ウンビペンチウム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/06 09:13 UTC 版)
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外見 | |||||||||||
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一般特性 | |||||||||||
名称, 記号, 番号 | ウンビペンチウム, Ubp, 125 | ||||||||||
分類 | 超アクチノイド元素 | ||||||||||
族, 周期, ブロック | ?, 8, g | ||||||||||
原子量 | [ - ] | ||||||||||
電子配置 | [Og]6f38s29p1 1/2(推定) |
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電子殻 | 2, 8, 18, 32, 32, 22, 8, 3(推定)(画像) | ||||||||||
物理特性 | |||||||||||
原子特性 | |||||||||||
ウンビペンチウム (羅:Unbipenchium) は、原子番号125にあたる未発見の超重元素に付けられた一時的な仮名(元素の系統名)である。
ネプツニウムの下に位置することから「エカネプツニウム」(羅: ) とも呼ばれる。
この名称と記号はそれぞれ系統的なIUPAC名の記号であり、元素が発見され、確認され、恒久的な名前が決定されるまで使われる[1]。
性質
Gブロック元素であり、既知の遷移元素やFブロック元素に無い未知の性質を持つと予想される。また、安定の島で、現在の技術で製造だが、まだ観測されていない元素の一つである。このような核種の特別な安定性は、いわゆる「フレーバーレス」9個の中間子の一つであるω7中間子のカップリングの量子効果によるものだと考えられている。
歴史
2006年、フランス国立重イオン加速器研究所の研究チームが、ウランに天然ゲルマニウムを照射する新手法で複数同位体の半減期研究を試みている。[2]。
ウンビペンチウム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 14:25 UTC 版)
1970年から1971年にかけて、ドゥブナ合同原子核研究所で亜鉛イオンとアメリシウム243の標的を用いて、最初で唯一のウンビペンチウムの合成が行われた。 24395Am + 66, 6830Zn → 309, 311125Ubp* → no atoms 原子は検出されず,断面積の限界は5nbと決定された。この実験は、Z ~ 126やN ~ 184付近の原子核がより安定である可能性に基づいて行われたが、最近の研究では,安定の島はむしろより低い原子番号(コペルニシウム、Z = 112など)にあるのではないかと考えられており、ウンビペンチウムのような重い元素の合成には、より感度の高い実験が必要であるとされている。
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