ガロンヌ川とは? わかりやすく解説

ガロンヌ‐がわ〔‐がは〕【ガロンヌ川】

読み方:がろんぬがわ

Garonneフランス南西部流れる川。ピレネー山脈に源を発し北西流してジロンド川とよぶ細長い三角江に注ぐ。長さ575キロ下流地方ブドウ大産地。


ガロンヌ川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/28 16:36 UTC 版)

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ガロンヌ川
トゥールーズ市街
延長 647 km
平均流量 610 m³/s
流域面積 55,000 km²
水源 ピレネー山脈
水源の標高 1,872 m
河口・合流先 ジロンド川
流域 スペイン
フランス
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流路

ガロンヌ川(ガロンヌがわ、フランス語:Garonne、カタルーニャ語,オック語:Garona)は、スペインカタルーニャ州北西部に発し、フランス南西部を流れる長さ約647kmのである。スペインではガローナ川と呼ばれる。

名前の由来

「ガロンヌ」という名前は、古いガスコーニュ語で「川」を意味するGarumnaという言葉に由来している。それは古いバスク語に関連する言語であるアキテーヌ語のkharr-onnaからきたと考えられている。

kharr-は「岩」を意味する。これは、バスク語で「石」を意味するharriにも近い。-onna-unn-)は「川の源」を表す古いインド・ヨーロッパ語族の接尾語であり、セーヌ川ソーヌ川のように西ヨーロッパの川の名前に見ることができる。

地理

スペイン、ピレネー山中のアラン谷に源を発する。トゥールーズを流れ、ボルドードルドーニュ川合流ジロンド川となる。

ガロンヌ川は、途中でアリエージュ川タルン川ロット川という3つの大きな川を合わせる。ボルドーに入ってからドルドーニュ川と合流し、ジロンド川と名を変え96kmほど流れて河口に到達する。他の支流としてはサーヴ川などがある。

ガロンヌ川は世界でも数えるほどしかない潮津波が起こる川の一つである。海から112kmほど離れたCambes村でもサーフィンや水上オートバイをすることができる。

流域の都市

スペイン リェイダ県
ビエリャ
フランス オート=ガロンヌ県
ミュレトゥールーズ
フランス ロット=エ=ガロンヌ県
アジャンマルマンド
フランス ジロンド県
ベグルボルドー

水運

ガロンヌ川は、内陸の水運において重要な役割を果たす。遠洋航海をする船は、ボルドーの港まで航行が可能である。ガロンヌ川は大西洋地中海の「2つの海を結ぶ水路」の一部であり、フランス南部の農業地帯から大西洋への貨物の運搬において短く安全なルートを提供している。

海からきた船はジロンド川をさかのぼり、左手のボルドーの港まで行く。ボルドーの"Pont de Pierre"(石の橋)までは大抵の船が運航可能である。大きい船はボルドーに残し、川用の船に乗り換える。川用の船はさらに上流の運河との合流点まで行くことができる。トゥールーズではミディ運河への連絡のために、船は53箇所の閘門を通り抜けることになる。

関連項目


「ガロンヌ川」の例文・使い方・用例・文例

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