キスカ・ブーゲンビル・ラバウルとは? わかりやすく解説

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キスカ・ブーゲンビル・ラバウル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 07:06 UTC 版)

長波 (駆逐艦)」の記事における「キスカ・ブーゲンビル・ラバウル」の解説

キスカ島撤退作戦」も参照 7月7日第一水雷戦隊司令官木村昌福少将指揮下、キスカ島撤退作戦第一次作戦警戒部隊初霜若葉島風長波五月雨)として参加する。しかし、第一次作戦キスカ島方面晴れてきたことで7月15日作戦中止となり、18日幌筵島帰投した。第二次作戦7月22日から開始された。翌日、3隻(長波日本丸国後)はのために艦隊から落伍した24日長波日本丸艦隊合流できたが、国後依然として所在不明だった7月26日夕方突入部隊国後原因とする多重衝突事故起こす艦隊最後尾にいた若葉(第21駆逐隊司令駆逐艦)-初霜-長波前方混乱余波をうけた。まず初霜が、前方航行中若葉右舷後部衝突する後進をかけた初霜は、後続していた長波衝突した長波右側回避行動をとっており、初霜艦尾長波左舷後部衝突した外板に少し凹み生じて若干量の浸水もあったが、作戦支障無かった撤退作戦後長波以下各艦は8月3日附で北方部隊指揮から離れ原隊に戻ることとなった長波と響はタンカー日本丸山下汽船、9,971トン)を舞鶴近海まで護衛した8月7日長波舞鶴到着し舞鶴海軍工廠修理をおこなう。9月4日まで修理行った翌日長波舞鶴出撃した。 修理後9月15日長波島風重巡洋艦鳥海摩耶護衛して横須賀出撃し、トラック経由してラバウルに向かう。9月20日トラック泊地着後、各艦に分乗していた防空隊摩耶長波移乗した。摩耶長波ラバウル移動してブカ島配備予定防空隊揚陸し、トラック泊地もどった任務終了後トラック待機し10月17日からはマーシャル諸島方面出撃する第三艦隊司令長官小沢治三郎中将海兵37期)と第二艦隊司令長官栗田健男中将)の護衛就いた。 「ブーゲンビル島沖海戦」および「ラバウル空襲」も参照 10月28日連合艦隊ろ号作戦発動する。この作戦において、第一航空戦隊飛行機隊を南東方面陸上基地配備することにした。第十戦隊大杉守一少将指揮官とする輸送部隊第一部隊阿賀野初風若月長波〉、第二部隊大波風雲〉、第三部隊天津風〉、修理後投入巻波〉)は、それぞれ一航戦基地員と物件ラバウルカビエン輸送したラバウル到着後の第一部隊は、そのままブーゲンビル島トロキナ方面への殴り込みおよび逆上部隊掩護する連合襲撃部隊指揮官大森仙太郎第五戦隊司令官)に組み込まれた。連合襲撃部隊は、第一襲撃部隊妙高羽黒)、第二襲撃部隊川内時雨白露五月雨)、第三襲撃部隊阿賀野長波初風若月)として出撃した。11月1日から2日にかけての深夜生起しブーゲンビル島沖海戦日本軍敗北し川内初風喪失したラバウル帰投後、長波ラバウル空襲遭遇する11月5日空襲栗田長官重巡洋艦部隊大損害を受けたが、長波ふくめ二水戦各艦に深刻な被害はなかった。大破した摩耶第十戦隊第二水雷戦隊大部分残し重巡洋艦部隊トラック泊地退却した11月6日から10日にかけては第十戦隊とともにトロキナへの逆上作戦従事した長波兵力部署は、支援部隊麾下第二支援部隊指揮官高間第二水雷戦隊司令官旗艦能代〉、早波長波であったこの頃11月5日空襲満足したハルゼー大将は、更なる戦果拡大狙って太平洋艦隊司令長官チェスター・ニミッツ大将新手空母任務部隊派遣要請ニミッツ大将ギルバート諸島方面戦況をにらみつつ、第50.3任務群(アルフレッド・E・モントゴメリー少将)を派遣することに決した11月11日早朝第38任務部隊フレデリック・シャーマン少将)はブーゲンビル島北方から、第50.3任務部隊は同島南方から挟み撃ち格好艦載機発進させた。これに対しラバウルから発進した偵察機は第50.3任務群を発見するこれに伴いラバウル在泊の第二水雷戦隊第十戦隊折からスコールまぎれて港外脱出しつつあった。7時15分急降下爆撃機十数機の攻撃受けて甲板被弾し操舵不能になったうえ爆圧スクリュー脱落して航行不能となった数分後には、姉妹艦涼波(第32駆逐隊)が魚雷爆弾命中により轟沈した。 第二水雷戦隊第十戦隊大部分トラック泊地撤収したが、第31駆逐隊大波長波巻波)はラバウル残った長波は仮修理を受け、本格的な修理のため曳航されて後送されるになった12月3日軽巡洋艦夕張駆逐艦文月護衛下、駆逐艦水無月曳航されてラバウル出港する5日までは駆逐艦天霧護衛協力、計三回連合軍機と遭遇した被害を受けることはなかった。8日長波曳航部隊トラック入港した1944年昭和19年1月15日今度軽巡洋艦長良曳航されてトラック出港した護衛には駆逐艦卯月夕凪がついた。米軍潜水艦跳梁する中での曳航のため生還難しいとみられ、長良乗組員病院船氷川丸預けていた長良戦死者遺骨引き取り艦内安置して航海臨んだ長波回航隊は4隻とも内地帰投できた。1月24日内海西部着。長波呉海軍工廠本格的修理入った

※この「キスカ・ブーゲンビル・ラバウル」の解説は、「長波 (駆逐艦)」の解説の一部です。
「キスカ・ブーゲンビル・ラバウル」を含む「長波 (駆逐艦)」の記事については、「長波 (駆逐艦)」の概要を参照ください。

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