アクイロニア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 05:44 UTC 版)
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アクイロニア
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アルマリック・アスヴァール 28歳独身。登場当初の階級は大佐。周囲からは「A・A(ダブルエー)」と呼ばれている。医学生のころに学費を稼ぐアルバイトとして軍の衛生兵をしていたが、クンロン軍との戦闘中に負傷した中隊長に代わって部隊の指揮を執り脱出に成功したことがきっかけとなり軍人に転向。以降、戦場で武勲を重ねていく。癖のある言動と士官学校出身ではないため上官や同僚からの評判は悪いが、部下からは尊敬を集めている。地図を見るのが趣味であり、一度も行ったことのない土地でも、地図を基に作戦立案と指揮を執れると豪語する優れた地理感覚の持ち主。また、ジグソーパズルが好きで、リュウ・ウェイとはその縁で友人になった。 ニュー・キャメロット軍の侵攻に際し、リュウ・ウェイの推薦により市防衛司令官に任命され、同時に准将に昇進する。ニュー・キャメロット軍を撃退した後は、その功績により少将に昇進し市防衛局次長に任命される。また、これ以降その武名を賞して「AAA(トリプルエー=アルマリック・アスヴァール・オブ・アクイロニア)」と呼ばれるようになる。 西暦2192年には中将に昇進し装甲野戦軍司令官を兼務してブエノス・ゾンデ攻略戦に参加するが、六都市による大同盟軍の欠陥を察知し、戦闘にほとんど参加せず自軍の温存に努めた。西暦2193年のブエノス・ゾンデ再攻略戦には再び司令官として参加。進撃を続けるが蝶ネクタイ党軍に苦戦し、さらにニュー・キャメロット軍が迫っていることを知り、リュウの助言を容れ、ギルフォード、クルガンらと「サンラファエル秘密協約」を結びブエノス・ゾンデの分割占領を行う。 ニコラス・ブルーム 33歳。モーブリッジ長期政権に嫌気の差した市民により元首に選出される。アクイロニア政界の名門出身で哲学博士の学位を持ち、政治家になる以前はジャーナリストや学者をしていた。政治姿勢としては全員を満足させようとして全員に不満を抱かせる傾向がある。また、他人の功績をねたみ、自身の権力を奪われることに異常なまでの恐怖を感じており、友人のリュウ・ウェイを頼りにしつつも、その才能を恐れている。 特にアニメ版では、ニュー・キャメロット軍を敗北させた後、リュウの逮捕命令を出している。 リュウ・ウェイ 31歳。花畑を所有する園芸家だったが、園芸家組合でのトラブル処理能力を買われ、立法議会議員に選出されてしまう。ブルームとは友人であり、かつ彼の参謀役でもある。ジグソーパズルが趣味で、その縁でアスヴァールと友人になった。 ニュー・キャメロット軍のアクイロニア侵攻に際してアスヴァールを迎撃指揮官に推薦し、ニュー・キャメロットへの牽制のため、特使としてクンロンに赴き中立を約束させる。ブルームの人間性を熟知しており、戦後は粛清を避けるため姪のマリーンと共にタデメッカに移住しオレンジ農園を経営する。3年後、デイビスからサンダラー軍への侵攻の知らせが来た際、ギュンター・ノルトに自由裁量権を認めるよう働き掛ける。 タデメッカへ亡命後もアスヴァールとの交流は続けており、農園で採れた作物を送っている。アスヴァールからは「トマト通信」と呼ばれ、アスヴァールへの助言も併せて送っている。 アニメ版では「オリンポスシステム」を無効化する研究を行っており、その研究をブルームに感付かれたため、アクイロニアを脱出する。 小説の挿絵やアニメ版では整った髪形で、髪の色も薄め(小説では具体的描写が無いが、アニメ版では濃い目の茶髪)に描写されているのに対し、フクダイクミの漫画版ではボサボサの黒髪になっている。星野之宣の漫画「七都市物語 ペルー海峡攻防戦・外伝」ではやや癖のあるベタ塗り無しの髪となっている。 マリーン 15歳。リュウ・ウェイの姪。リュウの姉の夫の連れ子であるため血のつながりはない。両親の事故死後、リュウに引き取られ一緒に暮らしている。 ボスウェル 正規軍中佐。ニュー・キャメロット軍侵攻時の作戦会議の席で唯一アスヴァールの作戦に賛同する。戦後、大佐に昇進しアスヴァールの高級副官に任命される。 マディソン 正規軍少将。レナ河口に展開する外洋艦隊の指揮を執るが、ギルフォードの奇策に陥り戦死する。 アニメ版では、序列を笠に着てアスヴァールを見下す傲慢な人物として描写されている。 チャールズ・コリン・モーブリッジ 元アクイロニア元首。幾度かの軍事的・外交的危機を処理し、官僚組織を改革するなど辣腕を発揮し市民の人気を集め、5期25年に渡って元首を務めた。晩年は息子に元首職を世襲させ「モーブリッジ王朝」を築くことを夢見たが、任期満了の90日前に急性脳出血で死亡した。 死亡した当日には、自身の引退と息子の元首選出馬を表明する会見が予定されていた。
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