エンジン・燃料系統とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > エンジン・燃料系統の意味・解説 

エンジン・燃料系統

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 00:07 UTC 版)

ミラージュF1 (戦闘機)」の記事における「エンジン・燃料系統」の解説

詳細は「スネクマ アター」を参照 エンジンは、スネクマ製のアター9K50 アフターバーナー付き軸流式ターボジェットエンジンを1基搭載するアター9K50はミラージュIII/5に搭載されていたアター9C改良型で、ミリタリー推力11,240 lbfアフターバーナー使用時最大推力15,737 lbfである。 南アフリカのアエロシュド(英語版)が開発した近代化改修パッケージのスーパーミラージュF1では、ロシアクリーモフ設計局設計したアフターバーナー付きターボファンエンジンSMR-95換装された。 SMR-95ではアフターバーナー使用時最大出力は8,300 kgf(=18,298.18 lbf)に増強されている 燃料タンクについては、胴体主翼燃料タンクに4,300リットル容量確保しているほか、主翼下内ハードポイントに1,200リットル増槽胴体下に2,200リットル増槽搭載できる。また機首上部右寄り空中受油プローブ装着することも可能である。

※この「エンジン・燃料系統」の解説は、「ミラージュF1 (戦闘機)」の解説の一部です。
「エンジン・燃料系統」を含む「ミラージュF1 (戦闘機)」の記事については、「ミラージュF1 (戦闘機)」の概要を参照ください。


エンジン・燃料系統

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 06:53 UTC 版)

MiG-29 (航空機)」の記事における「エンジン・燃料系統」の解説

エンジン 詳細は「クリーモフ RD-33」を参照 エンジンは、アフターバーナー付きターボファンエンジンであるクリーモフ RD-33を2基、胴体下面のエンジンナセルに収容している。 クリーモフRD-33は、ミリタリー推力は5,040 kgfアフターバーナー使用時最大推力は8,300 kgfである。また改良型RD-33シリーズ2シリーズ3では出力強化よりも運用寿命延長重視した改良おこなわれている。 MiG-29M(9.15規格)やMiG-29K(9.31規格)では、改良型RD-33K装備された。クリーモフRD-33K最大推力は、アフターバーナー不使用時で5,500 kgfアフターバーナー使用時は8,800 kgfパワーアップされているほか、MiG-29K(9.31規格)ではさらに空母からの発艦備えて短時間限り9,400 kgfまでパワー出せた。 改良型のMiG-29M1/M2やMiG-29K/KUBMiG-35では、さらなる改良型クリーモフRD-33MKが搭載されている。クリーモフRD-33MKの最大推力は、アフターバーナー不使用時で5,300 kgfアフターバーナー使用時は9,000 kgfにまでパワーアップされている。 主翼付け根部分下部取付けられているエンジンインテークには、開閉式のドア設けられており、タキシング時にはこのドア閉めて異物侵入防いでいる、ドアには小さい穴を設けて閉じた状態でも空気取り入れられるようになっているが、それだけでは吸気流量不足するため、機体上部のLERX部分装備されルーバー型の補助インテーク開いて、そこから必要な空気取り入れるようになっている。これは国土極端に広いソ連国情反映したもので、不整地や凍土など滑走路以外から離着陸する際に異物吸い込んでエンジン損傷防ぎ、より安全に運用するための工夫である。 改良型のMiG-29M(9.15規格以降は、Su-27同様にインテーク内部格子立て方式改め、LERX上部補助インテークがあった部分には燃料タンク設置したクリーモフRD-33ブルガリア空軍MiG-29。主インテークドア閉じられており、LERX上部ルーバー補助インテーク開いている。 MiG-29Kインテークインテーク内部格子立てている。 機内燃料 初期型の9.12規格フルクラムA)では、機体胴体主翼合計7か所に燃料タンク配置されており、最大4,300リットル燃料入った改良型の9.13規格フルクラムC)ではドーサルスパイン大型化されたことにより、9.12規格よりも240リットル余分に燃料積めるようになり、機内燃料タンク容量は4,540リットル増えた更なる改良型のMiG-29M(9.15規格)では、LERX上面補助インテーク廃止したほかに、キャノピー位置を40cm高くしたのに合わせてドーサルスパインもさらに大型化させたことにより、機内燃料タンク容量大幅に増えた後継のMiG-29M1/M2やMiG-29K/KUBMiG-35同様の基本形状受け継いでいる。 MiG-29ロシア近代化型であるMiG-29SMTの9.17規格やMiG-29UBTの9.52規格では、既存の9.12規格や9.13規格、9.51規格機体ドーサルスパイン大型化して内部に1,400リットル480リットル燃料タンク追加し合計1,880リットル燃料搭載可能なように改修された。 MiG-29SMTの9.18規格やMiG-29UBTの9.53規格、9.53規格インド空軍仕様であるMiG-29UPG-UBではドーサルスパイン大型化による燃料タンク追加行われていないが、MiG-29SMTの9.19規格や9.19規格インド空軍仕様であるMiG-29UPGではコクピット直後ドーサルスパイン大型化して、950リットル燃料タンク追加している。 ミャンマー空軍MiG-29(9.12)。 ポーランド空軍のMiG-29UB(9.51) ベラルーシ空軍MiG-29(9.13)。9.12規格機体比べてドーサルスパインがやや大きくなっている。 ロシア空軍のMiG-29SMT(9.19)。ドーサルスパインがより大きくなり、途中から大きく角度変えてすぼまっている。 MiG-29M(9.15)を改修して推力偏向ノズル取り付けたMiG-29OVTキャノピー従来の9.12/9/13規格よりも高くなっているほか、ドーサルスパインMiG-29(9.13)より大型化されている。 増槽 増槽については、9.12規格や9.51規格(MiG-29UB)では容量1,500リットルのPTB-1500を胴体下に1基搭載可能であった。9.13規格からはさらに容量1,150リットルのPTB-1150を、左右主翼下面内側ハードポイント搭載可能となったまた、マレーシア空軍向けのMiG-29N/UBN やロシア近代改修型のMiG-29UBT/UBM/UPG-UB のように、9.12規格や9.51規格でも主翼下にPTB-1150増槽搭載可能なように設計ないし改修され機体もある。 MiG-29M1/M2やMiG-29K/KUBMiG-35ではPTB-1150増槽搭載可能なハードポイントが4か所に増えたほか、胴体下の増槽についてもPTB-1500よりも大型のPTB-2150が搭載可能になった。 空中給油 空中給油プローブについては開発時や製造当初には装備されていなかったが、冷戦終結後運用柔軟性の向上や、輸出商戦におけるライバルであるF-16やミラージュ2000対抗する意味合い兼ねて空中給油能力備えようになったマレーシア空軍のMiG-29Nやロシア近代化改修型MiG-29SMT/UBTでは前部胴体左舷折り畳み式空中給油プローブ追加装備されたほか、ベラルーシ空軍MiG-29BMペルー空軍のMiG-29SMP/UBP では固定式プローブ追加装備している。 また艦上戦闘機型のMiG-29Kでは、母艦であるロシア空母アドミラル・クズネツォフ」やインド空母ヴィクラマーディティヤ」および「ヴィクラント」がいずれもスキージャンプ発艦である関係上、開発当初の9.31規格から伸縮式のプローブ標準装備となっているほか、バディ給油用のPAZ-MK空中給油ポッド運用能力付与している。 マレーシア空軍のMiG-29N。前部胴体左舷の、機関砲砲口の上部に折り畳み式プローブ後付け装備されている。 ロシア空軍のMiG-29SMT(9.19)。MiG-29Nと同型空中給油プローブが、同じ場所に設置されている。 ペルー空軍のMiG-29SMP。機首左舷固定式空中給油プローブ装着している。 2005年MAKS出展されMiG-29ベラルーシ空軍MiG-29BM可能性もあるが、詳細不明)。MiG-29NやMiG-29SMTと同じ場所に、MiG-29SMPと同型固定式プローブ装備している。 インド海軍MiG-29K(9.41)、前部胴体左側面に、伸縮式の空中給油プローブ製造当初から装備されている。 胴体下にPAZ-MK空中給油ポッド主翼下に片側2本ずつのPTB-1150増槽搭載したMiG-29K(9.41)。

※この「エンジン・燃料系統」の解説は、「MiG-29 (航空機)」の解説の一部です。
「エンジン・燃料系統」を含む「MiG-29 (航空機)」の記事については、「MiG-29 (航空機)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「エンジン・燃料系統」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「エンジン・燃料系統」の関連用語

エンジン・燃料系統のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



エンジン・燃料系統のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのミラージュF1 (戦闘機) (改訂履歴)、MiG-29 (航空機) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS