アクイタニアとは? わかりやすく解説

アキテーヌ地域圏

(アクイタニア から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/19 03:27 UTC 版)

アキテーヌ
Aquitaine
アキテーヌの旗
位置
概要
首府 ボルドー
Bordeaux
地域圏知事 {{{地域圏知事}}}
人口 3,072,060人
(2005年)
面積 41,308km²
18
小郡 235
コミューン {{{コミューン数}}}
ISO 3166-2:FR FR-B

アキテーヌ地域圏(フランス語Aquitaineオック語Aquitàniaバスク語Akitania)は、かつてフランス南西部に存在した地域圏である。北はリムーザン地域圏およびポワトゥー=シャラント地域圏と境界を接し、南はスペインと国境を共有する。西は大西洋に面している。

本地域圏は、5つの県(ドルドーニュ県ジロンド県ランド県ロット=エ=ガロンヌ県ピレネー=アトランティック県)を包含していた。地域圏内の最大都市はボルドーである。

この地域に居住する人々は、アキテーヌ人と称される。

概要

アキテーヌ地域圏は、歴史的にはローマ帝国の属州ガリア・アクィタニア(ラテン語: Gallia Aquitania)であった地域に由来し、「アキテーヌ」という名称はガリア・アクィタニアの訛りによるものである。

主要都市と産業

地域圏の州都であるボルドーは、ワインの集散地として世界的に知られている都市である。主要な産業としては、農業、食品工業、化学工業などが挙げられる。

ガスコーニュ地方

地域圏南部に位置するガスコーニュ地方は、アレクサンドル・デュマ・ペールの小説『三銃士』の主人公ダルタニャンの故郷のモデルとなった地域として知られる。かつてフランス国鉄が運行していたTEE(Trans Europ Express)列車の愛称にも用いられていた。

面積と人口

アキテーヌ地域圏の面積は九州とほぼ同じ程度であり、人口は茨城県と同程度の規模である。

地域圏の統合

2016年1月1日、アキテーヌ地域圏はリムーザン地域圏ポワトゥー=シャラント地域圏と統合し、新たにヌーヴェル=アキテーヌ地域圏となった。

行政区画

名称 人口(人) 州都/主府/本部 備考
ジロンド県
Gironde
1,360,000 ボルドー
Bordeaux
ドルドーニュ県
Dordogne
398,000 ペリグー
Périgueux
ランド県
Landes
347,000 モン=ド=マルサン
Mont-de-Marsan
ロット=エ=ガロンヌ県
Lot-et-Garonne
315,000 アジャン
Agen
ピレネー=アトランティック県
Pyrénées-Atlantiques
625,000 ポー
Pau

地理

面積は 41,309 km2 あり、フランスの地域圏の中では3番目に広く、フランス領土の約 8% を占める。南部のピレネー山脈に囲まれた部分はパリから切り離されている。

経済

農業

  • ブドウはこの地域で飛び抜けて生産量が高い。
  • 北部において林業が盛んであり、ヨーロッパ最大のマツ林、ランドの森がある。
  • ウシの生産が増えている。

埋蔵資源

産業

  • ワイン醸造が盛んであり、ワインと、副産物の占める割合がこの地域の工業、文化的に非常に大きい。アメリカ合衆国政府による統計によると、7億リットルのワインがボルドーで生産されている。
  • 主にダッソー・グループによる航空宇宙産業。

サービス

  • ポーボルドーには大学があり、8万人以上が通学している
  • 観光産業も盛んで特にコート=ダルジャン英語版周辺にサーファーや日光浴のために訪れる人が多い。

参照

関連項目

座標: 北緯44度35分 東経0度00分 / 北緯44.583度 東経0.000度 / 44.583; 0.000


アクイタニア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/08 08:37 UTC 版)

ガスコーニュ」の記事における「アクイタニア」の解説

紀元前56年ガロンヌ川ピレネー山脈大西洋囲まれ地域居住していたバスク語を話す人々集落ローマ軍征服、この地域をアクイタニアと呼んだ紀元前27年にはガロンヌ川以北ケルト人集落含めたローマ帝国属州ガリア・アクイタニア成立した。なお、現在では、アクイタニアに由来する地名アキテーヌは、ガロンヌ川北部アキテーヌに対して使われている。

※この「アクイタニア」の解説は、「ガスコーニュ」の解説の一部です。
「アクイタニア」を含む「ガスコーニュ」の記事については、「ガスコーニュ」の概要を参照ください。

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