シバンムシ
シバンムシ
| 特徴 シバンムシは、コウチュウ目シバンムシ科に属する昆虫で、世界で2000種以上が知られ、日本には約60種が分布しています。その中には食品害虫として有名なタバコシバンムシやジンサンシバンムシもおりますが、ここでは、ケブカシバンムシなどの木材害虫を取り上げます。 ケブカシバンムシは、体長が4~6mm、褐色で全体が短毛で覆われ、背面には2本の不定形な帯紋がある甲虫です。木造建築物を加害する代表的な種類です。広範な樹種を加害しますが、とくに古材を好むため、古い家屋によく発生します。また神社、仏閣などでは重要な害虫となっています。成虫は6~8月に出現し、幼虫は木材内を食害して、通常は2年以上かけて成虫になります。 マツザイシバンムシは、体長3.0~6.0mm、暗赤褐色で細長い円筒形の甲虫です。トドマツ、エゾマツ、カラマツなどのマツ材から発生することがあります。 |
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