シバン行の意味
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/16 14:10 UTC 版)
シェルスクリプトの重要な点として、インタプリタの呼び出しはオペレーティングシステムの中核機能として処理される。すなわち、execシステムコールにシェルスクリプトのファイル名を渡すと、シバンをカーネルが解釈し、そこに指定されたファイルを実行ファイル、元々渡されたスクリプトファイルをその実行ファイルへのパラメータとして実行させる。初期の Bourne Shell が登場したころはこのような機能はなかった。このため現代のシェルスクリプトはシステムコマンドと同じ足場に立っているだけでなく、実際に多くのシステムコマンドがシェルスクリプトで実装されている(さらに言えば、PerlやPythonなどの言語で書かれたスクリプトも同様の機構で実行できる)。そのため、スクリプトも通常のシステムユーティリテイと同様に終了ステータスとして成功か失敗かを返すようになっていき、どういった言語で実装されているかに関わらず大規模なソフトウェアのコンポーネントとして使えるようになっていった。 標準的なシステムコマンドと同様、シェルスクリプトのファイル名には拡張子をつけないことが多い。しかし、動作中のシェルにシェルスクリプトを読み込ませる特別な機構(例えば、sh の “. ”コマンドや csh の source コマンド)を使う場合は、その限りではない
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