アルゴス小隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 08:03 UTC 版)
『EXODUS』においてダスティン・モーガンが率いるファフナー部隊。交戦規定アルファの発令に従い、フェストゥムおよび同化された人間や地域への攻撃を主任務とする、いわゆる汚れ役専門の部隊。しかし、実態は交戦規定アルファを言い訳にヘスターの障害を合法的に抹殺する新国連本部の私兵であり、同化されていない友軍や民間人を抹殺するために基地司令を暗殺して基地を乗っとるという暴挙にも及ぶ。作中では派遣部隊とペルセウス中隊を抹殺するためにダッカ基地を乗っ取って執拗に追撃するが、竜宮島との合流、ダーウィン基地、第四次蒼穹作戦の戦闘を経て全滅する。 ダスティンを隊長とし、キース・ウォーター、ハインツ・ビットナー、チェスター・ゲインが所属する。 所属するファフナーは全て黒で統一されている。
※この「アルゴス小隊」の解説は、「蒼穹のファフナー」の解説の一部です。
「アルゴス小隊」を含む「蒼穹のファフナー」の記事については、「蒼穹のファフナー」の概要を参照ください。
アルゴス小隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 06:15 UTC 版)
「蒼穹のファフナーシリーズの登場人物」の記事における「アルゴス小隊」の解説
ダスティン・モーガン 声 - 中村悠一 人類軍少佐。ビリーの兄。トローンズ・モデル(ラファエル)を愛機としている。ハワイで増援のファフナー部隊を率いるモーガン隊隊長として対フェストゥム戦に赴くが、アザゼル型・ロードランナーの圧倒的な戦力の前に敗北する。 2151年にはフェストゥムに同化された者を処理する任務を担う「アルゴス小隊」の隊長として、弟・ビリーを後方任務へ付くよう根回しした上で別行動中であったが、弟がペルセウス中隊に転属したことは知らされていなかった。ハワイでの経験による後悔から交戦規定アルファを必要悪としているが、カマルからは事実を一切確認せず同胞殺しを行うために「フェストゥムと何ら変わらない新国連の狗」と非難され、再会以後ビリーからの信頼も失う。 ナレインの影響力と思想に多少なりと理解を示す様子もあったものの、交戦規定アルファを拒否したナレインの理解者だったカマルを始末してダッカ基地を乗っ取り、味方増援が来たと出迎えた広登の射殺を皮切りに、派遣部隊とペルセウス中隊を(カマルからペルセウス中隊入を聞かされていたビリーだけは保護した上で)殲滅すべく襲撃するも、ザルヴァートル・モデルの力と真矢の行動の前に失敗する。最終的にペルセウス中隊と竜宮島の合流を許すことにはなったが、ビリーを「アルゴス小隊が送り込んだ工作員を回収した」という名目で保護する。 溝口が真矢奪還のためにヘスターとの会談にダーウィン基地を訪れた際には、警護のためビリーを加えた部隊を率いて出撃。クローラー群襲来時には交戦規定アルファを拝命するが、その際もフェストゥム襲来にもかかわらず竜宮島の輸送機に武装解除を要求するなど見当違いな対応をしており、一蹴されている。その後は真矢のマークジーベンにキースとチェスターが撃墜されたことに激昂して彼女に一騎討ちを挑む。だが、自らの痛みを厭わない真矢の機転によって返り討ちに遭い、マインブレードをコクピットへと突き立てられて乗機が爆散、戦死する。 必要悪とする交戦規定アルファを自己の都合の良いように解釈して行使する、他者は平気で踏みにじるのに自分の弟だけは保護するなど、彼の行動には正義や大義は全く無く因果応報としか言いようがない最期を迎えるが、それがビリーの心に影を落とす結果となる。 キース・ウォーター 声 - 宇乃音亜季 アルゴス小隊の女性隊員。モーガン隊時代はパワーズ・モデル(オリンピア・エンジェルス)、アルゴス小隊以降はドミニオンズ・モデル(ガブリエル)を愛機としている。ダスティンとは概ね同格の立場で、フランクに接する。元々はジョナサンたち同様モーガン隊に所属していたが、ハワイへの増援にて核攻撃をものともしないアザゼル型を見てフェストゥムに勝てないという絶望感を抱く。 「フェストゥムを口説きかねない」と称されるほど大らかだが、汚れ役のような任務も意に介さず楽しげに殺しに臨むなど破綻した性格で、同化されていない者も同化されたと決めつけ、真矢が捕虜となった際にも侮辱的な発言・行動を嬉々として行っている。一方で仲間意識は強く、汚れ役の責任を一人で背負い込もうとするダスティンを軽いノリながらも諭すといった、性格は歪んでいるが仲間にだけなら気を遣える面も持っている。 脱出行メンバー始末の際は、命令には反するがビリーだけは保護したいというダスティンの考えを「ずるいやつが生き残る」と肯定し協力を表明する。ダーウィン基地におけるクローラー群襲来時には、真矢のマークジーベンと交戦し撃墜されるも生還、己への屈辱とダスティンを死へ追いやった真矢への身勝手な憎悪と殺意を募らせる。その後は支配されたジョナサンに復讐を促され、アイやビリーと共にファフナー大隊へと加入し、竜宮島部隊と対峙する。その頭にはもはや真矢への復讐心しかなく、ビリーと2人でマークジーベンを道連れにフェンリルでの自爆戦法を図るが、真矢にハッキングでカウントを止められる。コクピットから外へ出てケーブルを破壊しフェンリルを再起動するも、ジーベンに振り払われ落下、最後は哄笑をあげながらフェンリルの爆発に巻き込まれて戦死する。 ダスティンとは違う形で、人類軍の疲弊と腐敗の末期症状を強調する人物であったと言える。 ハインツ・ビットナー 声 - 泉大智 アルゴス小隊の男性隊員で、元メカニック。トローンズ・モデル(サンダルフォン)に搭乗する。戦場では嬉々として戦う好戦的な性格だが、生還率の高い所属を希望してアルゴス小隊入りした経緯があり、そのためには味方殺しすら厭わない卑劣さを持つ。ペルセウス中隊と竜宮島合流地点にて真矢を捕まえようとするが、ウォルターに防がれ、さらに彼のフェンリルを使った自爆に巻き込まれて戦死する。 チェスター・ゲイン 声 - 栗原吾郎 アルゴス小隊の男性隊員。ハインツの同僚の黒人系。パワーズ・モデル(エイワース)に搭乗する。同化された者の始末に対しある種の義務感を抱き、利己的なキースやハインツと比べてまだまともである。ダスティンが増援として駆けつけたハワイ基地ゴールド隊の唯一の生き残りでもある。ハインツの戦死後、彼に代わって真矢を捕える。ダーウィン基地にて、マークジーベンに乗る真矢との戦闘で撃墜され、戦死する。
※この「アルゴス小隊」の解説は、「蒼穹のファフナーシリーズの登場人物」の解説の一部です。
「アルゴス小隊」を含む「蒼穹のファフナーシリーズの登場人物」の記事については、「蒼穹のファフナーシリーズの登場人物」の概要を参照ください。
- アルゴス小隊のページへのリンク