ギルド「J」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/29 15:59 UTC 版)
「アリアンロッド・サガ」の記事における「ギルド「J」」の解説
ギルドマスターはファング。全員がゴルフォード錬金騎士団の新兵で、ゲオルグ率いる百人隊(外人部隊という設定がある)直隷の第7伝令小隊に属していたが、対カムロート戦争中に起きた当時の団長・エイリンの死を巡る事件で追われる身となっている。 ギルド名は仮称で、シリーズタイトルの頭文字から引用した。結局、正式なギルド名は決まっていないが、「メイビー」にゲスト出演した際はエメロードのネーミングで「無垢なる光の姫の祈り(イノセントワールド)」という名前が使われている。。 ファング (田中信二 / -) ヒューリンのシーフ/アルケミスト。20歳。 アルディオン大陸を放浪する一族の出身。ゴルフォード領内で事故により父親を失い、孤児となったところをエイリンに拾われ、その養子として鍛えられていた。錬金騎士団入団後ゲオルグの指揮下に入り、対カムロート戦争では、伝令として国境であるエル川の最前線とエイリンが駐屯する本陣の間を往復していた。ある大雨の日、「雨が上がる夜明けと共にカムロート軍本陣に総攻撃をかける」とのゲオルグの上申をエイリンに伝えるべく本陣に着いたところ、目の前でエイリンが「右腕が銃の男」に射殺され、直後にカムロート軍の奇襲を受け、ゴルフォード軍本陣はファングら第7伝令小隊の4人を除いて全滅。4人も敵の砲火を避けるべく散り散りになって離脱し、そのまま殺人と敵前逃亡の罪で追われる身となった。 対カムロート戦争終結後は傭兵を家業としつつ義父エイリンの敵である「右腕が銃の男」を追って大陸中を転々としていたが、カムロートのとある街で「右腕が銃の男」=パイソンの噂を聞き、彼がいるというゴルフォードの小村・カームヒルへ向かう。 寡黙で不敵な性格だが、危機的状況でもマイペースを貫くエメリーとチャイにはしばしば調子を狂わされている。その銃声から「ハウリング」と名付けた錬金銃(外見は対戦車ライフル風)を愛用する。 鈴吹がリプレイを引き受けるに当たり出した条件は「(執筆を依頼した)田中がPC1を担当すること」だったため、本作の主人公的立場である。鈴吹には「クールでハードでシビアなリプレイを目指す」との考えがあり、ファングの設定はそれに沿う形となった。その一方、「寡黙な性格」を演じつつ自身の心情を伝えるためモノローグを多用しており、2話ではモノローグそのものがネタ扱いされている。 エメロード・ローリングスター (緑谷明澄 / -) ドゥアン(オルニス)のアコライト/ウォーリア。17歳。 『レジェンド』『ブレイド』に登場したユーノス・ローリングスターの実妹。尊敬する兄のような冒険を望んでアルディオン大陸に渡り、錬金騎士団に入団。対カムロート戦争に従軍し、エイリン暗殺事件に巻き込まれる。戦線離脱に際して自ら囮となり、友軍の銃撃を受けて倒れたところをマリーに拾われてカームヒルの神殿に運ばれ、エルマの看病を受ける。回復後は錬金騎士団に追われつつファングら第7伝令小隊の戦友を探す旅に出るが、半年ぶりに戻ったカームヒルが様変わりして途方にくれていたところ、偶然にも戦友たちと再会。異変の真相を探ることになる。 自らを「前世は天界にいた癒しの力を持つ聖女で、体内には自身の持つ力により封印されている邪悪な何かが存在する」と称し、その設定のためにわざわざ翼を黒く染めるなど、兄ユーノスに輪をかけて痛い性格だが、一方で戦闘支援と攻撃妨害に長けるユーノスの妹ゆえか強力なディフェンダーでもあり、チームの壁役として奮闘する。 事件収束後は一人で旅をしていたが、後にギルド「リインカーネーション」を結成してヘクスフォードを訪問している。 プレイヤーの緑谷は「ユーノスの妹」という設定を踏まえて「エメリーの脳内設定」を作り込んでおり、その「痛キャラロールプレイ」で、ユーノスのプレイヤーでもある田中をしばしば悶絶させている。しかしテロリズムや麻薬密造などを取り上げ犯罪小説的な要素が濃い『イェーガー』にあって、チャイと共に作品全体に漂う陰惨な雰囲気を緩和する役どころも担っている。 ルナ・チャンドラ (藤井忍 / -) エルダナーンのメイジ/ファランクス。15歳。 グラスウェルズの犯罪結社・王蛇会の一員。そのため『デスマーチ』のギィとは面識がある。「荒事に命をかけるなら、戦争のひとつでも経験してこい」という首領にして師でもあるオーレリーの命で錬金騎士団に加わった。脱走兵同然の身でグラスウェルズに帰国後は王都ベルグシーレで待機を命じられていたが、新興の犯罪結社・胡狼会が王蛇会の利権を奪っている状況に業を煮やしたオーレリーの密命を受け、胡狼会の本拠があるというカームヒルに向かう。 元が裏社会の人間とあって年齢にそぐわないクールな性格で、事あるごとに自身の妄想を開陳するエメリーやどんな状況でも明るいチャイの態度にもぶれない。魔法攻撃はもちろん、情報収集にも長ける。 『アルディオンレボリューションガイド』で追加された新地域クラス「ファランクス」を導入した初のPCである。 チャイ・ガーリー・ブレンド (大竹みゆ / -) エクスマキナのウォーリア/モンク。年齢不詳。 とある遺跡に放棄されていたエクスマキナ。ボール状のボディに手足が付いているが、普段はボディ内に収納され、謎の力で浮遊している。 心ある錬金術師夫妻の養女として育てられていたが、ある日、雨で困っていたところをグラスウェルズのリシャールに助けられたことから、彼に憧れを抱き、本式の人間型ボディを養親に求めたが、チャイのボディはブラックボックスとなっており、生命源であるコアを別のボディに移すことが出来なかった。そのため養親にゴルフォード行きを勧められ、自身を研究してもらうための資金稼ぎと出世(地位が高くなれば優先的に研究してもらえるとの意図がある)を目論んで錬金騎士団入りした。エイリン暗殺事件後は他の戦友同様脱走兵として逃亡生活を送っていたが、程なく錬金騎士団に逮捕され、新団長に就任したゲオルグとの間で裏取引し、錬金騎士団団員の間で流行っているレッドラウズの製造元調査のためカームヒルに向かう。 外観に加え自他共に認める純情乙女な性格で、一見軍人には不向きに見えるが、戦闘では手足を出し、ボクシングスタイルで戦う。
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