1,200席としていた。 2017年7月9日、この日行われたオリックス対ロッテ戦の試合前にドームの大型ビジョン下部に掲出される広告を交換する工事を行っていたところ、工事現場から長さ2メートルの鉄パイプ1本がスタンドを滑り落ちて外野フィールドへ落下して跳ね返り、そこでストレッチを行っていたオリックスの内野手中島宏之を直撃する事故が発生。幸い中島は打撲傷で済んだ。事故原因は作業中のミスで、球団は再発防止に努める旨のコメントを出した。 2017年9月30日、オリックス対ソフトバンク戦で、6回表に先頭打者の髙谷裕亮が放った打球が投手の小林慶祐の顔面に直撃、小林は出血を伴いながらその場で倒れこんだ。約10分後に救急車を直接グラウンドに入れるという異例の措置がとられ、小林はそのまま病院へ搬送された。
※この「ドームでの出来事」の解説は、「大阪ドーム」の解説の一部です。
「ドームでの出来事」を含む「大阪ドーム」の記事については、「大阪ドーム」の概要を参照ください。
- ドームでの出来事のページへのリンク